マンガマンガ

SF

赤の他人

自分以外の人間は皆、「赤の他人」なのではないか…? そんな疑問を持った少年を主人公にした、サスペンスSF短編です。少年アキラは両親の素振りに疑惑を覚えた。彼らは本当は赤の他人ではないか、と。疑惑は次々に湧いて膨らむ。自分の一生は筋書きのある芝居ではないか、自分はどこかから観客に見られている劇中人物ではないか…と。...

アトムキャット

お父さんがロボット研究者のつぎ夫は、お父さんの影響で「鉄腕アトム」のファン。拾った子猫がアトムに似ていたので、「アトム」と名づけて飼っていましたが、一緒に自動車事故にあって、子猫のアトムは死んでしまいます。ところが、自動車に乗っていたカップルは、新婚旅行中の宇宙人カップルでした。彼らは轢いてしまった二人を「もとどお...

アトム今昔物語

2017年のある春の日、アトムは海で、大爆発に巻き込まれます。そこでアトムは、昆虫に似た宇宙人の女・スカラと出会います。スカラは住んでいた星で結婚生活に飽き、宇宙船で地球にやってきたのでした。スカラを爆発から救ったアトムが、家に帰ろうと町に出てみると、なんと時代がさかのぼって、50年前の1969年にきてしまっていま...

アトム大使

1951/04-1952/03 「少年」(光文社)連載地球人と宇宙人の共存と対立をテーマとしたSFマンガで、アトムが初めて登場した作品です。未来の地球……。ある日そこへもうひとつの地球から、大移民団がやってきました。そのもうひとつの地球には、日本もアメリカもあり、この地球人とまったく同じ顔をした人々がいたのです。し...

アバンチュール21

1998年、成層圏マンモス旅客機・ルナパーク2号は、ニューヨークから東京へ向かっていました。その船の中には、ルナパーク一号の事故で両親を失った西谷イサミという少年が、ペットの賢いウサギ、ミミと一緒に乗っていました。旅客機に同乗していたサリバン氏の娘のカラーに、両親の敵、と突っかかるイサミでしたが、カーラとサリバン氏...

偉大なるゼオ

『偉大なるゼオ』は、現代に突然出現した百万年前の巨大ロボットと、それに関わった人間達が織り成すSFドラマです。登山中に霧に囲まれ、洞穴に避難した村上兄弟は、氷漬けになった巨大な怪物を発見します。氷の中から掘り出された怪物は東京の街中へ運ばれますが、突然目を覚まして暴れ始めました。「ゼオ」と叫びながら破壊を続ける怪物...

1985への出発

終戦直後、田中カズオ(十三歳)、キミコ(十七歳)、テツ(六歳)は、浮浪児収容施設から脱走した。彼らは不思議な老人の導きで、四十年後の1985年へ行く。そして思いも寄らぬ人間に変貌した未来の自分たちと出会う。...

いのちの豆じしゃく

1955/10/10 「小学生朝日新聞別冊 読みものとまん画 8号」(朝日新聞社)掲載 地球と人工衛星を自由に行き来できる宇宙列車がある時代、子供のお土産を探していた紳士は、露天で磁石を売っていた少年から磁石を一つ買います。ところが紳士はお釣りを受け取り損ねてしまい、少年は紳士を追いかけて、間違って宇宙列車に乗っ...

上を下へのジレッタ

「鼠が関ビル」工事現場地下で、売れないマンガ家山辺音彦が仮死状態で発見された。彼に聴診器を当てがった医師は喪神状態に陥る。音彦は、自らの妄想世界「ジレッタ」に他人を引き込み没入させる能力を秘めていたのだ。 一方山辺の恋人・越路君子もまた、お腹が減ると絶世の美女に変身する、という特異能力を秘めていた。彼らの能力に目を...

宇宙からのSOS

宇宙救助センターの光子ロケットパイロット、石井一郎は、アルファ・ケンタウリ星方向から発信される微弱なSOSの宇宙電波を受信。救助に出発する。だが、彼が超光速で急行したことが、思いも寄らぬ事態を引き起こす。...

宇宙狂想曲

己の逮捕を予感したガリレオは、ヒツジのメルに研究記録をパリへ運ばせた。メルは命懸けで使命を果たす(第1話)。199X年、火星の領土権を争い、ほぼ同時に到達した日本隊とカタロニア隊は殺し合う(第2話)。...

熟れた星

世界で最も荒れ果てた、アラビアのある土地に住む一家がいた。五十年前カナダの森で、祖父が女の姿をした〝神〟の警告を聞き、そんな土地へ移ったのだ。昔種子を蒔いた者らが行う、地球生命の刈り取りを逃れるために。...

S.F.FancyFree(シリーズ)

「ファンシーフリー」は“気楽に、気ままに”という程度の意味で、ディズニーの長編アニメーション「ファン・アンド・ファンシー・フリー」からとられたもの。時にマンガ、時に絵物語と様々な形式で描き分けられる大人向けのマンガ版ショート・ショートSFです。ある農夫の家に突如現れた「ふえるコロッケ」。食べても食べても増えるそれは...

おいつめられた男

1963/11/02 『サンデー毎日別冊 秋の特選読物号』(毎日新聞社) 掲載 10年ぶりに密航で国に帰ってきた男。ちょっとした「不道徳」を犯すたびに人々が奇妙な目つきで自分をじろじろと見ることに気が付きました。たまらずに裏路地の酒場に駆けこむと、隣の客に「我が国は数年前、ひどく道徳がみだれたんで、いまは道徳令が...

黄金のトランク

地獄谷近くのホテル「観光荘」に突然やってきた謎の男。男は新聞記者の鳳俊介を名乗り、黄金のトランクを下げていました。よほどの金持ちか? それとも…? 怪しいその男は泊まった晩、部屋で、例のトランクを残したまま、忽然と姿を消してしまいます。びっくりした関係者が警察に電話をしようとしたところ、遺留品の黄金のトランクは悪人...

オズマ隊長

青山博士の薬で知能を昂進された世界の赤ん坊たちが、自らの意志で強い手段に訴え、世界平和が実現された。成長後彼らはその監視機関「世界こども連盟」を結成。博士の息子・青山オズマを隊長とする「世界こども連盟」が世界中で起こる数々の事件を解決する!...

怪人コロンコ博士

1947/10/05 同盟出版社 発行 ヒゲオヤジが開発した、透明人間になれる光線「Q-Q-光線」を付け狙う、怪人コロンコ博士! 博士に光線銃を奪われたヒゲオヤジとケン一君は、博士のアジトに取り返しに行くと、そこには様々な罠がいっぱい仕掛けられていた。...

火星からきた男

火星からやってきた男と、地球人たちの衝突を描いたSF短編です。チルチルとミチルという貧しい兄弟は、ある日、行きだおれていた謎の男を助け、金のタネをもらいました。実は、そのハリールと名のる男は火星人で、地球へ水をもらいにやってきたのです。しかし、地球人は会議ばかりしていてなかなか話が進まず、さらに、マルピギー博士とい...

火星博士

航海中のブートン博士とケン一くんは、暴風雨に巻き込まれ、その隙に悪人にさらわれてしまいます。さらわれた先はポッポ博士と名乗る科学者の実験場。地球の気象を自由に操る機械を開発し、地上の混乱をたくらむポッポ博士は、自分の研究をブートン博士に手伝わせようとします。脱走を試みるブートン博士とケン一くん、それを助ける心優しい...

