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虫ん坊:2011年5月号

特集1:『手塚治虫のブッダ —赤い砂漠よ! 美しく—』森下孝三監督インタビュー 特集2:『アトムの足音が聞こえる』監督 冨永昌敬さんインタビュー オススメデゴンス!:『すっぽん物語』 コラム:手塚マンガあの日あの時 第16回:文明礼賛と自然回帰のはざま 投稿:虫ん坊読者の広場 編集後記:今月のひとこと
特集1:『手塚治虫のブッダ —赤い砂漠よ! 美しく—』森下孝三監督インタビュー

特集1:『手塚治虫のブッダ —赤い砂漠よ! 美しく—』森下孝三監督インタビュー

 いよいよ5月28日、全国で劇場公開される映画『手塚治虫のブッダ —赤い砂漠よ! 美しく—』。手塚治虫が約10年をかけて描いた仏教の始祖・ゴータマ・シッダールタの生涯を描いた漫画『ブッダ』の初の劇場アニメ作品です。
 今月の虫ん坊では、本作品の総監督、東映アニメーション株式会社 取締役副社長 森下孝三もりしたこうぞうさんにお話を伺いました。

特集1


特集2:『アトムの足音が聞こえる』監督 冨永昌敬さんインタビュー

特集2:『アトムの足音が聞こえる』監督 冨永昌敬さんインタビュー

 東京都・渋谷にある映画館「ユーロスペース」で5月21日から、公開される映画『アトムの足音が聞こえる』。
 いわゆる、俳優がドラマを演じて作るフィクション作品ではなく、ドキュメンタリーフィルム、というこの作品。なぜこういったタイトルなのかといえば、国産初のテレビアニメとして1963年正月のお茶の間を飾った『鉄腕アトム』の音響を務めた音響デザイナー、大野松雄おおのまつおさんを主人公にした作品だからなのです。
 『鉄腕アトムの足音』という「作品」を出発点に大野松雄さんという人物に鋭く切り込んでいった本ドキュメンタリー、映画ファンはもとより、テレビアニメ『鉄腕アトム』をもっと知りたい、という方にも興味深い内容になっています。
 今月の虫ん坊では、この作品の監督・脚本・編集を手がけた映画監督、冨永昌敬とみながまさのりさんにインタビュー、本作の見所などを伺いました。

特集2


オススメデゴンス!:『すっぽん物語』

 虫ん坊5月号、オススメデゴンスでは、『すっぽん物語』をご紹介します!
 老若男女、あらゆるターゲットに向けてさまざまな作品を描いた手塚治虫ですが、有名どころというとやはり、『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』、『リボンの騎士』などの少年少女向け作品。または『火の鳥』や『ブラック・ジャック』といった、深く考えさせられるシリアス作品。いずれにしろ、「まじめな」手塚治虫の側面が有名ですよね。
 そんな手塚治虫も、実はこんな、大人向けのナンセンスギャグまんがもたくさん、描いているんです。
 何とも(イイ意味で!)くだらないネタの中にも、痛烈な風刺精神が込められた内容は、今でも新鮮な気分で読むことができます。
 最後のコマの人物は、もしかしたらその時々で『最適な人物』が変わるかもしれません……!??

オススメデゴンス!

オススメデゴンス!:『すっぽん物語』


コラム:手塚マンガあの日あの時 第16回:文明礼賛と自然回帰のはざま

コラム:手塚マンガあの日あの時 第16回:文明礼賛と自然回帰のはざま

敗戦直後の大阪で、手塚治虫は医大生として、またマンガ家として二足のわらじをはいて歩み始めた。いまだ生々しい戦争の記憶、廃墟となった街。それらは若き日の手塚に生涯変わらない戦争批判の気持ちを植え付けた。でも一方で手塚は、平和と復興に向けて力強く歩み始めた人びとに大きな期待も寄せている。この時期に描かれた手塚作品には、そんな時代の気分が素直に描かれている。今回はこの当時の代表作『ジャングル大帝』を中心に、手塚治虫の文明観を読み解いてみよう。

コラム

 


投稿:虫ん坊読者の広場

新緑の季節、5月は待ち遠しいゴールデンウィークも控えていますね! と、同時に、5月病など、新学期・新年度からの疲れが出てくる季節…
そんな時期こそ、大好きな手塚キャラを描いて、リラックスしてみましょう! 投稿いつでもお待ちしていますよ!

投稿

 

投稿たくさんありがとう!


編集後記:今月のひとこと

編集後記:今月のひとこと

虫ん坊5月号、読んでいただいてありがとうございます!


ことしのゴールデンウィークは、間に2日、平日をはさんだ10日間。社会人の皆さんの中には、ここをえいっと休んでしまって、10連休にしてしまえ! ともくろんでいる方もおおいのではないでしょうか??


今月は2本の映画について、ご紹介させていただきました。『手塚治虫のブッダ —赤い砂漠よ! 美しく—』が28日から、『アトムの足音が聞こえる』が21日から。今月後半はぜひ映画館に足をお運びください! どちらも事前に拝見しましたが、公開後もう一度行きたいなぁ、と思っています!


手塚先生も映画が大好きだったことは、有名ですよね! 今回の絵は、手塚治虫の映画に関するエッセイのカットです。


いとう



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