2019/04/19
今、絶賛放送中のTVアニメ『どろろ』が面白いと話題ですよね。
そう、この『どろろ』の作者といえば手塚治虫先生!
今からおよそ50年程前に小学館の『週刊少年サンデー』、そして秋田書店の『冒険王』で連載されていたそうです。
2019年のアニメ化に伴い、キャラクターも今風になっています。
例えば主人公の一人の百鬼丸は...
もともとイケメンな百鬼丸ですが、2019年に生きる女性たちにさらにモテそうなイケメンになっております。
全然関係ないですが、なんか百鬼丸みたいになりたくて嫁にイケメン化をお願いしてみました。
まずはベーシックの僕。
これがイケメン化すると...
いや、イケメンになったけども...
元の絵ひどくない...?
さて、原作の『どろろ』ですが、僕はガッツリ読んでました。
実家に『どろろ』が置いてあって、それを読んだのがきっかけでした。
魔物に身体の48箇所を奪われ、生まれた赤ん坊、百鬼丸...。
そして奪われた身体を取り戻す為、魔物退治の旅へ...。
当時小学生だった僕はそのストーリーに大きな衝撃を受けたのを覚えています。
実家にある親の漫画を読むってあるあるですよね。
でも当時、家にあったのはなぜか一巻だけ。続きが気になって仕方なかったので古本屋さんに買いに行ったのを覚えてます。
なんで一巻だけしかなかったのか。そして父と母、どっちが読んでいたのか。
気になったので実家に電話してみました。
両親共に記憶にありませんでした...。
恐ろしい...。きっと魔物に記憶を奪われたのでしょう。
手塚先生の『どろろ』といえば、水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』に対抗して描かれた作品。連載当時は空前の妖怪漫画ブームだったとか。
そう、妖怪...。
実は僕、妖怪が大好きなんです。
妖怪検定初級を持ってまして、大学の卒業論文も妖怪について書いたんです。
せっかくなのでちょっとだけ妖怪の説明をさせて下さい。
妖怪の起源は諸説ありますが、昔の人が自分の理解を超える不可解な現象が
起こった場合、それを妖怪の仕業としていたそうです。
例えば...、風もないのに家がガタガタ揺れる。
これは家を揺らす妖怪、『家鳴り』の仕業!...みたいな。
各都道府県に妖怪はいて、民話などにも度々現れます。その土地土地の特徴が反映されているものも多いから、見ていて楽しいですよ。是非自分の住んでるところの妖怪調べてみて下さい!
技術が進み、不可解なことも簡単に解明出来ちゃう現代では、新しい妖怪は生まれにくくなっているんです。寂しいですよね...。
よーし!せっかくなんでちょっと現代の新しい妖怪を考えてみましょう!
「妖怪・0話(レイワ)」
映画や漫画、アニメなど、すぐにヒット作のエピソード・ゼロを作ろうとする
エンターテイメント界に巣食う妖怪。
ありがとう!平成!
よろしく!令和!
1979年生まれ、岡山県出身。放送作家。
『サラリーマンNEO』、『となりのシムラ』、『落語 THE MOVIE』などの人気番組の他、テレビアニメ『貝社員』の脚本も担当。『特捜警察ジャンポリス』、『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』など、漫画を題材にした番組にも携わっている。
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