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ストーリー

なんでもマイコンで予測ができる空前のマイコンブームの日本。ヨタノスケは仲の良い友達のいぶと、相性が最悪だ、と予測され…。SF風味のラブ・コメディです。

「ふたりでリンゲル・ロックを」とは、何ともストーリーの想像しづらいタイトルですが、その内容はSFコメディとでも言うべき、楽しい作品です。
マイコンで簡単に未来の予測ができるようになった1980年代。小学生の女の子・鶴寺いぶは「1999年に世界を手に入れる」とコンピューターに予言され、同級生達から悪魔扱いされる。そんな彼女の唯一の味方は、幼馴染の荒間世田ノ介(あらまよたのすけ)。そして運命の1999年、成長した2人が再会した時、予言の謎がすべて解き明かされた…というのが、この作品の大まかなストーリーです。
1982年に発表された作品なので、当時としては近未来の物語として描かれているのですが、21世紀に突入した今となっては、その未来予想図と現実との間にはかなりズレが生じてしまっています(『ノストラダムスの大予言』が大げさに持ち出されたりするのは、ご愛嬌といったところ)。ですので、ここはひとつ“マンガの中のお話”として、割り切って読みましょう。
また、この作品の核は何と言っても“予言の謎解き”です。これはまさにアイデア一発勝負なので、ネタバレしないよう、あまり詳しく語るのは止めておきますが、「そうきたか!」と感心するか、「何だこれは!」と怒り出すかは、あなたの性格によるでしょう。とにかく謎解きにいたる後半の展開は、マジメな人なら本を投げ出してしまいそうなバカバカしさなので、肩の力を抜いて読むことをおすすめします。
壮大なテーマや緻密な構成などとはおよそ縁遠いですが、それだけに何とも憎めない雰囲気を持っている、軽妙なタッチのSF短編作品です。

解説

1982/01-02 「月刊少年ジャンプ」(集英社) 連載

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