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ストーリー

科学対魔法の対決を描いた物語です。
悪魔大王が100年間の地獄旅行から帰ってみると、人間の世界はすっかり科学文明が進み、悪魔や魔法を信じる人はいなくなっていました。
悪魔大王は、人間に魔法の恐ろしさを見せつけるために、ヒゲタ博士に科学と魔法の対決試合を申し込みました。
ヒゲタ博士と、甥のケン一、姪のハナ子の3人は、火星人の科学者チロールを味方にして、いよいよ試合が始まります。

解説

1948/02/20 単行本(不二書房)

『新寳島』(1947年)、『火星博士』(1947年)に続く本格長編マンガで、『地底国の怪人』(1948年)と同時に描かれ、同時期に発表されました。 当時、魔法と科学の対決というアイデアは、かなり斬新なものでした。 また、作品全体がケン一の読んでいるマンガで、巻末にお化けの解説が付けられていたりと、構成にも工夫がこらされた楽しい作品です。 この作品は描き版(職人が原稿を印刷用の金属版に直接描き写したトレス版)によって印刷されているので、原画とは絵が違っています。

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