大阪を拠点に、キッズアパレルをメインにポップでかわいい商品を作り続けているブランド・CONVEX。2007年の「JAM ジャパン・アニメーション・コンテンツ・ミーティング(現ジャパン・アニメコラボ・マーケット)」をきっかけに…、手塚プロダクションとコラボレーション、CONVEXのメイン・キャラクター「ミュータンくん」と鉄腕アトムのコラボレートキャラクター「ATOMUTAN」が登場しました。
その後、キッズ向けTシャツから雑貨、フィギュアやぬいぐるみなどで商品展開をしてきたCONVEXがついに東京に直営ショップをオープンしました。場所はとりわけファッション感度の高い裏原宿。新ショップでは、おなじみのATOMUTANのほか、「ジャングル大帝」や「ブラック・ジャック」とコラボレーションした新作も登場し、手塚ファンにもうれしい展開になっています。
虫ん坊では、「CONVEX」の代表であり、デザイナーでもある
皆さんは、ブライスというお人形をご存知でしょうか?
大きな目が印象的な、まるで少女マンガの中から抜け出してきたような顔立ちと、カスタマイズの多様性から、ジャパニーズ・ポップカルチャーのひとつの代表として、海外でも評価の高いファッションドールです。名前は知らなくても、テレビのコマーシャルや広告などにも出演していることから、その印象的な顔立ちを覚えている人も多いのではないでしょうか?
その、ブライスが日本で商品化されてから今年は9年目。この9年間、毎年、チャリティ展覧会が行われていますが、今年のテーマは「Manga Girls Inspiration」。日本のポップカルチャーの代表ともいえる「マンガ」の登場人物たちを、ブライスが演じる、というコンセプトで、手塚治虫の作品からは「ブラック・ジャック」が選ばれています。
おしゃれな女の子のイメージのブライスがブラック・ジャックに扮する、という意外性、これには何か狙いがあるに違いない、と、虫ん坊ではブライスのクリエイティブ プロデューサーで有限会社クロスワールドコネクションズ(以下CWC)代表・ジュンコ・ウォングさんにお話を伺いました。
虫ん坊6月号の「オススメデゴンス」は、『上を下へのジレッタ』をご紹介します。
手塚治虫の作品の中でも見逃せないジャンルのひとつに、大人向けの“マンガ”があります。少年漫画のテイストとは少し違った、さらりと描いた線が魅力的な、社会現象や権力を風刺する作品たちには、根強いファンも少なくありません。
手塚治虫の大人マンガが大好きなあなたも、いままでご存知無かったあなたも、ぜひ一度、読んでみてほしい作品が、本作品『上を下へのジレッタ』。マスコミや芸能界、国家権力など、現代社会の華(?)を思い切り風刺した作品です。
今月もたくさんのご投稿、ありがとうございました!
今月も、手塚先生の元アシスタントで、現手塚プロダクションで商品向けの画像の作画などを担当している、【のむら(手塚プロ)】こと野村よりのコメントとともに、イラストをご紹介していきます!
イラスト以外の作品には、編集部からコメントさせていただきました。
今月は、「ジャングル大帝レオ」の60周年記念にお祝いをいただきました!
虫ん坊6月号いかがでしたでしょうか?
今回は、子供から大人まで楽しめる、男の子向け・女の子向けのトイっぽいお話になりました。虫さんぽは銀座だし、楽しい感じでお送りいたしました。
有井さんのCONVEX TOKYOも、ウォングさんのJunie Moonも、都心に突如現れたおもちゃ箱、という感じ。原宿・代官山という場所も東京のひとのみならず、全国区で、いや、世界的に有名な場所ですよね。
お二方とも、海外のお客さんに大変注目されているそうで、日本のポップ・カルチャーのパワーを感じました。
さて、来月7月号は実は虫ん坊の100号目。今のところ何をやるかは未定ですが、なにか、楽しんでいただけるようなものが出来ればいいなー。
それでは次号をお楽しみに!
写真は貴重なショット! 『楽屋のアトム』ですー。CONVEXのTシャツを着てうれしそう。
担当:いとう