月30日、第18回手塚治虫文化賞の贈呈式が、東京・築地の浜離宮朝日ホールにて行われました。
今回の受賞作品・受賞者は以下のとおりです。
マンガ大賞:
『3月のライオン』(白泉社) 羽海野チカさん
新生賞:
今日マチ子さん 『アノネ、』(秋田書店)『みつあみの神様』(集英社)などで重いテーマを独自のみずみずしい世界に昇華させたことに対して
短編賞:
施川ユウキさん 『鬱ごはん』『オンノジ』(秋田書店)『バーナード嬢曰く。』(一迅社)に対して
特別賞:
『まんが道』(中央公論新社など)『愛…しりそめし頃に…』(小学館) 藤子不二雄Aさん
特別企画 読者賞:
『宇宙兄弟』 小山宙哉さん
虫ん坊では、毎年恒例、贈呈式での受賞者のみなさまのコメントをレポートします!
今月のオススメデゴンスでご紹介するのは「トキワ荘物語」。
手塚治虫をはじめ、今年、手塚治虫文化賞特別賞を受賞された藤子不二雄Aさんなど数多くの著名なマンガ家が入居していたことで有名なトキワ荘。
その入居者たちの様子をトキワ荘自身の視点から語るという、面白い切り口の作品です。
毎年、名作がひしめき合う「手塚治虫文化賞」、今年も錚々たる先生がたの登壇となりました。
手塚治虫文化賞の受賞作品は絶対に面白い! ので、毎年この季節になるとまだ知らなかった作品をどっさり買い込むはめになります。「3月のライオン」「まんが道」「愛…しりそめし頃に…」はすでに読んでたのですが、今日マチ子さんや施川ユウキさんは雑誌なんかでちょっと見たことがある程度でしたので、早速買って読んでみたいと思います。
特集2では現在もホーム社のサイトぷら@ほ〜むで連載中の『リボンの騎士』のリメイク漫画『RE:BORN 〜仮面の男とリボンの騎士〜』について、描き手のお二人にインタビューしました。悪役側からのスピンオフが面白くなるには、やっぱり原作の悪役が魅力的じゃないと、と思いますが、原作のくまさんみたいな髪型のジュラルミン大公と、正気に戻っても案外平凡な顔をしたプラスチックもなんともいえないかわいさがあります。イケメン&渋いおじ様に生まれ変わった二人の運命も気になりますね!
「お二方の自画像を・・・」と漫画ご担当のフカキショウコさんにお願いしたところ、私まで可愛く描いてくださいました! ありがたや…
いとう