2022/10/31
シュマリのようなムキムキボディを目指し、パーソナルジムでとりあえず体験を行った前回。
そのまま2ヶ月の契約を結び、本格的にトレーニングが始まりました。まずは食事についての指導です。てっきり「糖質はダメ!」と思い込んでいたのですが意外とそうではなく、糖質を摂ることも大事とのこと。先生の言っていることをまとめると以下のような感じでした。
・タンパク質を一回の食事で30g 摂取(1日150g を目指す)
・糖質の量は一回につき、握り拳程度
・動物性の脂質は控える
・糖質と脂質を摂っていいのは、就寝の6時間前まで
とにかく大切なのは"タンパク質"とのこと。筋肉を作るために必要な栄養素で筋肉がつくことで代謝が上がるらしいです。僕の体重から計算すると1日に150gの摂取が理想なんだとか。しかし1回の食事で人が吸収できるタンパク質は30gまでだそう。その結果どうなるのかというと...。
150g÷30g=>5
ということで1日の食事の回数をなんと5回にすることに。内心「え? ダイエットなのに5回もご飯食べられるの? ラッキー!」と、思ってしまいました。こういうあさましいデブ根性が僕を太らせる原因なのでしょうね...。
とはいえ、うち2回はプロテイン。固形で30g を摂ろうと思うと中々大変ですがプロテインだと1回飲むだけでタンパク質30g が簡単に摂れてしまいます。なんとも頼りになる飲み物ですね。
まずは1ヶ月間、毎食の内容を写真に収め、先生に報告することが義務付けられました。その1ヶ月で食事の習慣を身につけるのだそう。
実際にどんなご飯を食べていたのかというと...
朝:オートミール、納豆、無脂肪ヨーグルト、鳥とキャベツの炒め物(ごま油)
昼:ブロッコリー&ほうれん草、鶏ハム
夜:発芽玄米、しゃけ、ゆで卵、アスパラガス&生ハム
みたいな感じです。でこの3食の合間にプロテインを2回挟みます。
割と食べていたので空腹になる感じは正直そんなにありませんでした。
極力外食も減らしていたんですが、仕事の都合上どうしても飲みの場に行かなければならない時があり...、お酒が入ってつい食べてしまう日がありました。
嘘ついても仕方ないんでありのままを先生に送りました。
こういうところのトレーナーさんって食べ過ぎちゃう人にめちゃくちゃ厳しいイメージがあったので
こんな感じで人格すら否定されるのかと思いきや...
先生「まぁそんな日もありますよね。次から気をつけましょう」
意外と優しかったので、驚きました。しかしよく見てみると
...目が怖い。普通に怒られる方がマシかもしれません。2度目の間違いを犯してしまった時、僕はどうなるのだろう...。えもいわれぬ不気味さがあります。
そしてトレーニングは週に2回。上半身と下半身に分けて鍛えていきます。
たった1時間のトレーニングなのですが、ゴリゴリに追い込まれるので毎回ヘロヘロになります。
トレーニングを開始して間も無く、なんと腰が爆発!整体に通いながらトレーニングを続けるという事態に...。
様子を見つつトレーニングを重ね、筋肉をつけると腰も完治!年齢を感じると同時に筋肉の重要性にも気付かされました。
トレーニングはやったらやった分だけ筋肉が成長します。目に見える成果があるのでモチベーションにも繋がります。体験では普通のスクワットで立てないくらい苦しんだのですが、2 ヶ月が経つ頃にはバーベルを背負ってスクワットが出来るほどに!
次第に日常生活にも変化が起こり始めました。階段の上り下りも前よりも格段に楽に!そして身体つきも明かに変わってきて、鏡で自分の姿を見るのが楽しみになりました。
これはもうシュマリなんじゃないか...。
そう思って家で一人の時、素肌に半袖を着てみたりもしました。
...なんか違う。そもそもちょっと痩せた程度でムキムキではない。
シュマリへの道のりは遠いみたいです。
トレーニング中、ことあるごとにシュマリを引き合いに出していた僕。
するとある日、先生が「藤原さん!シュマリ読みましたよ!」と言ってくれました。なんというか嬉しかったですね〜。この期間中一番嬉しかったかもしれません。寄り添ってくれる感じがしたというか、こういう所がパーソナルトレーニングならではなのかなと思いました。
新しい人にシュマリを知ってもらえた。それだけでここにきた甲斐があったというものです。
先生との絆も深まり、トレーニングを行うこと 2 ヶ月。ついに運命の計量の日がやってきました。
体験に訪れた日の体重は102kg。2 ヶ月間で果たして一体何キロ痩せることが出来たのか!? ドキドキしながら体重計に乗ると...