火星物語

1960/01/15 「中学コース 臨時増刊」(学習研究社) 掲載 火星にやってきた地球のロケットから、地球人が降り立ちました。気がかりなのは、火星人のこと。どんな獰猛な人々なのかわからない。ロケットの乗組員たちは武装をして出かけますが、歩いているうちにだんだん、火星人に対する恐ろしい妄想が膨らんできます。荒野を...

ガラスの城の記録

資産家札貫家の家長・礼蔵は、資産を増やすために一家全員で冷凍睡眠をすることにした。ところが札貫家が眠りについた後、冷凍睡眠は法律で禁じられることになる。彼らの眠る屋敷はいつしか、「ガラス屋敷」と呼ばれ、忌み嫌われるようになった。交代で起きたり眠ったり、を繰り返していた一族は、兄弟・親子の年齢が逆転したり、長年の冷凍...

ガラスの脳

列車事故で亡くなった母が産み落とした由美は、昏睡状態のままで発育し続けた。十七歳の時に、幼い頃から彼女を見守ってきた少年雄一のキスによって覚醒。わずか五日間で十七年分もの信じがたい成長を遂げるのだが…。...

帰還者

若者グループが、レンタ・ロケットでの宇宙の旅から地球へ帰る途中、異星人の輸送船から水を分けてくれとの救援を求められた。吉良らメンバーはその船に移ったが、船内の機器が金で出来ているのを見て、悪魔と化す。...

来るべき世界

地球最後の日をテーマに描かれた、手塚治虫の初期SFを代表する長編マンガです。たびかさなる核実験の影響で、人類の知らないところでひそかに新人類フウムーンが誕生していました。山田野博士は、その危険を世界中に警告しますが、誰も耳をかさず、とうとうスター国とウラン連邦が戦争を始めてしまいます。ところが、ちょうどそのころ、地...

キャプテンKen

アメリカの西部開拓時代を思わせる、火星の開拓時代を舞台としたウエスタン調の異色SF活劇です。ある未来。人類は火星へ移住を始めていました。しかしそこにはすでに、先住民族である火星人が暮らしていたのです。人類は火星人を迫害し、人類と火星人は憎みあっていました。そんなおり、ヘデン市のはずれで農場を営んでいた星野一家に、地...

吸血魔團

体を縮小する薬で小さくなったケン一とおじさんが、人間の体内を冒険する物語です。ケン一のおじさんが発明した薬Z・X(ツエレンエキス)を注射して体の縮んだふたりは、ある少年の体内へ探検に向かいました。ふたりが肺に着くと、そこでは結核菌たちが、肺に穴を開ける大工事の真っ最中でした。結核菌たちは、人間語を教えてもらうために...

Qチャンの捕物帳

1948/05/25 「密林の少年王」(新生閣) 掲載 ピープル博士の素晴らしい発明品を奪おうと企む悪者を発見したQチャンは、悪者を尾行しアジトに忍び込むが、あべこべにつかまってしまう。悪人の裏をかいてうまくアジトを逃げ出したQチャンは悪者達の企みを博士に報告した。ところが悪者は今度は博士の娘・P子を連れ去って人...

銀河少年

1953/04-1954/02 「おもしろブック」(集英社) 連載アラスカの奥地で苦労しながら暮らしていた日本人少年・ケンジは、大氷河の訪れで街を放棄した人々に見捨てられ、アメリカのアンダーソン製造会社に引き取られた。いっぽうケンジが森の中で助けた狼のブウは、大氷河を溶かす兵器の影響で、金色に光狼に生まれ変わり、怪...

SF

空氣のたらぬ國

1949/03/27 『漫画大行進』(三島書房) 所収 自宅の物干し台の上で、惑星観察に余念のないケン一くん。妹が心配して「かぜひくわよ」と声をかけても上の空です。 いつの間にかケン一くんはヒゲオヤジ、妹とともに火星行きのロケットに乗っています。やがてフォボスに一時着陸した一行は、たこのおばけのような生物に出会い...

グランドール

人間そっくりに変身する人形を地球に送りこみ、密かに地球侵略をしようと企む宇宙人と戦う少年の活躍を描いた地球侵略テーマのSFです。中学生の宇津木哲男、通称テッチンは、意志が弱く自己主張を持たない平凡な少年でした。その哲男が、学校の帰り道で女の子が殺されているのを発見! ところが警察に知らせに行っている間に女の子の姿は...

月世界紳士

1948/11/20 単行本(不二書房)日本の有名な昔話「竹取物語」の設定を、現代に置き換えて描いたSFファンタジーです。ある村にロケットが落下しました。三日月博士ら、科学者たちがそれを持ち去ったあと、村のおじいさんが、そこで卵から生まれた赤ん坊を見つけます。赤ん坊はサヨコと名付けられ、おじいさんとおばあさんに育て...

月世界の人間

奇人の科学者ケイバーと知り合った主人公は、彼が発明した引力遮断物質ケイバーリットを用いた球体に乗り込み、ともに月へ向かう。そこは奇怪な月人の住む世界だった。原作はH・G・ウェルズの『月世界最初の人間』。...

ケン1探偵長

少年探偵ケン一が、数々の謎やトリックをあばいて事件を解決する探偵マンガです。ケン一は、全国に26もの支社をもつ少年秘密探偵結社の探偵長です。そしていつもケン一と行動を共にしているのが、九官鳥のドングリです。ドングリは、いちど聞いた人の声は録音機以上の正確さで再生することができ、高い場所、狭い場所にも入りこめ、野鳥た...

ゴブリン公爵

古代中国で製造された青銅の巨人をめぐって展開する古代史SFアクションです。予知夢を見る少年・珍鬼は、中国・安陽の遺跡から夢に見た巨大な燈台鬼を発掘しました。それは3000年前、はじめて中国を統一した殷(いん)王朝が守護神として造った魔神で、念力で自由に動かせる恐るべき破壊ロボットだったのです。珍鬼は、神通力をもつ少...

最後はきみだ!

ある村が、ミグルシャ国の原子力潜水艦の海兵隊によって占領された。学校の先生から、3人の少年は、山向こうの飛行場に手紙を届けるように頼まれる。小学校を脱走した3人は、海兵隊の執拗な追撃をかわし山頂を越えようとするのだが、謀略放送に心を動かされ、死の恐怖に脅えるヨッチン、チンチクの二人と絶交し捨て去った一人の少年は、「...

38度線上の怪物

ケン一とヒゲオヤジが小さくなって人間の体内へ入り、結核菌と戦うSFです。カビのはえたパンを食べたケン一とヒゲオヤジのふたりは、急に体が縮みだしました。そして塵(ちり)に乗って漂ううち、結核を病んだ少年の鼻から、少年の体内へ入りこんでしまいます。するとそこでは、結核菌が白血球と戦争をしていました。一度は結核菌にとらえ...

サンダーマスク

1970年代のある夜、SF大会に出席するために名古屋を訪れていた手塚治虫の前に、謎の巨大で毛むくじゃらな怪物が現れます。命からがら怪物から逃げた先、一軒家に住む命光一という青年は、実は変幻自在の怪物「デカンダー」と戦う、サンダーという怪人だったのです。命光一は、以前は公害で体を蝕まれ、世をはかなんでいた飯田光一とい...

