虫ん坊

コラム「手塚を知りたい放送作家」第19話:手塚を彩るミュージック

2020/06/25

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第19話:手塚を彩るミュージック

リモートワークになり、家で音楽を聴きながら作業をしてる人も多いのではないでしょうか。人って完全な無音状態よりも多少の音があった方が学習能力や集中力が上がるそうですね。

僕は今まさに音楽を聴いています。




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聴いている曲は...『交響曲第6番』。またの名を『悲愴』。

ロシアの作曲家チャイコフスキーが完成させた最後の交響曲です。

手塚先生は執筆中、よくクラシックを大音量で聴いていたそうで、この『悲愴』は『ジャングル大帝』の最終回を執筆している時に聴いていた曲とのこと。

ちなみに僕はクラシックには無縁でこれまでほとんど聴いたことがありません。

でも、ひょっとしたら手塚先生の真理に近づけるかもしれない...。

そんな淡い期待を胸に音楽を聴いてみたのですが...




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ウトウトしてしまいました...。



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第4楽章まで全て合わせると50分近く。

音の緩急が凄まじく、急に大ボリュームが流れるので夢と現実の間を只々行き来するだけのまさに悲愴過ぎる結果となってしまいました。

手塚先生はクラシックを聴くだけでなく、ご自身もピアノが弾けたんだとか。

その腕前もかなりのものだったそうです。

そんな手塚先生が生み出した物語には"音楽"をテーマにしたものも多く、







2002年に出版された『手塚治虫 マンガ音楽館』には、"音楽"にまつわる

手塚作品が数多く収録されています。



・『虹のプレリュード』
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・『雨のコンダクター』
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・『0次元の丘』
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・『白くじゃくの歌』
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・『うたえペニーよ』
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などなど。




音楽という切り口のみで再編して一冊の本が出せるってすごいですよね。

そして奇しくも手塚先生の逝去により絶筆となってしまった『ルードウィヒ・B』もベートーヴェンの生涯を描いた作品。




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これらの作品を見ると如何に手塚先生が音楽を愛していたかが分かります。

さて、そんな手塚先生と音楽の繋がりについて、嫁に話をしたところ、



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学生時代、吹奏楽部だった嫁はアトムの主題歌が吹奏楽の定番曲であることを嬉々として語って来ました。

その姿はまるで吹奏楽に夢中になっている中学生。




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人を一瞬で青春時代まで戻してしまう音楽の力。改めてすごいなぁと感じました。嫁の話を聞いているとアトムの主題歌が無性に聴きたくなったのでスポティファイで検索してみることに。

(※スポティファイは月額で聴き放題の音楽配信サービス)

ひょっとしたらないかもな〜...と思っていたんですがすぐに見つかりました。

懐かしいですね。『鉄腕アトム』のアニメをリアルタイムで観ていた訳ではないんですが、何故かこの歌はバッチリ知っているし、今でも覚えている。きっと少年時代、それだけこの歌が身近なところにあったんだな〜と気付かされました。

歌っているのは上高田少年合唱団。そして作詞は谷川俊太郎。まさか谷川俊太郎さんが『鉄腕アトム』の作詞をしていたなんて...全く知りませんでした。

子どもたちの合唱がそう感じさせるのか、アトムの歌って聞いていると元気になれますよね。この曲なら作業も捗りそう!

しかも「鉄腕アトム」という検索で出てきた曲の数はなんと30曲以上。せっかくなので1曲ずつ聞きながら作業を進めたいと思います。




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その他、「ジャズ」、「オルゴール」、「ブラスバンド」、「その他アーティスト」とのコラボなどなど、楽しくて逆に作業の手が止まってしまいました。

そうなると...どうなるのか。



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こうなります。

いや~、こんなにも色んなパターンの『鉄腕アトム』の曲があったとは...。

みなさんも時間がある時、是非聴いてみて下さい。アトムがみんなから愛されていることを感じられ、とてもホッコリしますよ。

自粛も明けてしばらく経つし、来月からはそろそろ取材に行ければいいな〜と思います!それではまた〜♪







藤原ちぼりchibori10_twicon.gif

1979年生まれ、岡山県出身。放送作家。

『サラリーマンNEO』、『となりのシムラ』、『落語 THE MOVIE』などの人気番組の他、テレビアニメ『貝社員』の脚本も担当。『特捜警察ジャンポリス』、『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』など、漫画を題材にした番組にも携わっている。

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