1969/11/10 「プレイコミック」(秋田書店) 掲載
大沢優は学園闘争の闘士だ。今もバリケードをはって、仲間と大学の校内にたてこもっている。 そこに、寺山博子という女性から電話がかかる。彼女は自由の無い女子寮住まいで、さみしい女性だった。 大沢は彼女に自由を得るために学校と戦うべきだと言い、デートの約束をした。 ところが約束の日時に行ってみると、代理の女性が来ており、寺山博子は1ヵ月前に死んだという。 だが、寺山博子からの電話は、いまだに大沢のもとへ毎晩かかってくるのだ。そして、彼女と本当に会える日がやってきた……。