ジェットキング

変身ヒーローの魅力は、世をしのぶ仮の姿にあり、と思うのです。スーパーマンが普段は平凡な新聞記者・クラークとして生活しているように、いざというとき以外、本当に強いところを見せないのがカッコいい。普段の姿がちょっと頼りなくても、変身すると強い、というギャップが良いのです。しかし、もし、スーパーマンからスーパーマンの部分...

シャミー1000

ネコ型宇宙人による地球調査の目的は高度に合理化された自分たちの世界が失った「愛」のサンプル収集。地球人を捕獲し実験動物化する調査隊だが、隊員のシャミー1000は、高校生四村を調べるうち、愛に目覚め始める。...

ジャングル魔境

白領コンゴの東域に映画の撮影にやってきたノルマル映画会社のアフリカ撮影隊一行。現地人の村に滞在しながら飛行機を使ってジャングルを撮影している最中、一行は奇妙な塔がフィルムに映りこんでいることを発見します。何かのネタになるのでは、と塔の捜索に行ったブク・ブック氏は、それきり行方不明になってしまいました。ブク・ブック氏...

白いパイロット

ふしぎな運命を背負った双児の兄弟が、敵と味方にわかれて戦うSF戦記です。軍国主義の国・ミグルシャ王国で、秘密警察に殺されたポスク博士には、双児の子どもがいました。博士の死後、その子どものうちのひとりは、女王に拾われてマルスという名の王子になりました。そしてもうひとりは、奴隷として地下工場へ送られ、日本人の伴俊作が、...

スーパー太平記

江戸時代末期の日本で育った未来人の少年が、奇想天外な発明品を作って悪人と戦うSF活劇です。時間機械で未来からやって来た加賀美博士夫妻は、時間機械の事故により、江戸時代に赤ん坊を置き去りにしてしまいました。その赤ん坊は、女スリのコンニャクお伝に拾われ、駒助と名づけられて育ちます。それから数年後、元気な少年に成長した駒...

聖女懐妊

南川博は、A4級型アンドロイドの部下マリヤと土星の衛星チタンの基地で暮らし、七年目に彼女と結婚した。そこをフォボス特殊刑務所からの脱走囚らが襲い博を射殺。マリヤを酷使するが、彼女は自分が妊娠中だと言った。...

世界を滅ぼす男

終戦を迎えたとはいえ、まだ戦争の記憶も新しかったであろう1954年の10月に発表されたこの作品には、戦時下にある未来の日本が描かれています。戦闘機に乗っていた兄の正太を亡くした一ノ谷良一は、自らも航空兵学校を卒業、空軍に入ります。兄を撃墜した優秀な敵機「アンタレス」を撃って兄の敵を討とうと志す良一は、丹下という隻腕...

0次元の丘

「0次元の丘」は、輪廻転生を題材にしたSF作品です。小学生の山岡利男少年は、名指揮者ベルヌがふきこんだレコード「トゥオネラの白鳥」を聴くたびに涙を流していました。このレコードを聴くと、なぜか大きな木と白い壁のある景色が目に浮かび、その場所こそが自分の故郷だ…と言うのです。利男の兄が、このふしぎな現象について調べてみ...

0マン

シッポのある人類・0マン族と、人間との対立を描いた長編SFです。インドの奥地で日本人に拾われた赤ん坊は、リッキーと名付けられ、東京で育てられました。リッキーには生まれながらに大きなシッポがありました。実はリッキーは、力も知能も人間を越えた、リスに近い0マンという生物だったのです。実の両親に会ったリッキーは、0マンは...

前世紀星(ロスト・ワールド)

1955/01-06 「冒険王」(秋田書店)連載 初期SFの代表作である「ロスト・ワールド」(1948年)のリメイク版。 理学者・邪我汰良平が何者かに殺された。左の入れ目に隠した宝石が盗まれている。石は友人の敷島博士から預かったものらしい。敷島は、秘密の研究所で、動物たちに人間のような知能を与える実験をしている天才...

旋風Z

「旋風Z」は、1957年から58年にかけて『少年クラブ』に連載された、手塚治虫お得意のSFヒーローものです。日本の科学者・鷹群博士の発明品は、いまや世界中にあふれていました。しかし、心の歪んだ科学者・蛇沼博士は、鷹群博士の優秀な頭脳を憎み、科学兵器を使った決闘を申し込みます。そして、鷹群博士と妻は殺され、一人残され...

大空魔王

花丸博士はピラミッドに潜む陰謀団を探りにエジプトへ赴いた。首領の大空魔王は機械の体を持つ怪人で、南極の氷を溶かし日本を南極化しようと企んでいた。博士はロボット犬ポピイや少年リューちゃんとともに戦う。...

大洪水時代

大洪水によって文明が海底に沈んでしまうという旧約聖書のノアの箱船伝説を、近未来の日本に置き換えて描いたSF短編です。鯛二少年は、軍人である兄・鮫男の保管していた原子力要塞の設計図を処分しようとして毒を盛られ、脳に異常をきたして病院に入れられていました。やがて、北極海上に建設中の原子力要塞が大爆発を起こし、間もなく日...

太平洋Xポイント

かつて悪人だった男が、恐ろしい終末兵器の実験をやめさせるために命を賭ける、戦争を鋭く風刺したヒューマンSFです。コスモポリタン国の科学者・ナーゼンコップ博士は、15年の歳月をかけて新兵器・空気爆弾=空爆を完成させました。空爆とは、地上の空気が次々と連鎖反応を起こして爆発するという恐ろしい兵器です。コスモポリタン国は...

ダスト8

今回ご紹介する『ダスト8』は、人間の死について、「生命の石」という架空の物質をキーに描いたオムニバス短編風の物語です。「死」の物語、ということで、亡くなった人をお迎えする日本独特のこの季節の伝統行事「お盆」にちなんでみました。周防灘上空を飛行中の旅客機が、故障により墜落。ところが、墜落した島は地図にもレーダーにも映...

ダリとの再会

『ダリとの再会』は、機械と人間の心のふれあいを描いた短編作品です。「ダリ」と聞くと、芸術家のダリを最初に思い浮かべる方も多いと思いますが、実は全く関係ありません。暴走族のボス・ウルフは、バイクで信号無視をした際に、トラックと衝突してしまいます。同乗していた恋人は死亡、ウルフ本人も入院しますが、その間に暴走族は解散し...

だれかが狂ってる!

キヨシ少年をはじめとした七名の探検隊員が、小惑星メヅーサを破壊するため、宇宙へと飛び出した。しかし、出発前に隊員達がうった注射の中に、一人分だけ誤って毒薬が混じっていた事が発覚。しかもその毒薬に侵された人間は、気が狂って他の人間を襲うかもしれないというのだ。七人の隊員は、自分自身を含めた全ての人間に対して疑いを抱い...

地球大戦

パイロットの息子・荒波ドン太郎は、列車での旅の途中、他の乗客や両親ともどもウラメシア国の軍部にとらわれてしまいました。スパイ組織「人間細菌団」の一味を探すために、列車の乗客をみな捕らえ、惨殺しようとするウラメシア軍。ドン太郎は間一髪、軍の拘束から逃れて母と一緒に逃亡することに。逃亡中に出会った人間細菌団の一員の男か...

地球の悪魔

世界戦争の危機から逃れるために建造された巨大な地下都市と、そこにからむ陰謀を描いた、反戦テーマのSF短編です。ある日、小さな田舎町で大工事が始まりました。核戦争にそなえて、高野博士の指揮のもとで地下都市が建造されることになったのです。村に住む英二と英三の兄弟は、村の少年が工事のトラックにはねられて死んだことがきっか...

