11月3日は手塚治虫の誕生日! ということで、今月は、手塚先生のルーツを知る作品をご紹介します!
『陽だまりの樹』は、幕末を舞台にした物語。主人公の伊武谷万二郎は武士として、手塚良庵は蘭方医として、激動の時代を生きていきます。
名前からぴんとくるかと思いますが、手塚良庵こそは、あの福沢諭吉も通った「適塾」に通った秀才で、手塚治虫の曽祖父に当たる人物。幕末といえばたくさんの有名なヒーローがひしめく時代ですが、あえて自らのルーツを掘り下げる視点が読みどころの作品です!
今月はちょっとマイナーな『七色いんこ』を題材にしてみましたが、たくさんのご応募、ありがとうございます! 読んだことがないかたも、機会を見つけて、ぜひ読んでみてくださいね! 演劇の達人ということで、いろいろな役の扮装もするので、コスチュームも華やか。気軽に読めるコメディ作品です。
さて、今月の投稿をいただいた方には、手塚プロ蔵出し、写真のグッズをプレゼントしたいと思います。
ハッピーバースデー、手塚先生! ということで、今年も11月がやってきましたね!
いよいよ始まりました、新企画展「星新一展」。そこで今月は、星ライブラリの代表で、星先生の娘さんでもある、星マリナさんにインタビューをしました!
実は私、星新一作品は個人的にも大好きなのです。今回は星マリナさんにインタビューができて感激です!
皆さんも教科書などで読んだことがある方が多いのではないでしょうか?
企画展は2月までたっぷり、やっておりますので、読者の皆様もぜひ一度足を運んでみてください。
特集2でご紹介した、「手塚治虫を装丁する」展主催の香取さんとも、不思議なご縁です。今回は展覧会の企画者としてのお話を伺いましたが、「森の伝説」の冒頭のペン画を担当されていたとは! そのお話もさることながら、本や紙についてのいろいろなお話は大変ためになりました。どうしても手にとってしまう本ってありますよね。著者が気になったり、タイトルが魅力的だったりすることもありますが、これからはめくってみたり、紙の質感をさわって確かめたりして、装丁の妙味を味わいながら買おうと思います。
いとう