マンガマンガ

シリアスドラマ

赤い雪

1955/01-05 「少女の友」(実業之日本社) 連載舞台は帝政時代のロシア。少女ミーニャは迷信のため「魔女」「赤い雪」と呼ばれ虐げられて育った。家を失い行き倒れとなった彼女だが、数奇な運命の導きで、秘めていた才能を大作曲家チャイコフスキーに認められる。...

悪右衛門

通り名悪右衛門は、誰も本名では呼ばぬ荒くれ武士。和泉の国の知事に命ぜられ、キツネたちを殺しまくるが、愛妻おくずに化けたメスギツネと一緒に暮らし始める。大学者安倍晴明の出生にまつわる「葛の葉」伝説手塚版。...

悪魔の音

谷川警部と木戸博士に投獄された凶悪犯罪者ジャックの健が脱獄、復讐を開始した。まず警部を殺害し整形手術で彼になりすます。一方木戸博士は、自らが発明した、良心を揺さぶる音を発するマシンで健の企みに対抗する。...

あけぼのさん

母を失い、父もいない家庭で弟妹の親代わりを務める少女あけぼのつぐみは、困難に負けずバレエの道を歩む。彼女が入った新生バレエ団には、幸福を呼ぶ天使の白と、最高の踊り手になれる悪魔の赤の、二つの靴があった。...

足あと温泉

昔々。谷底で温泉を見つけたキコリ利助は、欲と儲け心を起こし、それを掘り下げた。だが、作業のさなかに急死する。現代。同じ場で鉱石をめぐる欲が愚かな暴走を呼び、悲劇が繰り返され、利助の死の謎が明らかとなる。...

アドルフに告ぐ

第二次世界大戦当時の日本とドイツを舞台に、アドルフという名前をもつ3人の男がたどった運命を描く長編マンガです。1936年、ベルリンオリンピックの取材でドイツにきていた峠草平は、そこで留学中の弟が殺されていることを知ります。やがて弟が殺された理由が、彼がアドルフ・ヒットラーの重大な秘密を文書にして日本へ送ったためであ...

アポロの歌

愛を知らずに育った少年が、愛を求めてさまざまな時代をさすらうSF青春マンガです。不良少年・近石昭吾は、母親のふしだらな性癖から、人を愛することを激しく軽蔑していました。警察からその昭吾を託された医師・榎は、昭吾に電撃療法を与えることを試みました。そのショックによって、昭吾はしだいに夢の世界へと入っていき、そこで愛の...

奇子

1945年、日本の敗戦とともに大きく移り変わっていく時代の中で、崩壊していく旧家の一族の姿を描いた社会派ドラマです。東北の大地主・天外(てんげ)家の末娘・奇子(あやこ)は、家長・作右衛門(さくえもん)が、長男市朗(いちろう)の嫁・すえに生ませた不義の子でした。一方、戦地から復員してきた次男の仁朗(じろう)は、GHQ...

アリと巨人

戦争で両親を失った二人の少年、マサやんとムギやんは大の親友。ところがひょんなことから二人は離れ離れになり、それぞれまったく正反対の人生を歩みだします。マサやんは正義に燃える新聞記者に、ムギやんは殺しも厭わないやくざ者に。二人を再び引き合わせるのは、不運にも一つの殺人事件でした。政治家・菅沼氏が何者かに事故に見せかけ...

一族参上

有利に仕官するため、浪人仙石為五郎は、仇討ちを創作し自ら演ずることにした。珍姓奇名、架空の仇を求めると言うタテマエで旅するうちに、その噂が広まって仕官話も舞い込む。だが実在しないはずの仇が出現して…。...

一輝まんだら

清朝末期、義和団娘子軍で戦った姫三娘は山東省の農民出身。決して美人ではないけれど、持ち前のタフさで義和団の敗北後も北京から上海に逃れ、そこで章炳麟門下の愛国活動家の少年王太白と出会う。三娘の飾らない魅力に徐々に惹かれていた太白だが、清朝の役人にとらわれ、拷問に屈して心に傷を負ってしまう。太白と三娘はともにお尋ね者と...

インセクター

天才的な昆虫採集家・醍醐剣策が遭遇する、昆虫にまつわる事件を描くミステリ仕立ての連作短編です。

氏神さまの火

小学校の青年教師に依頼され、年一回祭りの夜だけ山じゅうに灯るキツネ火の正体を調べに、学術調査団がお光り村を訪れた。村長ら迷信深い村人は調査を嫌うが、村長の娘で青年の教え子のおせんはその謎を解こうとする。...

海の姉弟

『海の姉弟』は、戦争がもたらした悲劇と、環境破壊への警告を大きなテーマとして力強く打ち出した短編作品です。比佐子と良平は、小さな漁村に2人きりで暮らす姉弟。この物語は、両親のいない2人が、生計をたてるためにオニヒトデを捕獲しているシーンからはじまります。海中の幻想的な風景や、ヒトデの捕獲という特殊な設定は、この作品...