地底国の怪人

地上征服をたくらむ地底国人と少年科学者ジョンたちの戦いを描いたSFマンガです。少年科学者のジョンは、飛行機事故で死んだ父親の遺言を守って、安全で高速な「地底貫通列車」を発明しました。ある日ジョンは、人間なみの知能をもつウサギの耳男(みみお)と出会い、ふたりは完成したばかりのロケット列車で地底へと向かいました。しかし...

鳥人大系

進化した鳥が、やがて人間を支配するという架空の未来を描いたSFです。ある日、地球の鳥類が急に知能を持ち始め、人間を襲って、地球の支配者になってしまいました。それは実は、はるかな宇宙の鳥類に属する高等な宇宙人による策略でした。鳥たちは人類を家畜としてあつかい、人類の文明を引き継いで、国家、法律、貨幣制度、階級を持つ高...

鉄腕アトム

21世紀の未来を舞台に、10万馬力のロボット少年・アトムが活躍するSFヒーローマンガです。2003年4月7日、科学省長官・天馬博士は、交通事故で死んだひとり息子・飛雄(とびお)にそっくりのロボットを、科学省の総力を結集して作りあげました。天馬博士はそのロボットを息子のように愛しましたが、やがて成長しないことに腹を立...

7日の恐怖

ある日、朝起きたら、自分の部屋以外の空間が跡形もなく消えていた! 想像を絶する異常事態に巻き込まれた少年は…。恐怖SF短編です。ある朝目覚めると三郎少年は自室ごと何もない虚空に浮かんでいた。その世界にも翌日は大地と星が、翌々日は海が現れる。…そして七日目、三郎は自分のいた世界がすでに消去され、今は万物が再創造中であ...

ナンバー7

水爆戦争後の未来を舞台に、地球侵略を企む宇宙人と戦う7人の戦士たちの物語です。大島一郎博士は、水爆戦争が起こることを知って、富士の樹海の地下に、自分の発明品を隠し、息子・七郎を冷凍睡眠させました。それから100年後、目覚めた七郎が見たのは、ジャングルになった地上と、そこに生息するミュータントの怪物だったのです。七郎...

2から2を消せば2

2つのギャング組織が縄張りあらそいを繰り広げる、X年後の都会。殺し屋に命を狙われているギャングの親分デッド・デキシイは、ある博士に自分の替え玉ロボットを作らせます。息子を拷問にかけられ、仕方なくデキシイに従ったかのように見えたこの博士ですが、実は息子共々ある秘密を持っていたのです…巧妙な伏線と、少しゾッとするオチが...

人間牧場

小学生も、役人も、歌手も、毎日同じ生活を繰り返すすべてがマンネリの町。その住民数人を呼び出したロケットのパイロットは、意外な事実を告げる。そこが地球上ではなく、異星に作られた「人間牧場」であると言う。...

ネオ・ファウスト

手塚治虫による「ファウスト」の3度目のマンガ化です。1970年2月、東京にほど近いN市のNG大学で、50年間研究に打ち込んできた一ノ関教授は、いまだに宇宙の真理が究明できないことに絶望し、自殺しようとしていました。そこへ魔女メフィストが現われ、新しい生命と新しい人生を与えてほしいという一ノ関教授の願いを聞きいれます...

ノーマン

5億年前の月を舞台に、地球侵略を企む宇宙人と超能力者との戦いを描いたSF活劇です。1968年の夏、世界中で青い月が観測されました。そんなある日、中条タクは、突然父の仕事の関係で親子ともども、北緯1度13分東経102度5分の地点に行くことになりました。そこにはタクたち親子のほかにも、フランス人のルイ・ブードルとイギリ...

バカ一

勉強もケンカもすべてダメなバカ一こと一太郎少年は、美少女トモコに何かに打ち込むよう励まされ、催眠術の修練を始めた。学校や町の人間を操リ始めたバカ一だが、彼をも術で操ろうとする、より強力な存在があった。...

走れ!クロノス

『走れ!クロノス』は、SFでありながら、少年と馬の心の交流をかいた「おとぎ話」のようでもあります。地球に不時着した宇宙人がミスで引き起こした火山の噴火により、父以外の家族を失い、自分自身も足が不自由になった少年・至(いたる)。罪の意識を感じた宇宙人の一人は、至の子馬に知能強化剤を食べさせます。「クロノス」と名づけら...

バチス号浮上せず

航行中の気象観測船に、突然発光する奇妙な化け物が襲いかかった! その海域はかつて、バチス号という原子力潜水艦が沈没した場所。この事件は、バチス号となにか関係が…? サスペンスタッチのSFドラマです。...

パンサーを探せ

1979/01/01 「毎日小学生新聞」 掲載秘密結社ネコバーバの首領が、パンサーの正気を奪い、時限装置で細菌を撒布するカプセルをくくりつけた。本来賢いパンサーの心を取り戻そうとするのは世話をした少年ジロー。彼はハーモニカでパンサーが好きな曲を吹く。...

反射

1971/04 「小説サンデー毎日」(毎日新聞社) 掲載金満家が自分の妻の殺害を企んだ。三十五も年が違うとはいえ、若い男とのあからさまな不倫が許せなかったからだ。愛犬を凶器とし、条件反射の習性を利用して、実行に移された計画は、完全犯罪となるはずだったが…。...

ビッグX

ナチス・ドイツの秘密兵器「ビッグX」によって鋼鉄の体を持った少年が、悪と戦う巨大ヒーロー・アクションです。第2次世界大戦中、ドイツに呼ばれた朝雲博士は、ヒトラーから新兵器ビッグXの研究に協力を求められました。しかし、ビッグXの完成を恐れた朝雲博士は、共同研究者のエンゲル博士と共に、わざと研究を遅らせます。そしてドイ...

火の鳥(太陽編)

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の第12部で、実質的な最終話となった作品です。西暦663年、白村江(はくすきのえ、現・韓国中世部の川=錦江のこと)の戦いで唐・新羅連合軍に惨敗した倭・百済軍は敗走を重ねていました。百済王一族の兵士・ハリマは、唐軍に捕らえられ、生きながらに顔の皮をはがれ、狼の皮を被せられてしまいました...

火の鳥(異形編)

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の第11部です。15世紀末の日本。残忍な領主・八儀家正の娘に生まれた左近介は、男として育てられました。ある嵐の夜、左近介は従者の可平とともに、蓬莱寺の八百比丘尼という尼を殺しに出かけます。その理由は、重い病にかかっている父が、どんな病でも癒すと評判の八百比丘尼に治療を頼んだからでした...

火の鳥(宇宙編)

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の、「ヤマト編」に続いて雑誌「COM」に発表された第4作目です。西暦2577年、ペテルギウス第3惑星ザルツから地球へ向かって出発した宇宙船が、宇宙塵に衝突して故障してしまいました。そして人工冬眠から目ざめた4人の隊員たちが見たのは、見張り役の牧村隊員のミイラでした。隊員たちは各自、ひ...

火の鳥(生命編)

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の第10部です。視聴率競争に追われるテレビプロデューサーの青居は、番組の人気回復のために、クローン人間をつくってハンターに殺させるという企画を考えて、アンデス山中のクローン研究所を訪れました。そこで青居は、研究員の猿田とともに、クローン人間の秘密を知るインカの精霊の子孫鳥と出会いまし...

