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ストーリー

太陽黒点の影響で地球上にまきおこる騒動を描いた近未来SFです。 19XX年、太陽に異常な大黒点が発生しました。そのころ、秘密結社レッド党は人造細胞を研究中のロートン博士に、人造人間を造らせました。 博士は、レッド党が人造人間を悪だくみに利用しようとしていることを知り、ひそかに、そのミッチイと名づけた人造人間をつれて逃げ出します。 しかし、博士はレッド党に見つかって殺されてしまいました。その現場に居あわせた私立探偵のヒゲオヤジは、ミッチイを引き取って育てることにしました。 ところが、ミッチイはふとしたことから自分が人間でないことを知り、悪の手先として造られたことに怒って、ほかの人造人間たちとともに人間への復讐をしようとするのでした。

解説

『ロスト・ワールド』(1948年)、『来るべき世界』(1951年)と共に、初期SF3部作の1本で、オール2色刷りのハードカバー箱入りという、いままでにない豪華な装丁で、描き下ろし単行本として発売されました。 制作期間が半年と短かかったため、学生時代に描いた習作「幽霊男」の構想の一部と、描きかけになっていた「おやじの宝島」の登場人物を流用してまとめられました。 同じ「メトロポリス」(1926年)という題名で人造人間が登場する、第2次世界大戦前のドイツ映画がありますが、執筆時点では手塚治虫はこの映画を見ておらず、作品そのものは映画とはまったく関係ありません。 ただ、たった1枚見ることのできたこの映画の女性ロボット誕生シーンのスティル写真を参考にして、ミッチイが構想されたということです。

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  • メトロポリス

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