虫ん坊

コラム「手塚を知りたい放送作家」第56話:思い出に残る記事ランキング

2024/02/28

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第56話:思い出に残る記事ランキング



季節の変わり目ですね〜。暖かくなったと思えば寒くなり...、みなさん体調にはお気をつけ下さいね!

突然ですが今日は重大な発表があります。

実はこの度、誠に残念ではありますがこのコラムを一旦終了させて頂く運びとなりました。冒頭いきなりのお知らせで大変恐縮です。


現状のスタイルでの記事のお届けが難しくなりそうなのが大きな理由です。

色々と考えましたが同じものがお届けできない以上、一度ここで終わらせるべきなのかなと。


コラムを書き始めてから約5年。長いようであっという間でした...。

「手塚を知りたい!」という気持ちで始めたコラムですが、5年が過ぎ、お陰様で当時よりもかなり知識が増えました。


しかし、まだまだ氷山の一角に過ぎないという...笑

恐るべし、手塚治虫。


そしてもう一つ、5年間で大きく変わったものがあります。

それは妻の描く絵です。当初描いていた僕のイラストがこちら。


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それが5年過ぎるとこんな感じに!

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すごいぜ、妻!誇らしいぜ!

自分が記事の文章を書き、それを妻に渡して挿絵を描いてもらうのですが、いかんせん僕の仕上がりが遅く、迷惑をかけることもしばしば。


妻に甘いものを買って進捗を伺うなど、漫画家と編集者みたいなやり取りを行っていました。そんなやりとりが無くなると思うと少し寂しい気もします。


さぁ今回は、コラムの総決算ということでこれまでに書いた記事の中から特に思い入れの深いものをTOP5でランキング化してご紹介しようと思います。

これを機にまだ見てない記事がある方も、是非見て頂けると嬉しいです!


過ぎ去った時の中で変わったことも色々。そんな変化も合わせてお伝えしていければと。


それではまずは第5位から!第5位は...

第17話「STAY HOME」



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これはコロナ禍になった直後に書いた記事ですね。

まだまだ猛威は奮っているものの、昔ほど騒がれなくなったコロナ。しかし、あれ以降生活のスタイルは大きく変化しました。

リモート会議の文化はテレビ業界にもバッチリ根付いていて、今では週に1度、外の会議がある程度。ずっとパソコンの前に座って作業をしています。

運動不足が半端じゃなく、"身体を動かす!"という意識を持って過ごさないと衰える一方です。


この生活になって気付きましたが、漫画家の人は昔からこんな生活をしている訳で...、改めてすごいなと今になって思います。


健康面で言うとこの連載中に2回も手術してるんだからヤバいですよね。

もう若くもないし、流石に気をつけて行かないと!

(なんて言っても、手術の一回は痔なんですけどね!)


そして第4位は...!

第42話「シュマリのボディを手に入れろ!」


第40話でイルカに敬遠されたことをきっかけにダイエットを決意!

シュマリの如き、鋼のボディを手に入れるべく、パーソナルダイエットに通った記事です。


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シュマリへの尊敬を抱きながらトレーニングに励む日々、最終的に92キロになり、10キロのダイエットに成功しました!

人間本気になればできないことは無い!努力すると必ず結果がついてくる!

そんなことも感じられた、自分にとって非常に貴重な回でした。


そしてあれから1年半...、今の体重はというと...

99キロ...リバウンドしちゃってます...



ごめんなさい、シュマリ...。

どうやら僕が鍛える必要があるのは身体ではなく、心。つまり精神だったようです。この記事をまた読み直し、ダイエットの意欲を再び燃やしたいと思います。


もういっそ山にでも篭ろうかな。


続いて第3位です!

第6話「妻の支えってハンパない」



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今思うとこのコラムで書くことではない内容だなと強く思います笑。

5年経った今でこそ、そんな風に思う訳ですが、個人的に反響が多かった記事なのでランクイン。


描いた後に周りの人に「読みましたよ〜!」、「奥さんに感謝ですね〜」と散々言われまくりました。


書いていて、改めて妻への感謝の気持ちも芽生える、自分にとってとても意義のある回だった訳ですが、この記事をきっかけに家庭内のパワーバランスが若干妻に傾いているのは紛れもない事実です。はい、もう逆らえません。


当時2歳だった息子も今は6歳。今年小学校に入学します。他人の子どもの成長早いなんて言いますが、自分の子どもの成長もまぁ早いのなんのって。


続いて第2位です!

第2話「ゴールデン街と静寂と」

これは新宿のゴールデン街にマンガをテーマにしたバーがあると聞き、実際に行ってみた!という記事です。

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初来店にも関わらず、店主が店を開けて一人ぼっちになるという、ゴールデン街らしい破天荒な洗礼を受けた訳ですが、そこからこのお店には定期的に通わせて頂き、今ではすっかり馴染みのお店になりました。


何も考えずフラッと立ち寄れる癒しのお店。さらにはこのお店で出会った縁で、マンガ家の先生にテレビ番組にご出演頂いたこともありました。


このコラムを書かなければ、おそらく出会えることはなかったであろうお店。そういう意味でもこのコラムには感謝しても仕切れません。


ゴールデン街の様子も5年の月日で大きく変化しました。当時はそこまで外国人の方はいなかったと思いますが、今はもう完全に観光客スポットになっており、外国人の方がわんさかいます。


これからこの街はどんな風に変わっていくのか。多分これからも通い続けると思うので見守っていきたいと思います。


さて、この記事にも書いていますが、手塚先生のことをほぼ知らなかった自分にとって、マンガの擬音表現の発明が手塚先生だったという発見にもびっくりしました。驚き度だけで言うと全ての記事の中で1番だったかも!


