『ブラック・ジャック』が連載されていた頃の手塚治虫とその周辺のドタバタを中心に、手塚治虫の様々な「超人的」エピソードをまとめたノンフィクションマンガ『ブラック・ジャック創作秘話』(漫画:吉本浩二 原作:宮崎克)。この作品を原作としたテレビドラマが9月24日(火)夜9:00〜10:48、関西テレビ・フジテレビ系列での放送が決定しました!
主演・手塚治虫役に草彅剛さん、狂言回し的なキャラクターでもあり、ヒロインとなる小田町咲良役に大島優子さん(AKB48)、『少年チャンピオン』の編集長・壁村役に佐藤浩市さんというキャスティングも話題を呼んでいる本作品について、見どころなどを、企画をご担当された関西テレビ・豊福陽子さんに伺いました。
手塚治虫の一年先輩で、同じく昆虫好きの作家、北杜夫のエッセイ『どくとるマンボウ昆虫記』が手塚プロダクションのアニメーター、小林準治の手でマンガ化されました!
北杜夫と同じく「コガネムシ好き」で虫を愛する小林による『どくとるマンボウ昆虫記』は、リアルながらもどことなく愛嬌のある虫達がいっぱい出てきます。手塚治虫と北杜夫による虫好き同志トークもマンガ化、収録されているほか、手塚プロダクションならでは(?)の仕掛けとして本編の中にはたくさんの手塚キャラクターが隠れている、とか。
虫ん坊では、この本の読みどころなどを、作画を担当した小林にインタビューしました。
今月の「オススメデゴンス」では、「神様のベレー帽 〜手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話〜」の放送を記念して、そのものずばり、『ブラック・ジャック』第1話「医者はどこだ!」をご紹介します!
壁村編集長が「死に水を取る」覚悟で掲載に挑んだ本作品ですが、手塚治虫の描きっぷりはいつもどおり(?)の乾坤一擲! 新連載に臨んでのちからの入りようが今でもアツい名作ですよ!
“中二病”という言葉をご存知だろうか。自分はこの世で最強の存在であると信じ込んでしまったり、自分には他者にない特殊能力が備わっていると公言してしまったり。自我が目覚める10代前半のころにありがちな“痛い”妄想に溺れること──それが中二病だ。この言葉が広まり始めたのはおよそ3〜4年前ごろからだけど、実は手塚マンガの歴史にも中二病の時代があった……!? 今回は手塚マンガの中の中二病を振り返る「あの日あの時」をお送りしよう。ううッ! 俺の……俺の第三の目が疼き出したッ!! ぐああッ! 静まれッ!!
今月24日に放送予定のドラマ『神様のベレー帽』、楽しみですね! 取材の際に、「写真はまだ駄目なんですけど」という前提で、撮影現場を少しだけ、拝見させていただきました。
惜しくも(?)草なぎさん演じる手塚治虫とは遭遇出来なかったのですが、セットの雰囲気などはじっくり、見せていただけました。アニメのスタジオの室内セットには当然デジタル機器は見当たらず、古式ゆかしい電球式の電気スタンドに、伝言用の黒板、カット袋に山と積まれたセル画たち……。40年の間でやっぱり随分、世の中は変わったんだなあ……と思いました。昭和レトロの雰囲気が好きな方にはたまらないかも知れません。
特集2ではそんな時代からずっと手塚プロダクションの実力派アニメーターとして活躍している小林準治に社内インタビューをさせていただきました! 虫マニアでもある小林ですが、やっぱり、虫の話になると格段に饒舌です。コガネムシの顔が可愛い、とか、蝶は美人、という話を改めてじっくり聞いたところ、普段は虫嫌いな私もちょっとだけ虫が平気になった気がします。力尽きた蝉が地面に転がっていてももう怖くないです。…………いや、やっぱりちょっとキモチワルイ……。。
いとう