おお!われら三人

日米開戦の年に旧制五陵中学に入学した三人が友情を結び「凸凹三羽烏」と名乗る。高千穂日出男は性格重厚な柔道の強者。佐佐木小二郎は一本気な剣の名人。猿飛佐助は性格飄逸な手品使い。三人を時代の暗雲が次々に襲う。...

おかあさんの足

1957/02 「主婦と生活」(主婦と生活社) 掲載猫の母親は三本足ゆえに悪童にいじめられていた。自分の子どもらからも責められて、母は語った。飼い主の探検家父娘とともにアフリカへ行ったある母猫の話を。主人に子猫を捨てろと言われた時、彼女が選んだ行動を。...

おそすぎるアイツ

何をやってもテンポがずれ、闘志ばかりがカラ回りの学生運動活動家有川が、一世一代の勝負に出た。佐世保に停泊中の米原潜の水兵に接近し、乗艦を爆破する計画だ。遂行のためにかつての恋人をも殺害した有川だが…。...

鬼丸大将

平安時代、都に出没する金髪碧眼の少年、鬼丸。人々に鬼と恐れられた彼は実は、ローマから流れ着いた父と日本人の母から生まれた子どもだった。時の権力者藤原良範に親子共に捕らわれ、生死も不明のまま生き別れとなる。牢獄の過酷な暮らしにたくましく育った鬼丸は、やがて牢をやぶって親を捜す旅に出る。...

カーテンは今夜も青い

歌劇のスター目白千鳥が公演中に倒れた。赤い色の一種を見ると起きる、特有のショック症状が出たのだ。彼女は実は某国の王族で、祖国の暗殺者に狙われる身。千鳥の妹として育った少女つぐみは姉を懸命に守ろうとする。...

快傑シラノ

1953/04-11 「少年画報」(少年画報社) 連載エドモン・ロスタン原作の「シラノ・ド・ベルジュラック」を痛快にマンガ化した作品。剣豪にして詩人、音楽家、多才な怪傑・シラノ・ド・ベルジュラック。巨大な鼻がトレードマークだが、幼友達でパリ一の美女・ロクサーヌに恋をした途端、この鼻がコンプレックスに。一方ロクサーヌ...

カノン

東京で小学校の教頭をしている加納が出席する同窓会場の母校は、五年前に廃校となり建物は朽ちていた。それでも同窓会は開かれ、みな小学生当時と変わらぬ姿で現れる。加納ことカノン以外はあの空襲以前のままで…。...

がらくたの詩

1970/04/10-11/06 「少年キング」(少年画報社) 連載新宿西口に反戦フォークソングが響き若者たちと機動隊が衝突を繰り返していた時代。両親のいない兄弟の兄は機動隊員で弟思いの好漢だが、弟は彼に反発していた。そんな心優しい江崎兄弟が、ついに敵味方となって…。...

牙人

アマゾン奥地でピューマに育てられた「山猫少年」は、ブラジル滞在中の普通野刑事に引き取られて「牙人」と命名され、日本で暮らすことに。牙人は野生動物の能力を用い事件を解決する。普通野の娘並子は彼を愛し始める。...

きりひと讃歌

徐々に体全体が犬のように変形し、死にいたるという奇病・「モンモウ病」。この病気の治療に情熱を注ぐ医師・小山内は調査中に罹患してしまう! 犬のような外見に変わってしまった小山内の受難の物語。...

ぐうたろう千一夜

「ぐうたらを絵に描いたような」偶太郎は幸福駅行きの切符と間違えて不幸駅行きを買い、級友が作った模型の円盤を本物と思い込むドジ中学生。そんな彼が精神を集中し「競争のない」異次元宇宙の社会へ行ってみると…。...

グリンゴ

ひとりの商社マンの姿を通して、日本人とは何かを問う社会派サスペンスです。南米リド共和国の商業都市カニヴァリアに、日本の大手商社・江戸商事の支社があり、そこへ新しい支社長・日本 人(ひもとひとし)が赴任してくることになりました。日本(ひもと)は本社の藪下専務から目をかけられていたための、異例の出世でした。ところが、妻...

拳銃天使

アメリカ西部の小さな町を舞台にした、恋あり、ガン・アクションありの痛快西部劇マンガです。ニューメキシコとアリゾナの境にある小さな田舎町。悪徳警官ハム・エッグは、この町で町長と手を組んで、町を支配しようとたくらんでいました。しかし、ハム・エッグがその望みをかなえるためには、邪魔な存在がありました。それは、インディアン...