さぁ、いよいよ第1位です!第1位は...


第15話「手塚先生の缶詰の聖地で缶詰してみた」



手塚先生も行っていた缶詰(※建物に篭るので正しくは「館詰め」という説あります)を実際に体験してみたという記事です。


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宿泊したの東京都文京区本郷の一角にある『鳳明館』さん。手塚先生が泊まった旅館は既に廃業されていましたが、『鳳明館』はその時代から今もなお続いている数少ない旅館です。

登録有形文化財にも指定されている明治時代に建てられた本館はまさにノスタルジックそのもの。


そういえば、令和と昭和を行き来する最近人気のドラマ「不適切にもほどがある」で、なんとこの『鳳明館』さんがロケ地として使われていました。分かる〜。それくらい雰囲気のある旅館です。


肝心の記事の内容は、一言で言うと"予想外"!


手塚先生のように缶詰を体験できたら...そんな軽い気持ちで臨んだ訳ですが、事態はあらぬ方向へ...。僕が書いた記事の中でもかなり特殊な体験が出来た非常に思い出深い内容となっています。


ちなみに僕が記事を書かせて頂いたのはコロナ前。そこからコロナ禍になり、観光客もゼロに。『鳳明館』は一時休業を余儀なくされました。この時点で廃業も決定していたんだそう...。


しかし、本郷最後の旅館を潰す訳にはいかないと、地元の人々が立ち上がり、企業と繋いで事業継承のためのMAを成立させたんだとか。


現在でも宿泊できるみたいなので是非、泊まってみてもらいたいです。歴史を感じ、そして手塚先生も缶詰した本郷の夜を是非体験してみて下さい。


こうして昔の記事を振り返ってみると思い出はたくさん。まだまだ紹介したい記事もたくさんあります。...が、終わらないのでこの辺で。

来月はいよいよ最終回。

これまで読んでくれた方々に感謝を込めてお届けしたいと思います。

最後までお楽しみに!

あ!そういえばもう一つ忘れられない体験記事ありました!

第39話「七色いんこになれるかな?」



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七色いんこのような演技力を身につけるべく、俳優ワークショップの扉を叩いたのですが、これはなんて言うか...勢いで行動しちゃうと、とんでもない目に遭うよ!ってことを学んだ回でした!

よかったらこちらも是非お読み下さい!





藤原ちぼりchibori10_twicon.gif

1979年生まれ、岡山県出身。放送作家。

『サラリーマンNEO』、『となりのシムラ』、『落語 THE MOVIE』などの人気番組の他、テレビアニメ『貝社員』の脚本も担当。『特捜警察ジャンポリス』、『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』など、漫画を題材にした番組にも携わっている。

バックナンバー

コラム「手塚を知りたい放送作家」プロローグ:嫁に謝る

コラム「手塚を知りたい放送作家」第1話:手塚るみ子さん

コラム「手塚を知りたい放送作家」第2話:ゴールデン街と静寂と

コラム「手塚を知りたい放送作家」第3話:振り返れば奴がいるとかいないとか

コラム「手塚を知りたい放送作家」第4話:トキワ荘跡地と知らないおじさん

コラム「手塚を知りたい放送作家」第5話:百鬼丸みたいになりたくて

コラム「手塚を知りたい放送作家」第6話:妻の支えってハンパない

コラム「手塚を知りたい放送作家」第7話:手塚グルメに舌鼓

コラム「手塚を知りたい放送作家」第8話:アトムってやっぱりすごい


コラム「手塚を知りたい放送作家」第9話:手塚にあった怖い話

コラム「手塚を知りたい放送作家」第10話:漫画家の先生にインタビュー...のはずだったんですが...


コラム「手塚を知りたい放送作家」第11話:渋谷で見つけたアトムの謎


コラム「手塚を知りたい放送作家」第12話:『マンガの描き方』を見て描いたマンガ

コラム「手塚を知りたい放送作家」第13話:痛みで学んだ手塚治虫


コラム「手塚を知りたい放送作家」第14話:第1回 手塚でバズってるツイートGP


コラム「手塚を知りたい放送作家」第15話:手塚先生の缶詰の聖地で缶詰してみた


コラム「手塚を知りたい放送作家」第16話:家から一歩も動かず手塚旅行に行ってみた

コラム「手塚を知りたい放送作家」第17話:STAY HOME


コラム「手塚を知りたい放送作家」第18話:子どもに手塚マンガを読ませてみたら......


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コラム「手塚を知りたい放送作家」第53話:サファイアのように美しく

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