初期のファンタジー『魔法屋敷』で、妖怪変化を総動員させて、科学者軍団と対決した悪魔大王を演じたのが役者デビュー。以降、悪魔を得意キャラクターとして活躍を続けました。手塚治虫の描く悪魔は痩せた体躯ではなく、彼のような筋骨隆々とした大男か、魅力的な女性である場合が多いのですが、これは彼の少年期のトラウマでしょう。イジメられっ子にとって、筋肉の塊みたいな大男は恐ろしい悪魔に見えたでしょうし、魅惑的な女性は男にとってはいつでも悪魔の罠を隠しているように見えるものです。
1948年魔法屋敷 (悪魔大王)
1962年鉄腕アトム /ロボットランド
1963年リボンの騎士(なかよし版)
1975年ブラック・ジャック /魔王大尉 (ケネス大尉)
1976年鉄腕アトム /偏差値王国との対決 (スクラップ工場)
1978年未来人カオス (脾藤狂心の部下)
1981年七色いんこ /森は生きている
1982年七色いんこ /十一ぴきのねこ (山賊)