やりました!ダイエット大成功!
自分なりに努力はしていたので実を結んで本当に嬉しい!
先生には感謝しかありません!
しかし、喜んでいいのはここまで。ダイエットの一番の危険はリバウンドです。ちょっとした心の緩みが再びぜい肉を引き寄せるのです。
さらなるダイエット、そしてシュマリのようなムキムキボディになるために僕は当初の予定だった2ヶ月というトレーニング期間を延長することを決意しました!
その様子まで記事にしてしまうと、いよいよ手塚ではなく、ただのダイエットコラムになってしまうので、コラムとしてはここで一旦終了となります。またいつかシュマリのボディになった時、みなさんにその姿をお見せ出来ればと思います!
それではまた次回〜!
1979年生まれ、岡山県出身。放送作家。
『サラリーマンNEO』、『となりのシムラ』、『落語 THE MOVIE』などの人気番組の他、テレビアニメ『貝社員』の脚本も担当。『特捜警察ジャンポリス』、『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』など、漫画を題材にした番組にも携わっている。
バックナンバー
コラム「手塚を知りたい放送作家」第2話:ゴールデン街と静寂と
コラム「手塚を知りたい放送作家」第3話:振り返れば奴がいるとかいないとか
コラム「手塚を知りたい放送作家」第4話:トキワ荘跡地と知らないおじさん
コラム「手塚を知りたい放送作家」第5話:百鬼丸みたいになりたくて
コラム「手塚を知りたい放送作家」第6話:妻の支えってハンパない
コラム「手塚を知りたい放送作家」第7話:手塚グルメに舌鼓
コラム「手塚を知りたい放送作家」第8話:アトムってやっぱりすごい
コラム「手塚を知りたい放送作家」第9話:手塚にあった怖い話
コラム「手塚を知りたい放送作家」第10話:漫画家の先生にインタビュー...のはずだったんですが...
コラム「手塚を知りたい放送作家」第11話:渋谷で見つけたアトムの謎
コラム「手塚を知りたい放送作家」第12話:『マンガの描き方』を見て描いたマンガ
コラム「手塚を知りたい放送作家」第13話:痛みで学んだ手塚治虫
コラム「手塚を知りたい放送作家」第14話:第1回 手塚でバズってるツイートGP
コラム「手塚を知りたい放送作家」第15話:手塚先生の缶詰の聖地で缶詰してみた
コラム「手塚を知りたい放送作家」第16話:家から一歩も動かず手塚旅行に行ってみた
コラム「手塚を知りたい放送作家」第17話:STAY HOME
コラム「手塚を知りたい放送作家」第18話:子どもに手塚マンガを読ませてみたら......
コラム「手塚を知りたい放送作家」第19話:手塚を彩るミュージック
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コラム「手塚を知りたい放送作家」第23話:ベレー帽をかぶってみた
コラム「手塚を知りたい放送作家」第24話:ブッダを読んで悟りを開こう!
コラム「手塚を知りたい放送作家」第25話:手塚治虫の逃亡劇のように
コラム「手塚を知りたい放送作家」第26話:手塚治虫の感染症マンガ特集
コラム「手塚を知りたい放送作家」第27話:「ガラスの城の記録」を自分なりに完結させてみた
コラム「手塚を知りたい放送作家」第28話:手塚でテレビの企画書を書いてみた
コラム「手塚を知りたい放送作家」第29話:特撮革命!マグマ大使
コラム「手塚を知りたい放送作家」第30話:続・マグマ大使!ミニチュアの世界で出会った最小の男
コラム「手塚を知りたい放送作家」第31話:『やけっぱちのマリア』を読んでジェンダーを考える
コラム「手塚を知りたい放送作家」第32話:手塚キャラでテレビスタッフオールスターを考えてみた
コラム「手塚を知りたい放送作家」第33話:催眠術で手塚先生になりました
コラム「手塚を知りたい放送作家」第34話:私はどついたれで痩せました
コラム「手塚を知りたい放送作家」第35話:手塚をテレビで流すまで①
コラム「手塚を知りたい放送作家」第36話:忍術を初めて使った日
コラム「手塚を知りたい放送作家」第37話:手塚をテレビでな流すまで②
コラム「手塚を知りたい放送作家」第38話:アトムの馬力を分析
コラム「手塚を知りたい放送作家」第39話:七色いんこになれるかな?
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コラム「手塚を知りたい放送作家」第41話:シュマリのボディを手に入れろ!