手塚治虫の作品からどんなメッセージを受け取ったか。どう読むか。各界の著名人に聞いてみよう! 私たちも、そこから学べることがあるのではないか…?
そういうテーマで、今年一月より、共同通信社から「手塚塾」という連載コラムが発信されています。
共同通信社は日本の主な全国・地方新聞各紙とNHKが加盟している日本の通信社です。通信社というのは、基本的に自社では直接視聴者や読者に届ける媒体を持たずに、報道機関や企業などに取材したニュースを発信する会社です。
普段はニュース報道などをいち早く正確に伝える新聞各紙の「縁の下の力持ち」。そんな共同通信が手掛けるコラム連載とはどういうものなのか? 第1回のインタビューの「裏話」も交えて伺いました。
今月のオススメデゴンスは「二人でリンゲル・ロックを」を紹介します!
(『ゴッドファーザーの息子』収録)
主人公の世田ノ介と幼馴染の女の子いぶのスペースラブコメ。
こちらは1982年に描かれた作品なのですが、作品中に出てくる未来を予測するアイテム・マイコンを現代のスマホに置き換えると、すんなり違和感なく読めてしまうので不思議です。例えば、歩く歩幅と走る早さを入れれば遅刻するかどうかが分かったり、ごはんのおかずは味付けからカロリーまで計算してつくるなどは、現代でいうなら対応するアプリを活用することで解決してしまいます。
実際に、自分の意志ではなく、全てマシンが決定してしまうそんな未来に少しずつなってきているように感じるのは気のせいでしょうか。
2月と言えば、バレンタインデー!
占いやPC上の意見ばかりに頼るのではなく、まずは自身の気持ちを大切に…!
今月の虫ん坊は、「報道」がテーマになりました。
特集1では、共同通信社のお二人にたっぷり、お話を伺いました。今後いろいろな新聞で登場予定の「手塚塾」ですが、すこしでも、記事の「ねらい」が想像できるような記事になっていればうれしいです。
特集2の「記者懇親会」でも、体操ニッポンを追いかける記者の方々がたくさん、集まっていましたね。
手塚キャラでいうと『アドルフに告ぐ』の峠草平がまさに通信社記者。しかも彼はベルリンオリンピックの取材をしていましたね。また、『MW』の青畑記者が印象的です。彼らは「正義のジャーナリスト」という感じですが、一方でちょっとイメージが悪いといえば『人間昆虫記』の青草記者。事件あるところ、記者あり、なのですが、不幸な運命をたどったり、満身創痍だったり、手塚マンガ内で記者をやるのはかなり大変そうです。
いとう