黄色魔境

1969/08/31 「週刊少年キング」(少年画報社) 掲載アフリカの砂漠にあったワダン・ワダンは他の文明と隔絶して栄えた古代都市。第二次大戦中、連合軍とドイツ軍の兵士らが、民間人の日本少年に捕らわれ、遺跡の土を掘らされる。少年はそこを調査した学者の遺児だった。...

後藤又兵衛

1954/08 「おもしろブック」付録(集英社) 連載 豊臣家滅亡前夜、後藤又兵衛は、仕官話のたびに高禄を要求し、悪評が立っていた。音に聞こえた豊臣方の豪傑も、主家を去って浪々の身となり欲に目がくらんだか? 彼に興味を抱く徳川方の武士森勝重はその真情を探る。...

ころすけの橋

父母の離婚で心を暗くしていた山村の少年は、ある日子カモシカがつり橋の丸太にはさまれて動けなくなるのを見た。少年は彼を「ころすけ」と名づけて橋までエサを運び、フンを掃除し雨の日にはビニールをかけて世話する。...

ハエたたき

1982/10/21 「コミックモーニング」(講談社) 掲載家庭用調理ロボット、シェフ2号の設計者は、その視覚認識能力と炭酸ガス検知能力を利用し、わが妻の殺害をプログラムした。シェフ2号の製造メーカー社主である彼女が、夫の思惑に反し彼でなく専務を社長にしたからだ。短編「サスピション」第1話。...

サロメの唇

オランダ人医師カルロスの助手に着くため長崎出島に出立する蘭方医倉敷は、かの地に性器で話す異人の遊女がいるという噂を聞いた。彼は実際にその遊女と出会う。彼女サロメは、何と尊敬するカルロスのお気に入りだった。...

ジャムボ

ケープタウン発シンガポール行きの旅客機内で飛行中にクモの巣が発見され、猛毒グモが現れた。クモの巣は機内に広がり、旅客たちのパニックは拡大する。人々のエゴがむき出しとなり、ついにはその中で殺人が起きる。...

シュマリ

『シュマリ』は、明治初期の北海道を舞台にした大河ドラマです。主人公は、野生的でありながら剣の腕も立つ男・シュマリ。彼はもともと内地人ですが、先住民のアイヌ人に敬意を持ち、親しく交流していました。ちなみに「シュマリ」とは、「キツネ」を意味するアイヌ語です。彼が北海道へ渡ってきた目的は、逃げた妻・妙(たえ)と、相手の男...

新選組

剣の腕を磨き、父の仇をうつため「新選組」に入隊した少年・深作丘十郎。幕末を舞台に、親友・鎌切大作や新選組隊士たち、そして坂本龍馬との出会いを経て成長する丘十郎の姿を描いた歴史ドラマです。...

ステロタイプ

『週刊放言』記者の御殿場は、暴力団井ノ頭組に何度も襲われる災難にあった。彼らは御殿場を歌手の森陽子と間違えて襲うのだ。森陽子は何故か御殿場とそっくりの顔をしており、バックには井ノ頭組の敵対組織がいた。...

ZEPHYRUS

空襲が激しさを増す第二時大戦末に、チョウのゼフィルスの採集に熱中する少年がいた。彼は採集中に農家から作物泥棒と間違われ、憤りを感じて真犯人を捕まえる。それは何故か彼の心を苛立たせる、よそ者の少年だった。...

第三帝国の崩壊

独裁者ベニト・ヘットラーは、モニターTVとロボットを用いて国民を監視し、第三帝国を支配していた。その彼をも脅かすのが、人口過剰と食糧難。ヘットラーは自分への反乱を煽動し、内戦で人口を減らそうとするが…。...

大地の顔役バギ

メキシコの農場主・フェルナンド・ゴメスは、開拓の途中で、オスのジャガーを殺してしまいます。ゴメスを夫の敵として付け狙うメスのジャガーにはバギという子供がいました。ついに敵を討ち取った晩、バギの母はゴメスの部下たちに撃ち殺されてしまいます。ゴメスの下げていたロザリオをバギに残して…。広大な農場の跡継ぎ選びは、ゴメス一...

丹下左膳

大衆作家・林不忘の生んだ剣豪キャラクター・丹下左膳を、手塚治虫流にアレンジした時代劇マンガです。ふとしたことからみなし児のチョビ安が手に入れたこけ猿の壷……。それは、柳生家に伝わる百万両の黄金のありかが記された宝の壷でした。そのつぼをめぐる騒動の中で、片目片腕の剣士・丹下左膳は、チョビ安と知り合い、父親代わりになる...

地球を呑む

男中心の現代社会を風刺したサスペンス喜劇です。太平洋戦争中の1942年、南太平洋のガダルカナル島で、日本兵の安達原鬼太郎と関市松は、捕虜のアメリカ兵からゼフィルスという美しい女の話を聞かされました。アメリカ兵は、ゼフィルスのことを知った男は、誰でも彼女に夢中になってしまうと言いました。そしてその通りゼフィルスが忘れ...