火の鳥(羽衣編)

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の、雑誌「COM」に連載された第7作目です。猟師のズクは、海岸の松の木に掛けられた美しい布を見つけ、それを売って金を得ようとします。すると女の声がして、その布は自分のものなので返して欲しいと言いました。ズクが素性をただすと、女はおときと名乗り、遠い空の上の国から旅をしてきたと答えまし...

火の鳥(復活編)

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の、雑誌「COM」に連載された第6作目です。2483年。交通事故で死んだレオナは、ニールセン博士の再生手術で生き返りました。それは死人を復活させる実験の第1号だったのです。しかしその後遺症が残り、レオナは人間がみにくい無機物に見えるようになってしまいました。そんなある日、レオナは事務...

火の鳥(鳳凰編)

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の、雑誌「COM」に連載されたシリーズの第5作です。舞台は奈良時代と呼ばれた8世紀の日本。隻眼隻腕の盗賊・我王は、命を助けられた高僧・良弁上人と諸国を巡るうちに、病や死に苦しむ人々の姿に出会い、眠っていた彫刻家としての才能を開花させました。一方、若き日の我王に利き腕を傷つけられた仏師...

火の鳥(望郷編)

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の、掲載誌を「COM」から「マンガ少年」に移して再開した第1弾です。恋人のジョージと少女ロミが無人の惑星エデン17で、ふたりだけの新生活を始めた矢先、ジョージは事故で死んでしまいました。しかし、そのときロミはジョージの子どもをみごもっていました。ロミはその子どもと自分だけで星を守る決...

火の鳥(未来編)

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の第2部です。西暦3404年、地球は死にかかっており、人類は深い地下に都市国家を建造して、そこに住んでいました。メガロポリス・ヤマトの2級宇宙戦士・山之辺マサトは、宇宙生物ムーピーの変身した娘タマミを隠していたために、当局から追われることになります。マサトとタマミは、メガロポリス・レ...

火の鳥(ヤマト編)

日本人が歴史を持ちはじめた時代を舞台とした、手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の第3部です。4世紀ごろの日本。ヤマトの国の王子オグナは、父の命令で、九州のクマソ征伐に出発しました。しかしオグナには、実はもうひとつ別の目的があったのです。それは、父の死によって殉死のいけにえとなる人々を救うために、不老不死になる火の鳥の...

火の鳥(乱世編)

手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の第9部です。平安時代の終わりごろ(12世紀末)マタギの弁太は、さらわれた許嫁のおぶうを追って、京の都に出てきました。弁太は、そこで牛若という少年に出会い、家来になりました。一方、おぶうは時の権力者・平清盛に仕えていました。平清盛は、永遠の命を求めて火の鳥を探していましたが、結局死ん...

火の鳥(黎明編・漫画少年版)

1954/07-1955/05 「漫画少年」(学童社) 連載手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の、未完となった幻の第1作です。2世紀後半の神話時代の日本。溶岩の火事から火の鳥の卵を救った少年イザ・ナギは、お礼に火の鳥の生き血をもらいます。火の鳥の血を飲んで、3000年の生命をもったイザ・ナギと妹のイザ・ナミは、火の鳥...

火の鳥(黎明編・COM版)

人間の生と死をテーマに描かれた、壮大な叙事詩『火の鳥』シリーズのプロローグです。まだ日本という名前がどこにもなかったころ……火の山のふもとの村にナギという少年がいました。ある日、村へ流れついたグズリという医者が、ナギの姉ヒナクと結婚します。しかしグズリは、実はヤマタイ国の女王・ヒミコのスパイだったのです。その夜、猿...

ヒョーロク記

ヒョウタン型の愛機ウラナリ号で宇宙を旅する九十二歳の権六、二十歳の兵六(ヒョウロク)父子は女好き。ことに若い兵六は、あちこちの星で女性型住民に迫るが、身体機構的な違いも無視するのでトラブルは絶えない…。...

ビルの中の目

新聞少年が見た「幽霊」が握る秘密とは…?摩天楼が立ち並ぶ大都会を舞台にした、少年向けミステリー短編です。古典的なSF作品を現在読むと、科学技術の発達具合からの違和感を覚える事があります。アトムのような高度なロボットが活躍するような未来的な世界に、当然のように黒電話が出てくる、なんていうのがそれです。もっとも、その違...

ピロンの秘密

山でキャンプをしていた鉄男と昭男の兄弟は、謎の少年・ピロンと出会います。ピロンは実はふたご座・カストル星の王子。大臣のバレスのクーデターにより国を追われて、地球人に姿を変えて、亡命してきていたのでした。ピロンを亡き者にしようと、次々と襲い掛かってくるバレス大臣の刺客「黒星」。鉄男と昭男、それにピロンのお供のロボット...

ふしぎな少年

ふとしたきっかけで時間を止める力を持ってしまった少年の、奇妙な体験の数々を描いたSFサスペンスです。町内のワンパク小僧グループ、アンパカ組に属するサブタンこと大西三郎は、ごく普通の少年でした。サブタンは、アンパカ組の代表にされそうになり、それを断ると、罰として工事中の暗い地下道をひとりで通り抜けることになってしまい...

ふたりでリンゲル・ロックを

なんでもマイコンで予測ができる空前のマイコンブームの日本。ヨタノスケは仲の良い友達のいぶと、相性が最悪だ、と予測され…。SF風味のラブ・コメディです。「ふたりでリンゲル・ロックを」とは、何ともストーリーの想像しづらいタイトルですが、その内容はSFコメディとでも言うべき、楽しい作品です。マイコンで簡単に未来の予測がで...

プライム・ローズ

架空の世界を舞台にした、少女戦士・エミヤの剣と魔法の物語です。いつの事か、どこの場所なのか、強国グロマン国がククリット国を攻め支配しました。そして、平和を維持するための人質として、互いの第3王子と第3王女を交換したのです。こうしてグロマン人の第3王女・プライム・ローズは、ククリット人の貴族にエミヤという名であずけら...

フライングベン

ローマの地下洞「カタコンベ」の中で、野良犬の子犬たちが飲んだ特殊な薬…これが、目にも見えないスピードで地を駆け、空飛ぶ鳥をも落とすジャンプ力や、ライオンをかみ殺すパワーを持った3匹のスーパー犬を生み出した秘密でした。この3匹のスーパー犬が、シルクロードに隠された財宝の地図を持つ少年・タダシを守って、時には悪の組織と...

ブルンガ1世

ある月夜、ジロ少年の家に、両手に二つトランクを下げた謎の老人が上がりこんできます。天候を自在に操る男は「悪魔」と名乗り、ジロにトランクをひとつ託して、消えてしまいます。トランクの中には「ブルンガ」という生き物が入っていて、それは「どんな動物にしたいか」を願って一晩トランクの中に閉じ込めておくと、何でも好きな形の動物...

マグマ大使

地球の創造主アースによって造られたロケット人間マグマ大使と、地球侵略をたくらむ宇宙人ゴアとの戦いを描いたSF活劇です。新聞記者村上厚の一家が、ある朝目覚めると、家の外は恐竜が歩き回る2億年前の世界になっていました。それは、実はゴアと名乗る宇宙人が、自分の力を示すために彼らを過去へとタイムスリップさせたのでした。ゴア...

