そのやさしい作風や、日本を代表するキャラクター「アンパンマン」の生みの親として、幅広い世代に愛されているやなせたかしさん。そのやなせさんの作品を見られるミュージアム「やなせたかし記念館」が高知県・香美市にあります。そちらで現在開催中の「やなせたかしとアラビアンナイト展」に、手塚治虫から依頼されてやなせさんがキャラクターデザインを手がけた大人向けアニメ(アニメラマ)『千夜一夜物語』の貴重な資料が展示されています。
この企画展は夏休み期間の9月14日まで開催していますので、これはぜひ、見ておきたいところです!
今月の虫ん坊では、香美市立やなせたかし記念館のスタッフの方から、展覧会の見どころなどをご紹介していただきました!
チケットプレゼントもありますよ!!
今年は戦後70周年にあたり、8月15日には終戦記念日を迎えます。
今月のオススメデゴンスは、手塚治虫が歴史ではなく現実に戦争を体験した者として描き上げた数々の作品の中から、短編「モンモン山が泣いてるよ」をご紹介します。(『タイガーブックス』4巻収録)
自身の少年時代を投影したいじめられっ子の主人公。その前に現れた蛇神社の白ヘビと名のる青年。青年との交流を通し、少年は少しずつ強くなって行きます。 次々と青年が予言した言葉が現実になって行く中、年月が経ち、少年は大人に。
再び故郷の土を踏み、当時は聞こえなかった紋紋山(もんもんやま)の泣き声に思うことは何か。
非常に読後感のある深い作品となっています。
8月号の投稿のテーマは、
「海と手塚キャラ」「アドルフに告ぐ」
手塚作品の中には、海に関係のある作品やエピソードが数多く存在しています。
今月号では、皆さんの印象に残っている、海に関係のある手塚作品を教えていだだきました。
リブート上演にちなんで、「アドルフに告ぐ」のイラストもあわせてご紹介いたします!