机の中へこんにちは

クラス委員長保勢(ほせ)は秀才の好男子で女子たちの憧れ。軽目(かるめ)は他の中学を追われ転校して来た女番長で、男子を子分に従えている。軽目は保勢に反発するが、二人とも家ではもうひとつの顔を持っていた…。...

罪と罰

革命前夜の帝政ロシアの町、ペテルブルグに住む貧しい少年ラスコルニコフは、高利貸しのおばあさんを殺して金品を奪ってしまいます。事件を捜査するポルフィーリイ判事は、すぐにラスコルニコフを疑いました。ラスコルニコフは、「人は天才と普通の人に分けられ、天才はたとえ人を殺しても、罪にならず、世の中を建て直すためなら良い」とい...

鉄路の白バラ

1954/05 『漫画少年』(学童社)にて初出。アメリカの漫画家・ミルト・グロスのサイレントマンガの影響で描かれた、無字幕のコマものの作品。後の小野耕世との対談「アメ・コミを語る」で話題に上がっている。...

てんてけマーチ

太鼓の達人の青年とヒノキの精の民話調ラブストーリーです。手塚治虫は「音楽」を題材にした作品を数多く残していますが、今回おすすめする「てんてけマーチ」も、そんな「音楽もの」の一つです。三兵は、和太鼓の名手だった祖父から、後を継いで太鼓打ちになるよう命じられます。お国のために兵隊になろうと思っていた三兵は、最初は逃げて...

ドースン一家の記録

悪人一家・ドースン家の三兄弟は、父の遺言の宝を争って探しまわります。父の所有する荒地のどこかに、それは埋まっているらしいのですが…。西部劇短編です。『ドースン一家の記録』は、本格的な少年向け西部劇であり、同時にストーリーの中にさまざまな教訓を含んだ寓話的な作品でもあります。先祖代々悪人という、悪名高きドースン一家の...

ドオベルマン

手塚治虫が街で出会った奇妙な外国人の絵描き。彼の描く絵に、ある法則を見つけた手塚は…。実話タッチのシリアスSF短編です。手塚治虫が知り合った下手くそな絵描きコニー・ドオベルマンは、欧州各地で食い詰め新宿に流れ着いたイングランド人。〝何者か〟の依頼で凄まじい徹夜仕事を重ね、数百枚の連作による「ある惑星の歴史」を描き続...

どついたれ

この作品は、隠れた手塚治虫の自伝的作品です。 稀代のストーリー・テラー手塚治虫は、たくさんのフィクションを生み出す一方で、折に触れて自分の半生をマンガにしています。『紙の砦』や『ゴッドファーザーの息子』など、明らかに自伝とわかる作品もあれば、『モンモン山が泣いてるよ』のように、フィクションとない交ぜになったもの、ま...

どんぐり行進曲

1959/01-06 「少年クラブ」(講談社) 連載トビの巣中学校の新入生木下藤吉郎は、同級生で剣の得意な織田信長、柔道の強い少女淀君と友情を結んだ。出版の道を志した藤吉郎は、零細な松下書房で働き、才覚を発揮する。『太閤記』のパロディで描く少年立志編。...

夏草物語

1954/06 「漫画少年」(学童社) 掲載戦争で討ち取った男に頼まれ、その家族に男の戦死を伝えに言った侍は、つい情けから男の家族と仲良くなり…。戦争のむなしさを描いた時代劇短編です。この作品は『漫画少年』の1954年6月号に掲載されました。 吉川英治や林不忘などの描く時代劇小説のような物語を、手塚治虫らしいシンプ...

七色いんこ

代役専門の天才役者にして泥棒という異色のキャラクターを主人公にした犯罪活劇です。七色いんこは、代役専門の天才役者で実は泥棒です。観客から盗みを働くのを劇場と劇団が見逃すことを条件に、どんな代役でも引き受けて見事に演じのけるのです。そんな彼に恋心を抱きつつも、彼を捕えようとしつこく追い回すのが、女刑事の千里万里子でし...

虹のプレリュード

ワルシャワ音楽院の新入生ルネは、ある秘密を隠したまま、同級生のショパンや古道具屋のヨーゼフと親しくなりますが…音楽を題材にした少女向け作品です。「虹のプレリュード」は、19世紀のポーランドを舞台にした物語です。心臓マヒで急死した兄になりすました妹のルイズは、世界的なピアニストになることが夢だったという兄の遺志を継い...

人間昆虫記

ひとりの悪女の生き方を軸にして、人間社会のゴタゴタを昆虫世界になぞらえて描いた風刺ドラマです。その年の芥川賞を受賞したのは、天才と噂される新進作家・十村十枝子でした。そしてその授賞式が行われているとき、別の場所で臼場かげりという女が自殺をしていました。臼場かげりと十村十枝子は、かつて一緒に暮らしていたこともある仲で...

