「身の丈135センチメートルの小柄な身体に、黒い短パン着なして…」
手塚治虫の『鉄腕アトム』を原作に、ちょっとレトロな、それでいて新しい響きの講談が登場です!
口演されるのは講談師の神田織音さん。NHK第1放送の愛聴者なら、「日曜バラエティー」などでお馴染みの声かも知れません。今月10日午後7時20分から8時55分まで、NHK第1放送で放送予定の特別番組「ラジオでよみがえる鉄腕アトム」で新作の『鉄腕アトム』講談を披露してくださいます。
今月の虫ん坊では、その収録現場におじゃまし、神田織音さんにインタビューしてきました!
番組ではNHKきっての手塚ファンという、小野卓司アナウンサーが司会をつとめ、スタジオゲストに手塚眞さん、また神田織音さんも登場し、『アトム』にまつわるよもやま話も繰り広げられるそうですから、こちらも聞き逃せません!
番組では(もちろん!)音声のみでのお送りとなりますが、虫ん坊ではなんと! 特別に許可をいただき、映像を録画してまいりました。
各お話からそれぞれ約1分程度にはなりますが、聞き所を動画でお伝えいたします!
ラジオとあわせてお楽しみください!
11月3日は、手塚治虫の誕生日ですね!
これまで『虫ん坊』では、いろいろな角度から手塚治虫に関して調べ、ご紹介して来ましたが、いろいろ取材をしてゆくと、ますます実際に会ったことがないのが悔しくてしょうがありません! きっと読者の皆さんにも、そういう方がいらっしゃるはず!
そこで、手塚治虫が元気なころから一緒に仕事をしてきたベテランの社員にじっくり話を聞き、手塚治虫の人物像に迫ってみたいと思いたち、手塚プロベテラン社員の一人、資料室長の森晴路にお話を聞こうと、新座スタジオの手塚プロダクション資料室を訪れました。
「私は単行本の編集に関わっていましたので、単行本の編集の話なら詳しくできますよ」
という森資料室長。それでは、ということで、一番思い出深いという『アドルフに告ぐ』の単行本の編集風景について詳しく話してもらうことにしました。
特集1でご紹介した神田織音さんによる講談、放送が楽しみですね! 「オススメデゴンス」では、放送に先駆けここで一つ、『鉄腕アトム』を復習してみよう! ということで、『鉄腕アトム』より「ホットドッグ兵団の巻」をご紹介します。
このお話の主人公は、実はアトムじゃなくて、ヒゲオヤジの愛犬、ペロ。愛犬家ならきっとキュンとなる、「忠犬ハチ公」並の名犬・ペロの可愛さが要チェックです!
手塚治虫ファンにその第一報が飛び込んできたのは1977年春のことだった。手塚治虫の全集が、講談社から全300巻以上の予定で、およそ7年がかりで刊行するという。キャッチフレーズは“『新宝島』から『火の鳥』まで!”。当時、このニュースにぼくが躍り上がったのは言うまでもない。今回は、そんな「講談社版手塚治虫漫画全集」刊行のあのころを、一ファンの視点、企画立案者の視点、そして実際に現場で編集作業にたずさわった編集者の視点から振り返ります!