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ストーリー

太古の昔、地球からちぎれて独立したママンゴ星には、少しの電圧で大きなエネルギーを出す石がある! 石を偶然に発見した敷島鵬翼博士は、動物たちに理性を与える研究を秘密に進める傍ら、ママンゴ星がもっとも地球に接近する4月4日、ママンゴ星に上陸する計画を立てていた。一方ホールス、アフィル、カタメらの陰謀団は、この石を付け狙い、敷島博士の友人・邪我汰博士を殺害し、石のかけらを奪っていった。偶然現場に居合わせたヒゲオヤジは、敷島博士によって理性を与えられたウサギのミイチャンとともに、陰謀団に立ち向かう。

解説

この「ロストワールド」私家版は、ぼくが北野中学二、三年の頃に書いたもので、その前に「幽霊男」(「火星博士」のもとになった物語です)を書いたのにつづいています。「ロストワールド」は、ごらんの通りまだ絵としての体をなしていませんが、すくなくとも従来の漫画本とはちがった新機軸を出そうと試みたことはたしかで、冒頭に「これは漫画にあらず、小説にもあらず」とわざわざうたっている所など、意気込みはたいしたものだったようです。(下略 1982/2/28 名著刊行会刊より 手塚治虫による著者改題)

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  • ロストワールド 私家版 (1)
  • ロストワールド 私家版 (2)

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