パイロットの息子・荒波ドン太郎は、列車での旅の途中、他の乗客や両親ともどもウラメシア国の軍部にとらわれてしまいました。スパイ組織「人間細菌団」の一味を探すために、列車の乗客をみな捕らえ、惨殺しようとするウラメシア軍。ドン太郎は間一髪、軍の拘束から逃れて母と一緒に逃亡することに。逃亡中に出会った人間細菌団の一員の男から、ウラメシアで起こっている恐るべき陰謀を明かされます。
国の実権を握ろうとたくらむゴルボ大佐は、王子の暗殺を計画しており、人間細菌団はそれを阻止しようと奮闘している、というのです。真実を知ったドン太郎は人間細菌団の一員になり、陰謀を阻止するために戦うことを決意します。
1957/10-1958/07 「おもしろブック」(集英社) 連載