今年、2013年は、『ブラック・ジャック』連載開始40周年、『鉄腕アトム』テレビアニメ放送開始50周年、『リボンの騎士』連載開始60周年……、といろいろ節目の年なんですが、実はまさに同じ今年、日本のSF作家が集う団体、日本SF作家クラブも設立50周年を迎えます。
手塚治虫も常連だった、という台湾料理屋山珍居(この『虫ん坊』でも、2002年10月、手塚るみ子さんによるエッセイ「グルメ・ド・オサムシ」で紹介しています)で11人のSF作家・評論家・編集者によって発足した、というこのクラブは、現在も瀬名秀明さんを会長に、小説家を初め評論家、翻訳家、マンガ家、イラストレーター、アーティストなど237人もの様々なSFクリエイターたちが名を連ねています。
今月の虫ん坊では、手塚治虫記念館で3月1日より開催される『手塚治虫と日本SF作家クラブ』展の概要をご紹介、この企画展についてSF作家クラブ事務局長・翻訳家の増田まもるさんにお話をうかがいました。
今年もこの季節がやって来ました! 毎年恒例で3月下旬に開催されるアニメーションの大イベント、『東京国際アニメフェア2013』がいよいよ3月21日から開催されます!
今年で11回めの開催となり、アニメファンにはお馴染みになりつつありますが、皆さんは行ってみたことはありますか? もしかしたら、「えっ? それってどんなイベントなの??」という方もいらっしゃるかも知れませんね。
今までも何度か、手塚プロダクションのブースについてご紹介してきましたが、今年の虫ん坊では改めて、『東京国際アニメフェア』そのものについて、東京国際アニメフェア実行委員会事務局チーフプロデューサー 北上浩司さんに詳しく伺いました!
今月はやっぱり、手塚治虫のSF作品にスポットを当ててみましょう! 今月のオススメデゴンスは、早川書房のSF専門誌『SFマガジン』に連載された本格SF『鳥人大系』をご紹介します!
人間が「万物の霊長」である、という固定観念を軽〜く粉砕してしまう本作、興味のあるかたはぜひ、『SFファンシー・フリー』とともにお楽しみ下さい。
1960年代半ば、水木しげるの妖怪マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』のヒットをきっかけに少年マンガ界に起きた妖怪ブーム。手塚治虫はこの人気作への対抗心から妖怪マンガ『どろろ』の連載を始めたと言われていた。だけど『どろろ』誕生の理由は本当にそれだけだったのか!? 今回は当時の妖怪ブームの中でも異彩を放った傑作『どろろ』誕生のあのころにスルドク迫ります。またこの作品の連載当時、手塚治虫に妖怪のアイデアを提供した長男・手塚眞氏の貴重なインタビューもあるでよ!!
いよいよ春も近づいて来ました。 毎月たくさんのイラストをいただいておりますが、今月は、試験などの一段落シーズンもあってか、普段より多めのご投稿、ありがとうございました!
3月というと卒業やクラス替えのシーズンですね。新しい環境に飛び込む方、がんばってください!
虫ん坊3月号いかがでしたでしょうか?
手塚治虫と言えばSF、ということで、今月は1日から始まる企画展『日本SF作家クラブと手塚治虫』展についてご紹介しました! 作家クラブ、というだけあって、会員の方はみなさん、本業で文筆業など、クリエイティブな活動に携わる方々ばかり。増田まもるさんもいわゆる「ニューウェーブ」と言われるSFの翻訳などで著名な方です。日本SF作家クラブの50周年記念イベントには、他にもさまざまな催し物が予定されているみたい……なになに、記念アンソロジー『日本SF短編50』刊行開始、日本SF作家クラブ創立50周年記念プラネタリウム番組を語る、とな……!(こちらは同じジュンク堂書店池袋店で開催予定です)SFファンにはたまらないイベントもりだくさんみたいですので、手塚マンガも好きだしSFも好き、という方はぜひチェックしてみては。
特集2では、いよいよ3月21日からの東京国際アニメフェア2013を取材いたしました。『鉄腕アトム』もテレビアニメ化から50周年。手塚プロダクションのブースでも『アトム推し』で行きますので、みなさん、アトムの巨大バルーンに会いに来てくださいね!!
いとう