SF中篇『くろい宇宙船』でデビューして以来、刑事役一筋に生きて来た役者馬鹿。普通ならたまには違う役もやらせてくださいよ、などと作者にねだったりするものでしょうが、彼はもうとことん同じ役だけを生涯に渡って演じ続けてきました。たまに時代劇に出演しても、やっぱり同心の役を割り当てられたりするのは悲しい事ではなく、彼にとってはむしろそれが「誇り」なのでしょう。とにかく実直真面目な刑事を演じさせたら彼をおいて他にない、という手塚ワールドの重要なスターであります。
1956年くろい宇宙線 (警察)
1956年午前7時の地下室 (ギャング)
1957年荒野の弾痕 (保安官)
1957年地球大戦 (警視総監)
1957年旋風Z (警察)
1958年鉄腕アトム /天馬族の砦 (教師)
1958年未来をのぞく3人 (警察)
1959年ジェットキング (警察)
1959年0(ゼロ)マン (防衛庁長官)
1961年アリと巨人 (警察)
1961年ふしぎな少年 (警察)
1962年バックネットの青い影 (警察)
1963年ビッグX
1965年鉄腕アトム /ひょうたんなまず危機一発 (警視庁)
1966年フライングベン (警察)
1966年バンパイヤ (警察)
1968年鉄腕アトム /火星から帰ってきた男
1968年地球を呑む (警察)
1969年空気の底 /暗い窓の女 (警察)
1969年ザ・クレーター /オクチンの奇怪な体験 (新聞記者)
1970年ザ・クレーター /紫のベムたち (東大宇宙研)
1970年ガラスの城の記録 (警察)
1970年アポロの歌 (警察)
1971年百物語 (浪人)
1972年ダスト8(ダスト18) (自衛隊?)
1972年奇子 (刑事)
1972年料理する女 (刑事)
1973年ブラック・ジャック /海のストレンジャー (警察)
1973年ブラック・ジャック /雪の夜ばなし (救護隊)
1973年ユフラテの樹 (刑事)
1974年ブラック・ジャック /鬼子母神の息子 (警察)
1974年ブラック・ジャック /目撃者 (警察)
1974年ブラック・ジャック /二つの愛 (警察関係)
1974年三つ目がとおる /魔法産院
1974年日本発狂 (編集長)
1975年ブラック・ジャック /オオカミ少女 (町の人)
1975年ブラック・ジャック /地下水道 (アパートの住人)
1975年ブラック・ジャック /デベソの達 (達の担任)
1975年ブラック・ジャック /病院ジャック (警察)
1975年すきっ腹のブルース (警官)
1975年鉄腕アトム /アトム二世 (科学省)
1976年ブラック・ジャック /ハッスル・ピノコ (試験監督)
1976年ブラック・ジャック /夜明けのできごと (教師)
1976年べんけいと牛若 (警官)
1977年ブラック・ジャック /白い正義 (警察)
1977年ブラック・ジャック /上と下 (医師)
1978年ブラック・ジャック /カプセルをはく男 (機長)
1978年未来人カオス (警察関係)
1979年インセクター /蝶道は死のにおい (警視)
1981年七色いんこ /ハムレット (千里刑事の父親)
1981年七色いんこ /ピーターパン (千里刑事の父親)
1981年七色いんこ /青い鳥 (千里刑事の父親)
1981年七色いんこ /ピグマリオン (千里刑事の父親)
1982年七色いんこ /結婚申込 (千里刑事の父親)