魔神ガロン

突然地球に落ちてきたなぞの隕石を組み立てると、巨大なロボットが出来上がった。理性を持たないロボット・ガロンに東京は大混乱に。ロボットものSFロマンの傑作です。

魔法屋敷

科学対魔法の対決を描いた物語です。悪魔大王が100年間の地獄旅行から帰ってみると、人間の世界はすっかり科学文明が進み、悪魔や魔法を信じる人はいなくなっていました。悪魔大王は、人間に魔法の恐ろしさを見せつけるために、ヒゲタ博士に科学と魔法の対決試合を申し込みました。ヒゲタ博士と、甥のケン一、姪のハナ子の3人は、火星人...

ミクロイドS

人類絶滅をたくらむ昆虫軍団と、それを阻止すべく立ち上がった3人の昆虫人間の戦いを描いた、SFパニック活劇です。昆虫から進化した高等生物ギドロンは、アメリカのアリゾナ砂漠の地下深くに巨大帝国を築き、公害をまき散らす人類から、地球を奪い取るべく侵略計画を進めていました。そのギドロンに奴隷として使われていたミクロイドのヤ...

三つのスリル

学校で居残りをしていたロッペイの前に、現れた少年デルタ。二人は歴史のテストの回答を確かめるため、タイムマシンで過去に向かう…。パラレルワールドを描いたSF短編です。

緑の果て

地球にそっくりなのに、すべてのものが植物でできている星に降り立ったロケットの乗組員たち。不思議な惑星を舞台にしたSF短編です。

未来人カオス

幼いころからの無二の親友だった、須波光二と大郷錠は、ともに銀河総合アカデミーの試験を控える学生でした。一見、とても仲のよい二人でしたが、大郷はひそかに須波の頭脳に嫉妬していました。そしてまた、恋人・由利アンヌの心が、須波に向いていることにも苛立ちをおぼえるのでした。そんなところに、大郷をそそのかす謎の男が現れます。...

未来をのぞく3人

1958/01 「冒険王」新年増刊号(秋田書店) 掲載宇宙探検から帰還した三人は、未来の光景が見えるようになっていた。その能力を用いて、ひとりは予言者となったが、陰謀団のボスとなったもうひとりに殺される。残るひとりロック少年は、警察に協力し、ボスと対決する。...

メトロポリス(大都会)

太陽黒点の影響で地球上にまきおこる騒動を描いた近未来SFです。19XX年、太陽に異常な大黒点が発生しました。そのころ、秘密結社レッド党は人造細胞を研究中のロートン博士に、人造人間を造らせました。博士は、レッド党が人造人間を悪だくみに利用しようとしていることを知り、ひそかに、そのミッチイと名づけた人造人間をつれて逃げ...

ヤジとボク

知的障害者の少年ヤジローの兄タロは、動物の知能を向上させる研究をしていた。彼の実験用ネズミをヤジローは逃してヤジと名付けた。自由を得たヤジの知能は凄まじく発達する。化学の本を読んで爆薬を作るほどに…。...

勇者ダン

アイヌの少年とトラを主人公とした異色の冒険物語です。アイヌの子のコタンは、動物園行きの列車から逃げ出したトラのダンと仲良くなり、地下にある巨大な遺跡を発見しました。コタンは、そこで謎の老人ウポポと出会い、ウポポから、宝のありかをしめす3つの鍵の話を聞かされます。しかしウポポは、悪人・黄赤黒に撃たれ、3つのうちの1つ...

ユフラテの樹

普通の高校生が、未熟な精神のまま突然おそろしい超能力を身につけたとしたら——『ユフラテの樹』は、そんな学園SFの佳作です。生物研究会のレポートを作りに恵法場島へやってきた、大矢、鎌、シイ子の高校生3人組は、島に生えていたユフラテの樹の果実を食べ、超能力を身につける事になります。大矢は知能が高くなり、鎌は念力、シイ子...

くろい宇宙線

白昼の町中で紳士が「殺される」と叫び急死した。凶器は一種の放射線で、同様の殺人は続いて発生。この怪事件は、何十年も歳を取らず、火星で生命の秘密を解明したと言う、ドリアン・グレイ博士の研究と関係があった。...

宇宙空港

地球の玄関宇宙空港には日々ロケットがひしめきあい、さまざまな形態と生態の宇宙人が往来していた。空港長鳴門の息子の宇宙警察官はギャングの宇宙トカゲを追跡中、反撃され殉職。彼の弟うしおはその仇討ちを誓う。...

緑の猫

シカゴで親友由志と店を経営する伴俊作は、ギャングのロビンソンに由志を殺され日本に戻る。二十年後、探偵となった彼は由志の息子三吾と対決。三吾はパリ暗黒街の大物で、彼もロビンソンも怪生物緑の猫が操っていた。...

恐怖山脈

山村の少年大垣龍太は、地震災害で父を亡くし号泣した。成長した彼は、父の「敵討ち」のため大学の地震研究者となって東京から帰郷。地震の頻発に悩む村で、それを百発百中で予知する老婆お千に的中の秘密を尋ねる。...

狂った国境

南極のレッドベア国領からブルジョイ国領への亡命者が絶えなかった。国境守備隊長ロゴスは彼らを非情にも射殺するが、実はその国境を動かす自然の猛威が人々の命を脅かしており、地質研究者大垣龍太は危険を警告した。...

複眼魔人

昭和二十年、目に移植された人造角膜の力で人の心の真偽を見抜けるようになった幼いアー坊は、その能力を特高警察に利用され「複眼魔人」と呼ばれた。十年後、自らの力を呪い人間を憎む複眼魔人は人々を恐怖に陥れる。...

白骨船長

ロケット「白骨」の船長は、政府がくじ引きで指名した子どもを月の裏側へ運んでは捨てていた。 目的は人口の調節。泣き叫ぶ母から子を奪い去る彼は、人々から恨まれていた。そんな彼の愛息ジミーに、死のくじが当たる。...

安達が原

1971/03/22 「週刊少年ジャンプ」(集英社) 掲載四級調査官ユーケイは宇宙最高の殺し屋。地球から遠い荒涼の星を訪れ「魔女の館」にひとり住む老婆に銃を向けた。だが彼女との対決は、ユーケイの意外な過去をあぶり出す…。食人鬼女伝説『安達が原』SFバージョン。...

ブタのヘソのセレナーデ

ブタのノンコをペットに飼う少年平田吾助は、巴御前博士の手術で体内に原爆を埋め込まれた。スイッチのデベソを押せば大爆発する彼に日本国総理は身柄保護を申し出、アメリカ、ソ連、中国のスパイは彼を争って奪い合う。...

あかずの教室

1971/06/21 「週刊少年ジャンプ」(集英社) 掲載幼い頃から兄浩一に劣等感を抱くヒトシは、不思議な力を秘めていた。兄弟が中学生となったのち、ガールフレンドみゆきをめぐる確執から、ヒトシは感情と能力を爆発させる。そして教室は三人だけの地獄の密室と化した。...

月と狼たち

未来のニューヨークのルンペン二人組スズキ・カツドンとダスティン・ホフマンは宇宙を漂流する羽目となり生き別れに。カツドンはトカゲ型宇宙人に拾われそのすすめで猛特訓を受け宇宙英雄=ムーンウルフとなるが…。...

荒野の七ひき

1972/07/17 「週刊少年ジャンプ」(集英社) 掲載汎地球防衛警察同盟の決死隊員、潮と味島は、二百人の宇宙人を倒した後、車両の爆発のため、砂漠を徒歩で帰還する羽目となる。五人の宇宙人を捕虜に連れて。その長く苦しい行程で、宇宙人たちは意外な能力と「心」を示す。...