人間ども集まれ!

戦争を皮肉った大人向けの風刺マンガです。東南アジアの独裁国パイパニアでは、人工受精によって人間を大量生産し、兵士にしようという計画が進んでいました。そのパイパニアへ、日本の自衛隊から義勇兵として送られた天下太平は、脱走して捕まり、人工受精の研究の実験台にされてしまいます。ところが、調べてみると、太平の精子は特殊なも...

ぬし

庄助沼の「ぬし」は生き残りの恐竜だった!?「ぬし」と浪人侍の心の交流を描いた時代劇SF短編です。「ぬし」は江戸時代のはじめを舞台にした、ちょっと変わった動物ものです。関が原の戦いから十年、天下をとった徳川家康がいよいよ大坂城をねらい、諸大名もぴりぴり、落ち着かない日々を過ごしていた時勢、慌しく駆けていく早馬を尻目に...

花とあらくれ

北国で前科もちの荒くれたちが漁師として働く「海坊主小屋」に、新入りピス健が現れた。小屋近くで花を育てる彼を、ケンカで人を殺す凶暴な留は「娘(あま)っ子」と呼んで嘲笑する。だがピス健は凄まじい猛者だった。...

弁慶

「弁慶」は、月間の少年マンガ雑誌界で別冊フロクのブームがおこった時代に、その中の1冊として描き下ろされた、平安時代末期の歴史物です。手塚治虫は弁慶にまつわるストーリーについて「架空の話をでっちあげるほかにないのです」「むちゃくちゃに遊んでやりました」といっていますが、比叡山の延暦寺を追い出された弁慶が、通行人から1...

陽だまりの樹

江戸時代から明治時代へ……日本の政治の一大転換期を舞台に、その時代を全力で駆け抜けた若者たちの姿を描いた大河ドラマです。青年武士・伊武谷万二郎は、剣豪・千葉周作の道場へ入門しましたが、入門3日目に千葉周作は死亡。その通夜の席でいざこざを起こし、兄弟子の清河八郎と決闘することになってしまいます。そしてけがをした万二郎...

人食岬の決戦

昭和十八年、××島の人食岬では強力な戦車「シバの女王」が敵の要塞を守備。日本軍はこれを攻めあぐねていた。非情な部隊長は、人望のある五ツ木少尉に弱卒ばかりを預けて指揮させ、おとりの捨て駒にしようと企む。...

火の谷

ある殺人を追って少年保安官が訪れた町には、悪魔の拳銃「デビル・ジョスレー」の噂がささやかれていた。少年向け西部劇短編です。険しい岩はだもむき出しの谷あいの小川に、誰かが直接顔をつけて水を飲んでいます。ところがこの男、いつまでたっても、顔を上げる気配がありません。そこでぐっとカメラがより、水を飲んでいる男の背中をアッ...

秘密指令第3号

同時に故郷に戻った少年たち、犬岡ケン太と猿沢良一は、海底トンネル工事会社と運送会社の跡取り息子。二社は利害の対立から敵対しており、そのさなかにケン太の父は殺される。だが少年たちは互いに心を通わせ合う。...

ファウスト

ゲーテの戯曲「ファウスト」を、当時の幻想的なアニメーション風のタッチでマンガ化した作品です。悪魔メフィストは、自分の力に自信を持ち、天使を下界へ落としてしまうなど、乱暴ばかりはたらいていました。そこで神さまは、メフィストに、学者のファウストを地獄へひっぱりこんでみろと命じます。しかし神さまはその一方で、下界に落ちた...

フィルムは生きている

アニメーション映画作りに夢と情熱を傾ける若者の姿を描いた青春マンガです。マンガ映画(アニメーション)を作る夢を持って上京した夢想家の少年・宮本武蔵は、東京でマンガ映画会社を訪れました。しかしベテランのマンガ映画作家・壇末磨から、「絵の動きが死んでいる」と一喝されてしまいます。そんな中、宮本武蔵は、佐々木小次郎という...

二人のショーグン

1979/01/01-02/04 「週刊少年サンデー」(小学館) 連載『ジャングル大帝』をはじめ、手塚漫画にはしばしば、人間と自由に意思疎通を取れる動物が出てきます。レオのように自由に言葉が話せなくとも、『ブラック・ジャック』のシャチのトリトンや、『鉄腕アトム』ではヒゲオヤジの愛犬、ペロなど、有名作品だけをざっと見...

ブッダ

独自の解釈で描かれた、手塚治虫版ブッダ伝です。シッダルタは、ヒマラヤ山脈のふもとカピラヴァストウで、シャカ族の王・スッドーダナの長男として生まれました。けれども、生後7日目に母マーヤと死にわかれ、叔母のパジャーパティに育てられました。その後、16歳でヤショダラと結婚し、一子ラーフラをもうけますが、人生の根底にひそむ...

