映画「手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-」の公開まで、あと約1ヶ月! 待ち遠しい中、一足早く、展覧会などで「ブッダ」に会えるイベントが続々と開催されています。
4月26日から、上野の東京国立博物館で開催される特別展「手塚治虫のブッダ」展は、日本の博物館では初の試みで、なんと漫画と仏像が同一展示会場に展示される、というユニークな展覧会です。
最近では、若い人にも増えているという仏像ファンからも、漫画ファンからも楽しみな展覧会です!
虫ん坊ではこの展覧会を企画された、東京国立博物館 学芸企画部長
手塚治虫の作品を雑誌に初めて掲載されたものとほぼ同じ形で読むことが出来るようにする復刻出版が相次いでいます。4月下旬には、『鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集』のユニット7(別巻)も発売されます。
すでにニュースコーナーでご紹介のとおり、満を持して、手塚治虫のライフワークとも言えるあの『火の鳥』が、同じように、各初出掲載雑誌のバージョンで復刻刊行されることになりました。
"黎明編"のプロトタイプ版が掲載された『漫画少年』から、『少女クラブ』、『COM』、『マンガ少年』、『野性時代』と、足掛け35年、五誌にわたって連載されたこの大河作品を、掲載当時と同じ画面の大きさとフルカラーで再現、当時の読者ときわめて近い気持ちで読むことが出来る決定版『火の鳥《オリジナル版》復刻大全集』が、ついに今年6月から発売になります! 虫ん坊では、企画・編集を手がける、復刊ドットコム
虫ん坊4月号、オススメデゴンスでは、「火の鳥 生命編」をご紹介します!
そろそろ桜の咲き始める季節になりましたね! 映画「ブッダ」もいよいよ間近となりました。特集でも取り上げたように、上野の東京国立博物館で展覧会が始まるなど、関連イベントも盛り上がってまいります!
「ブッダ」は仏教の開祖であるシッダルタが、生命の本質を追求する物語。手塚治虫による生命観が語られる名作ですが、今回の「オススメデゴンス」では、さらに別の視点から、「生命」について考えた作品を取り上げてみました。タイトルもずばり、「火の鳥 生命編」。もし、生命がいたずらに粗末に扱われるような社会があったら、どんな悲劇がまっているのか? 高齢化社会や、マスメディアの行過ぎた娯楽主義など、遠い未来の日本を舞台にしていますが、現実の社会にもいろいろな教訓をもたらしてくれます。とってもシリアスな読後感ですが、読んで決してソンはありません!
なかなか春めいてきませんね…… 「暑さ寒さも彼岸まで」なんて、昔は言ったみたいですが、今年に限っては彼岸過ぎだろうがなんだろうが寒いようです。
それでも春はやってきているようで、会社の裏庭にあるアジサイの樹から、新芽が出てきてました。
「手塚治虫のブッダ」展の取材の際、松本さんにお伺いしたのですが、4月5日から5月15日と、期間が重なっている「写楽展」も松本さんが手がけていらっしゃるそうです。期間中の東京国際博物館は、かなり豪華なことになってそう! 桜の樹も植わっているので、お花見にも最適なロケーションです。ブッダ展は花見シーズンの後ですが、お花の季節に足を運ぶのもよさそうです。
『火の鳥』のオリジナル復刻版は、6月刊行ですが、予約が始まっていますので、一足早めにご紹介しました! 実は私も、「雑誌連載版」は全く読んだことがないので、中身が気になってしょうがないです。
いとう