ストーリー・
1955/10/10 「小学生朝日新聞別冊 読みものとまん画 8号」(朝日新聞社)掲載
地球と人工衛星を自由に行き来できる宇宙列車がある時代、子供のお土産を探していた紳士は、露天で磁石を売っていた少年から磁石を一つ買います。ところが紳士はお釣りを受け取り損ねてしまい、少年は紳士を追いかけて、間違って宇宙列車に乗ってしまいます。
実は紳士は人工重力装置を開発した博士で、宇宙列車には、装置を修理するために乗り込んだのでした。
小さな豆じしゃくが博士と少年を結びつける、心温まるお話です。