ブラック・ジャック

無免許の天才外科医ブラック・ジャックが活躍する医学ドラマです。ブラック・ジャックは、天才的な外科手術の技術を持ち、死の危機にさらされた重症の患者を、いつも奇跡的に助けます。しかしその代価として、いつも莫大な代金を請求するのです。そのため、医学界では、その存在すらも否定されています。人里離れた荒野の診療所に、自ら命を...

平原太平記

江戸時代(1603〜1867)末期の日本で、荒れ地の開墾に生涯をささげた武士の一生を描いた、長編時代劇です。江戸時代末期。足伏(あぶせ)藩の領地には、足伏が原と呼ばれる広大な荒れ地がありました。安政三(1856)年夏、家臣の須田紋左(すだもんざ)は、藩主に、この原始境・足伏が原(あぶせがはら)の開墾を申し出ます。し...

ベニスの商人

原作はシェイクスピア。舞台は現代のベニス。海運業者アントニオは、友人バッサニオのため悪徳商人シャイロックに借金して返済不能となり契約で胸の肉を切られる羽目に。だが法廷では彼の危機をバッサニオの恋人が救う。...

ほろ馬車くん

1952/01/10 「おもしろブック」 増刊 痛快読物と漫画号(集英社) 掲載西部を行く幌馬車隊に、花を愛する内気なジニーとガムシャラな元気者トニーの二少年がいた。二人のはざまで美少女マーガの心は揺れ、思わせ振りな態度を示す。インデアン襲撃の危機が去った時、彼女が選んだのは…。...

摩天樓小僧

1952/01 「少年クラブ」新年増刊号(講談社) 掲載八百四十階の摩天楼=アンパイア・スカイビルに次々と異変が。地下に怪盗が出現。某国は強引に買収を迫り、支配人には謎の脅迫文が届く。屋根裏に住む少年、摩天楼小僧はその謎を探るが、黒幕に捕らわれ絶体絶命に!...

魔の山

山登りを趣味とする青年、間ケンは、遭難者を救出するため、ベテランクライマー佐佐木とともに多羅魔岳の難所「牛の舌」へ向かった。山登りのスリルを体感できるシリアスドラマです。スポーツものはあまり描かなかった手塚治虫の、珍しい山岳スポーツマンガです。とはいえ、純粋に山登りをスポーツとして描くのではなく、主人公に救命という...

豆大統領

1953/10-1954/12 「冒険王」(秋田書店)連載 奴隷解放前のアメリカ南部で、奴隷の子・トムは意地悪な主人のもとを逃げ出して、お尋ね者のレモン・キッドの稼ぎの大金を、ひょんなことから手に入れた。奴隷や貧しい人たちをひそかに救ううちに、いつしか「豆大統領」と呼ばれるようになる。若き日のエイブラハム・リンカー...

ミッドナイト

深夜の街を走るタクシードライバーが出会う奇妙な客たちの姿を描いたサスペンスドラマです。「夜はいろいろな顔を持っている。その顔をひとつひとつのぞいていく男がいる。その名はミッドナイト」そんなプロローグの言葉で始まるこの物語は、主人公・ミッドナイトの出会う奇妙な客たちの姿を、毎回、1話完結形式で読ませてくれます。ミッド...

MW

現代のありとあらゆる悪を体現する悪魔のような男の姿を通して、現代社会の病理を浮き彫りにしたピカレスク(悪党)コミックです。真面目で有能な銀行員・結城美知夫のもうひとつの顔は、次々と犯罪を犯し続ける凶悪な誘拐犯でした。結城は、犯罪を犯すたびに、教会の賀来神父の元を訪れ、懺悔をしていました。けれども結城と賀来神父とは、...

もの憂げな夜

異国で札ビラを切り、日本人はついにその女を買った。何十年も昔に恋人との仲を裂かれて以来、歳を取らずに彼を待ち続ける奇跡の美女。その恋人を奪ったのは、実は太平洋戦争中地元の男らを強制連行した彼自身だった。...

モンモン山が泣いてるよ

少年時代の手塚少年は、蛇神社の神様、と名乗る青年と出会った。作者自らの少年時代をモデルにした、ファンタジックな民話風短編作品です。この「モンモン山が泣いてるよ」は、手塚治虫の故郷への想いが色濃く出ている、非常にノスタルジックな短編作品です。昭和11年の秋。小学4年生のシゲル(手塚治虫がモデル)は、チビで弱虫のため学...

山棟蛇

東京都知事を銃撃しガードマンを殺害した犯人として指名手配中の甲斐泰夫は、古畑村の村長らにかくまわれた。村長の目論見は彼の逮捕を劇的に演出し、その話題をマスコミを通じて広め村を時の名所とすることだった。...