ミューズとドン

アラブ連邦の巨大ダム建設工事に妨害者が出没、関係者の命を奪う。それは人語を話す牝ヒョウのミューズ。現場で発見されたアゾスス王の神殿を守る魔獣だ。日本人少年永野正の愛犬ドンは、この大敵と死闘を展開する。...

はるかなる星

1973/01/22 「週刊少年ジャンプ」(集英社) 掲載火星開拓士たちは機械のボディへ脳髄を移植しサイボーグ化されていた。肉体は電子頭脳を入れて保存。だが開拓士大和路明は自らの肉体に脱走され、彼を追って地球へ。急激な環境の変化は肉体を一週間で損壊するのだ。...

光線銃ジャック

お尋ね者のジャックと、ロボットの一家の心の交流を描いたSF短編です。宇宙へ逃走したおたずね者光線銃ジャックが帰って来た。だがその間に地表は放射能に汚染されて荒廃、大都市東京は地下へ潜っていた。ジャックは地上で放射能測定係のロボットの家族にかくまわれ、その優しさにふれる。...

ロスト・ワールド(私家版)

太古の昔、地球からちぎれて独立したママンゴ星には、少しの電圧で大きなエネルギーを出す石がある! 石を偶然に発見した敷島鵬翼博士は、動物たちに理性を与える研究を秘密に進める傍ら、ママンゴ星がもっとも地球に接近する4月4日、ママンゴ星に上陸する計画を立てていた。一方ホールス、アフィル、カタメらの陰謀団は、この石を付け狙...

ロスト・ワールド(地球編・宇宙編)

太古の地球そのままの星・ママンゴ星へと旅立った少年博士の健一たちがくりひろげる冒険物語です。太古の地球からちぎれ、宇宙の彼方へと飛び去ったママンゴ星が、500万年ぶりに地球に大接近してきました。ある夜、私立探偵の伴俊作ことヒゲオヤジは殺人事件に出くわし、事件のカギをにぎる少年博士の敷島健一と出会います。敷島博士は、...

ロック冒険記

地球に急接近したディモン星で、ロック少年がくりひろげる冒険を描いたSF活劇です。19XX年、ディモン博士は、太陽をはさんで地球と同じ軌道を回っていた惑星ディモンを発見しました。ディモンの公転はだんだん遅くなって地球に近づき、地球に大暴風雨を起こしたあと、地球の第2の衛星となりました。ディモン博士の息子のロックは、探...

ロップくん

「何でも願いをかなえてあげる」——一度でいいからそんな気前のいいことを言ってくれる魔法使いか神様が目の前に現れたらいいなあ、と思った事がある人、「ロップくん」をオススメします。 ロップくんは、外見はかわいらしい少年型ですが、何でも作ることができるすごいロボットです。海に沈んでいるところを六ぺいくんに助けられ、以来六...

SF

ワン公月へ行く

1952/01 「おもしろブック 付録 新年漫画大行進」(集英社) 掲載 ご主人の開発したロケットで月に連れて行かれた犬のスッポン。ところが帰り道、どうしても重量が重すぎ、スッポンは月に置いてけぼりにされてしまった! 仕方なく廃材で家を作ったスッポンだが、そこに隕石とともに月世界人が現れた。人間に無理やり月に連れ...

ワンダーくん

東京湾のあき洲に犬たちと暮らす野性の少年通称ワンダーは、己が命を平和に捧げた大科学者南部博士の遺児漢太郎だった。中学に入学した漢太郎は、運動、頭脳ともに天才的能力を発揮。原爆工場建設を企む政治悪と戦う。...

W3

地球の調査にやってきた3人の宇宙人と、地球人の少年真一が、さまざまな悪と戦うSF活劇です。196X年、地球では水爆実験が続けられ、戦争が絶えませんでした。遠い宇宙の銀河連盟に集まる優れた生物たちは、野蛮な地球を救うか、反陽子爆弾で消してしまうかを評決するため、地球に3人の調査員を派遣しました。W3(ワンダースリー)...

アトム還る

1972/04-09 『小学四年生』 連載1966年に終了したテレビアニメ『鉄腕アトム』の最終回の「その後」を描いた物語。 地球を救うために太陽につっこんだアトムだったが、鉄のかけらに癒着して宇宙空間を漂っていたら、高度な科学技術を持つ三つ目の宇宙人・ルルル星人のロケットに拾われ、より高性能なロボットとして生きかえ...

火の鳥(シリーズ)

 時空をこえて存在する超生命体・火の鳥を狂言回しに、過去と未来を交互に描きながら、テーマである「生と死」「輪廻転生」という哲学的な問題を深くえぐる、手塚治虫の代表作にしてライフワークとなった作品です。そこには手塚治虫の歴史観から、遠い未来への予測的な視点のみならず、宇宙とは何か、といったスケールの大きな問への挑戦を...

アトムの最後

1970/07 「別冊少年マガジン」(講談社) 掲載アトムが活躍した21世紀からさらに幾年か経ったあとの地球。ロボット博物館で眠るアトムのもとに、丈夫という若者が押し入ってきた。 エネルギーを再び吹き込まれたアトムは、ロボットに追われているという丈夫から、助けてほしい、と頼まれる。...

一寸の虫

1963/11 「SFマガジン」(早川書房)に、「SFファンシーフリー」第9話として掲載された。ある日、銭湯帰りのオヤジの家に、奇妙な幽霊が出没した。一つ目にほうきのような頭をした幽霊は、みずから、破滅した星の住人の幽霊——すなわち、「宇宙人の幽霊」だと名乗る。...

うしろの正面

1963/04 「SFマガジン」(早川書房)に、「SFファンシーフリー」第2話として掲載された。NG・N撮影会社のゼン社長は、観客動員数に頭を悩ませていた。超立体映像も、味や痛みまで味わえる五感映画にしたところでマンネリ、観客の興味を引き付けられない。映画産業危機一髪の状況に、ゼン社長は50年前にヒットした「世界残...

炎症

1963/05 「SFマガジン」(早川書房)に、「SFファンシーフリー」第3話として掲載された。ある日、某国某州の農夫の台所に、コロッケが三つ、落ちていた。このコロッケ、食べても食べても減らずに増え続ける! 味は何の変哲もない、まさしくコロッケ。食べれば食べるだけ分裂して増える。新聞が紹介し、食糧危機を救うといって...

大あたりの季節

1970/01/21 「少年チャンピオン」(秋田書店)に「ザ・クレーター」の第12話目として掲載された。近頃のオクチンはツキまくってる。テストは満点、剣道の選抜中学対抗試合では優勝、そのうえ、学校中の憧れの的、クミちゃんが恋人になった。番長の井戸井は手下のダメゴローをスパイに、オクチンの身辺を探ってみると、オクチン...

オクチンの大いなる怪盗

1970/03/04 「少年チャンピオン」(秋田書店)に「ザ・クレーター」の第15話目として掲載された。「生まれつきの落第生だ!」と決め付けられ、つっぱっていたオクチンのもとに、見知らぬ男が突然訪ねてきた。どろぼうを名乗る男は、オクチンに用があってきた、という。「未来を盗んでみないか?」といって、男が差し出した眼鏡...

