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ストーリー

人類絶滅をたくらむ昆虫軍団と、それを阻止すべく立ち上がった3人の昆虫人間の戦いを描いた、SFパニック活劇です。
昆虫から進化した高等生物ギドロンは、アメリカのアリゾナ砂漠の地下深くに巨大帝国を築き、公害をまき散らす人類から、地球を奪い取るべく侵略計画を進めていました。
そのギドロンに奴隷として使われていたミクロイドのヤンマは、人間にその危機を知らせるために、アゲハ、マメゾウのふたりと共に巣を脱走しました。
ミクロイドというのは、人間と同じ祖先を持ちながら、昆虫に育てられ、縮小化して翼を持った、昆虫と人間の中間的な生き物なのです。
しかし、日本へ着いたヤンマたちの警告を真剣に受けとめたのは、ノーベル賞学者の美土路博士と、その息子のマナブだけでした。
やがて昆虫たちの一斉攻撃が始まりました。
ヤンマの兄ジガーの率いる昆虫の大軍団が、人間を襲いはじめたのです。
至る所に人間の死体の山が築かれ、街はみるみる廃墟と化していくのでした。

解説

1973/03/26-1973/09/03 「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)連載

この作品は、テレビアニメの企画と同時に考えられたもので、「巨大化するヒーローではなく、超小型化するヒーローを」というアニメ製作会社・東映動画のリクエストに応じて、手塚治虫が原案・設定をつくりました。 従って、マンガとアニメでは、基本設定と主要キャラクターは同じですが、ストーリーはかなり違うものとなっています。 タイトルは、当初、手塚治虫は「ミクロイド」としていましたが、製作会社側でZを付け加えました。 そのため雑誌連載の第1回目は「ミクロイドZ」として始まりましたが、その直後に、アニメのスポンサーが時計メーカーのセイコーに決まったため、ライバル会社のシチズンを連想させるZをやめ、セイコーの頭文字Sを使った『ミクロイドS』に変更になりました。

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  • ミクロイドS (1)
  • ミクロイドS (2)
  • ミクロイドS (3)

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