山太郎かえる

手塚治虫の動物マンガには、『ジャングル大帝』のようなファンタジックなものから『動物つれづれ草』のようにリアルなものまでさまざま、取り揃えられているのですが、この『山太郎かえる』は、ちょうどファンタジーとリアルの真ん中ぐらいに落ち着く、小説でいったら『ごんぎつね』や椋鳩十の短編などを彷彿とさせる作品です。事故と山狩り...

やまなし

作品の上半分は宮沢賢治作『やまなし』のマンガ化(舞台劇風)。下半分は、戦時下に農村で同作品を上演する演出家後藤と息子たちの物語。敵機の機銃掃射で上演は延期され、時局に適せずとの当局通達により禁止となる。...

山の彼方の空紅く

「山の彼方の空紅く」は、冒頭からいきなり民家に爆弾が飛び込んでくる場面が登場するショッキングな作品です。たった一つの家族が自衛隊を相手に、これまで大切に守ってきた山を守り抜こうと、小さな家に立てこもっています。山のふもとに作られた軍事基地のため、彼らは国に立ち退きを命じられているのでした。その日の朝は、ついに自衛隊...

夜明け城

手塚漫画の魅力というと、かわいい絵にそぐわない深いテーマとか、どんなにカッコいいヒーローも秘めた悩みを持っているリアリティとか、人によってさまざまに挙げられると思いますが、その共通項の一つに、作品の持つ多重性が挙げられると思います。この『夜明け城』には、そんな手塚漫画の魅力が、ある究極の形として凝縮されています。ア...

来るべき人類

○○国は世界の反対を押し切り日本アルプスで新型爆弾42・GAMIの実験を強行、全世界が予想外の放射能に包まれ文明は破滅状態となった。五年後、その惨禍を逃れた金星の日本基地から草津隊長一行が地球へ戻った。...

荒野の弾痕

西部の町に、元南軍兵士のダッドレイが帰郷した。隠してはいるが、今や彼は、おたずね者の強盗ダッド・ザ・シャイロだった。正体を知った父フライデイは保安官として彼を捕らえ、弟ジミーは泣きながら兄をなじった。...

白縫

1971/04/26 「週刊少年ジャンプ」(集英社) 掲載稲垣伸二少年の故郷は「白縫」の出る沖中。帰省した彼は、土地の顔役となった兄が、海を汚す埋め立て、空港開発を進めていることを憤る。不思議な童女の出現が兄をひどく苛立たせて、二人は決定的な対立へと向かう。...

コラープス

1971/12/27 「週刊少年ジャンプ」(集英社) 掲載舞台は古代ヨーロッパ。リディアの猛将ニキアスは、物資徴発に寄ったゴール人の村から美女ヘラを連行。その侵略の余波で村は焼き払われた。ヘラの弟サランは守護神オーディンに復讐を祈る。すると恐ろしいことが…。...

おふくろの河

1972/02/14 「週刊少年ジャンプ」(集英社) 掲載父のいない井上義人少年の母は、股旅物『むら雲長五郎』を演ずる大衆劇団の座長市村洋子。旅回りのため東京の義人と離れて暮らしていたが、自分の芝居の影響と寂しさから不良化する義人を案じ、劇団の解散を決意する。...

奇動館

1973/02/19 「週刊少年ジャンプ」(集英社) 掲載江戸から私塾奇動館へ教師として赴任した中浜好太郎は、おかしな採用試験に落第、生徒となる。そこは不良、なまけ者と呼ばれた子どもたちが、好き勝手にエレキテルやからくり人形を研究する、世にも奇妙な学校だった。...

ルードウィヒ・B

ドイツの作曲家・ルードゥイヒ・ヴァン・ベートーヴェンの半生を描いた伝記マンガです。ドイツのボンで生まれたベートーヴェンは、音楽家の父ヨハンの期待と教育を受けて早くから楽才を発揮し、6歳のときの演奏は新聞記事になるほどでした。しかし、そんな彼を見たクロイツシュタイン公爵の息子・フランツは、ベートーヴェンの耳を棒でなぐ...

レモン・キッド

1953/05 「冒険王」付録(秋田書店) 掲載お尋ね者メロン・キッドが年の暮れ押し迫ったドッジ・シティに現れた。積年の仇、ジャック・ベッドを追ってきたのだ。ドッジ・シティは一触即発の雰囲気に包まれる。町のシェリフ、レモンはなにやらメロン・キッドと因縁のある様子。「何も言わずに日没までに町を出てくれ」というレモンを...

ロロの旅路

エゾオオカミの三兄弟ロロ、ルル、リリは剥製にされた母を追うが、二匹は途中で命尽きる。残るロロは母が展示される北海道物産展とともに日本を南下。そんな彼の心をくみとったのはデパート荒らし風通しのベンだった。...