ライオンブックス(『週刊少年ジャンプ』版)(シリーズ)

SFやサスペンスを中心とした短編マンガのシリーズで、各話ごとに統一した主人公というものはなく、テーマも時代設定もまったく異なる作品群で構成されています。 樹齢1200年の巨大なクスノキで、たくましく生きるムサという名前のモモンガの一生を描いた「モモンガのムサ」(第9話)や、ゲーテの「ファウスト」に材を取った、...

ライオンブックス(おもしろブック版)(シリーズ)

各話完結の短編形式で、SF的なアイデアを自由に展開した連作シリーズです。 金星探検から戻った探検隊が見たものは、荒廃した地球だった(「来るべき人類」)。 さまざまな宇宙人たちの人生が交差する宇宙空港で少年が凶悪犯に立ち向かう(「宇宙空港」)。 こうした、さまざまな時代のさまざまな設定のなかで、手塚治虫のS...

クレーターの男

1970/04/01 「少年チャンピオン」(秋田書店)に「ザ・クレーター」の第17話目・最終話として掲載された。ウイリアム・フロスト・ウイリーは、月のアルフォンズス火口(クレーター)に立っていた。そもそも彼は、月の調査のためにアポロ18号に搭乗した宇宙飛行士だった。月に到着して三日目、彼は遭難し、クレーターの底に取...

三人の侵略者

1969/11/05 「少年チャンピオン」(秋田書店)に「ザ・クレーター」の第7話目として掲載された。重井沢避暑地に凶悪な脱獄囚三名が付近に逃げ込んだらしい。ある別荘では三人の男が押し入り、住人の年寄と子どもを人質に立てこもった。男たちは網走刑務所から逃げ出してきた、と言う。手塚治虫は隣の別荘でカンヅメになり、原稿...

勝利の日まで

1945 習作  戦時下の日本、マンガのキャラクター達も一般市民として、銃後を守る生活を送っています。ある朝、フクチャンはアメリカに戦闘機で攻め入って、ニューヨークの街を爆撃する夢をみました。爆弾の雨の下には、アメリカン・コミックの人気キャラクターたちが…。  ラジオで正確な防空情報を聞きたいノンキナトウサン、救...

ゼンソクの男

1963/02 「SFマガジン」(早川書房)に、「SFファンシーフリー」第1話として掲載された。貧乏な男関込は、ゼンソクに悩まされていた。ある夜、見慣れない男がやってきて、関込を奇妙な機械にのせ、どこかへ飛び去った。行った先にはなんと、関込の子孫や先祖を名乗る男が集まって、代々遺伝しているゼンソクを止めるための方策...

そこに指が

1963/06 「SFマガジン」(早川書房)に、「SFファンシーフリー」第4話として掲載された。ある日の朝、神父は朝から鍛冶屋のように忙しかった。ひっきりなしに懺悔にきた信者たちが、教会を訪れていたからである。彼らは一様に、「だれかが私をじっとみつめている」という。そこで皆、恥ずかしさと恐怖にかられ、ささいなことか...

鉄腕アトム(小学二年生版)

けちでわがままなフーラー博士や、いつもわるだくみをしているギス伯爵が引き起こす迷惑な事件はアトムが解決! アトムそっくりのライバルロボット・アトラスやウランちゃんも登場する、ほのぼの楽しい子供向け「鉄腕アトム」シリーズ。...

鉄腕アトム シルバー・タワーの巻

1976/04 「月刊少年ジャンプ」(集英社) 掲載「月刊少年ジャンプ」で「永遠の名作シリーズ」として描き下ろしされた読切作品。ジェット機で荒野を調査中のお茶の水博士とアトムたち。先日、大地震が起こって、すっかり地形が変わってしまった地帯だが、もともと荒野でもあり、だれも問題にはしていなかった。ところが、この地帯で...

七日目

1963/10 「SFマガジン」(早川書房)に、「SFファンシーフリー」の第8話目として掲載された。舞台の幕が開くと、なにもかもが機械仕掛けの自然が登場する。イリベッドラブ教授の実験ドームだ。人工太陽の光をあびながら、教授がパイプをくゆらせていると、教授の作ったロボットのしもべが登場して教授に「どうやってこの世界を...

24時間まえの男

1964/03 「SFマガジン」(早川書房)に、「SFファンシーフリー」第12話(最終話)として掲載された。国鉄の事故に巻き込まれたSF作家。事故の方は幸い奇蹟的にかすり傷で済んだが、病院を出ると、自分そっくりの奇妙な男が目の前に現れて、自分は24時間前のおれだ、という。...

爆弾列車

1978/01/01 「サンケイ新聞」(産経新聞社) 掲載マッドサイエンティストが作った超性能爆弾・ヒステリア。どこか一か所でもさわると爆発し、地球を破壊するほどの威力がある、というそれを、アメリカのロイス三世、ソ連のロボノフ、日本のアトムの三人のロボットが、「宇宙のどこか」に捨てに行くことになった。 爆弾を抱えた...

ピロンちゃん

あきおちゃんが山で出会ったロケットには、ほしのくにから来たぴろんちゃんとロボットのミロが乗っていた。二人はすぐにおともだちになる。1960/09 『幼稚園』(小学館) 掲載「ピロンの秘密」(『小学四年生』版)の幼年向けバージョン。1960/10の実写冒険活劇「ピロンの秘密」テレビ放送に合わせ、ひと月先駆けて始まった...

偏差値王国との対決

1971/02/27 「週刊朝日」(朝日新聞社) 掲載2013年、日本に住む人間とロボットを、ある電子頭脳が支配していた。偏差値45以下のロボットは有害とみなされ、スクラップにされ、偏差値40以下の人間は強制移民させられる時代。アトムもまたテストを受けさせられ、試験に不合格になってしまう。...

冒険ルビ(小学2年生〜小学3年生版)

月面探査中の宇宙飛行士がみつけた赤い石は、怪物ゾンダの生み出したものだった。ゾンダはこの石を宇宙にばらまき、不審に思って触った生きものを食べてしまう、と言う性質をもっている。宇宙飛行士が赤い石を地球に持って帰ったことで、地球はゾンダに狙われることになってしまった! ゾンダを敵視する宇宙人によって、ルビオとクリコは地...

緑の果て(SFファンシーフリー)

1963/07-09 「SFマガジン」(早川書房)に、「SFファンシーフリー」第5話から第7話として連載された。最終戦争によって滅亡した地球から間一髪、ロケットでのがれた男たちが宇宙の果てで見つけたのは、緑がしたたるような美しい惑星だった。ところがこの星の植物をよくよく観察してみると…。この作品は1969/05 「...

紫のベムたち

1970/02/18 「少年チャンピオン」(秋田書店)に「ザ・クレーター」の第14話目として掲載された。電気もまだ通らない、山村に住む知的障害児のカン太郎は兄の隆ちゃんに昔話をしてもらうのが大好き。 ある日、遅くなっても家に戻らないカン太郎を心配して兄が探しに行くと、カン太郎は奇妙な生き物に取り囲まれており…。...

幽靈男

 ある嵐の晩、理学博士・山田野加賀志(やまだの かがし)氏は、「破壊蟲」と言う驚異的な生物を発見、研究所に持ち帰りました。「破壊蟲」とは、生物と鉱物の中間的存在で、鉱物が進化し、生物となった、という憶説を裏付ける証拠になるばかりでなく、あらゆる物質を分解してしまう特殊な分解液を分泌する能力をも秘めていました。破壊蟲...