かつて手塚治虫も1953年から54年の約1年間住んでおり、藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら、多くの著名漫画家が住んだアパート、トキワ荘(東京都豊島区)。現在はすでに取り壊され、別の建物が建っていますが、今もマンガの“梁山泊”の象徴として、多くのマンガファンがその跡地に訪れています。
豊島区では、この「マンガの聖地」をさらに盛り上げようと、地域と協力して、跡地の近くに新たに、「豊島区トキワ荘通りお休み処」を、12月15日からオープンしました。周辺の観光案内や、お散歩途中のちょっとした足休めに、無料で利用できます。
今月の虫ん坊では、オープン前日の14日に行われたオープニングセレモニーの模様を写真レポートします。
2009年5月公開の「虫さんぽ」でも紹介した記念碑「トキワ荘のヒーローたち」のある南長崎花咲公園が出発点。長崎小学校獅子舞教室による子供獅子舞と、椎名町小学校の児童が多数所属しているダンスクラブ「ミッククルー」によるダンスが披露された後、富士見台小学校ブラスバンドを先頭に、関係者による公園からお休み処までのパレードが行われました。
セレモニーはまず、南長崎花咲公園でスタート。 公園にはこのようなトキワ荘をかたどった記念碑があります。 |
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豊島区立富士見台小学校ブラスバンドのみなさんによる 演奏を先頭に… |
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豊島区長をはじめとした来賓の方々の横断幕 | |
その後を、鈴木伸一さん、よこたとくおさんがのった オープンカーが追いかけます |
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鈴木さん、よこたさんが持っている旗は、 当日の参加者にも配られました |
豊島区長や、その他ご来賓の挨拶の後、来賓らにより、除幕式が行われました。
「豊島区トキワ荘通りお休み処」看板に鈴木伸一さん、水野英子さん、よこたとくおさん、丸山昭さん、山内ジョージさんによるサインが入りました。
つづいての内覧会では、参加者に内部の様子がオープンに先駆けて公開されました。
【1階】
1階は関連グッズなどお土産販売が予定されているほか、やミニ図書室になっています。手塚作品を初め、トキワ荘ゆかりの漫画家たちの作品を自由に読むことができます。
【2階】
2階は展示スペース。トキワ荘のリーダー的存在だった寺田ヒロオさんの部屋の再現や、トキワ荘ゆかりの品物や写真の展示があります。今後、ミニ企画展なども予定されているそうです。
お近くにお立ち寄りの際には、ぜひ訪れてみてください!