午前7時の地下室

暗殺者たちがホテルの守衛室を襲った。目的は警戒厳重な上の階に宿泊中の世界的原子科学者ロービイを、時限爆弾で建物ごと吹き飛ばすこと。守衛父子の父は病に伏し、息子は少年だったが、二人は抵抗をあきらめない。...

P4の死角

1982/12/16 「コミックモーニング」(講談社) 掲載198X年、厳重管理下の実験室で、藁腰教授の弟子樋口の身に事故が起きた。装置の誤作動により、実験用DNAが気密服を貫いて注射されたのだ。宿主となった樋口は外界と遮断されて生きることとなり、十年が経った。...

ジョーを訪ねた男

1968/09/25 「プレイコミック」(秋田書店) 掲載ベトナム戦争で戦死した黒人兵のジョーの臓器をもらって生き延びたオハラ隊長は、南部の出身で、人種差別主義者だった。彼は、自分の体内に黒人の臓器がある事を秘密にするために、その事を知っているジョーの家族をハーレムに訪ねるが……。...

野郎と断崖

1968/11/25 「プレイコミック」(秋田書店) 掲載フランスの西海岸に、「妄想の崖」と呼ばれる切り立った崖があった。その崖は穴だらけで、風がふくたびに古代楽器のような音を奏で、人間にあらぬ妄想を見させる……。監獄から脱走した男が、この崖に逃げて来た。パトカーのサイレンを聞いた男は、通りがかった家族連れを人質に...

グランドメサの決闘

1969/03/10 「プレイコミック」(秋田書店) 掲載西部の町にすむスティーブは18歳になった。そこへ、父を殺したガンマン・マクラウドが町にやってきた。スティーブは、制止する母親をふりきってグランド・メサでマクラウドと決闘をするが、親指をつぶされて、命からがら町に逃げ帰る。銃ではマクラウドを殺せないと知ったステ...

夜の声

1974/10/25 「プレイコミック」(秋田書店) 掲載青年社長の我堀は、やり手で仕事の鬼だったが、だだ一つ風変わりな道楽を持っていた。日曜だけ乞食になって道に座っているのだ。誰にも干渉されず、行き交う人々を見るのが彼の勉強でもあった。ある日我掘は、家出した若い女を助け、女は乞食の我堀のほったて小屋で生活するよう...

そこに穴があった

1969/08/10 「プレイコミック」(秋田書店) 掲載ヤクザを殺して森へ逃げこんだ男が、たまたま小型飛行機の墜落事故に遭遇して、怪我人と出会った。男はその怪我人を放置することができず、病院まで運んであげて輸血の血まで提供してしまった。そして一夜明けると、男はマスコミに取り上げられ、有名人になってしまっていた……...

暗い窓の女

1969/07/10 「プレイコミック」(秋田書店) 掲載大学生の外山は、妹とふたり暮らしで、妹が働いて兄の学資を出していた。 ふたりは兄妹だが愛し合っていた。外山は、妹の勤めている会社のビルの窓から、妹の姿を見つめ、ふたりの間の壁の厚さを実感していた。 そして、妹の会社の専務が、妹を気に入ってプロポーズした時から...

電話

1969/11/10 「プレイコミック」(秋田書店) 掲載大沢優は学園闘争の闘士だ。今もバリケードをはって、仲間と大学の校内にたてこもっている。 そこに、寺山博子という女性から電話がかかる。彼女は自由の無い女子寮住まいで、さみしい女性だった。 大沢は彼女に自由を得るために学校と戦うべきだと言い、デートの約束をした。...

ロバンナよ

1970/03/14 「プレイコミック」(秋田書店) 掲載大学時代の悪友の小栗を南伊豆に訪ねた手塚治虫は、世間とのつきあいを断った小栗が、メスのロバを可愛がっていることを知る。 その晩泊まった手塚は、小栗の奥さんがロバを殺そうとするのを止めた。 奥さんが言うには、小栗は動物の方が好きな変態だと言う。しかし小栗は、自...

ふたりは空気の底に

1970/04/11 「プレイコミック」(秋田書店) 掲載ある熱帯魚の水槽に、愛し合う2匹のグッピーが棲んでいた。だが水槽にタバコの吸殻が落ちただけで、2匹は死んでしまった……。 19XX年、核戦争が起こり人類は滅びる。しかし、万博会場に展示された宇宙旅行用ユニット・カプセルの中で、男女ふたりの赤ん坊がスクスクと成...

墜落機

1969/10/01 「少年チャンピオン」(秋田書店)に「ザ・クレーター」の第5話目として掲載された。架空のある「未来」。航空部隊・ダイモン戦闘隊の三等空曹オクノ・リュウイチは敵基地につっこみ、司令塔を爆破、壮烈な戦死をとげた…ことになっていた。実際は目標間近に逃げ、無人島に不時着、生き延びたのである。ところが玉砕...