1982年10月3日、当時のアニメーション放送枠としては異例の日曜日午後2時という時間に『超時空要塞マクロス』のテレビ放送は開始しました。
『超時空要塞マクロス』は、ビックウエストが企画し、宮武一貴、松崎健一らが所属するスタジオぬえが設定・デザイン制作、石黒昇率いるアートランド等を中心にしたスタッフの力を集約して完成させたSFロボットアニメです。
主要スタッフには、主役戦闘メカ「バルキリー」のメカニックデザインに当時22歳の河森正治、キャラクターデザインに同じく22歳の美樹本晴彦を起用するなど、若いスタッフのクリエイティビティが際立ち、それまでのロボットアニメには無かった【可変戦闘機「バルキリー」のリアルな変形やアクション】、【主人公とヒロインたちとの三角関係】、そして、【戦いを終結に導く歌】という、シリーズを通しての"3つの要素"を確立させ、SFロボットアニメの新機軸を築いた作品として大きな反響を呼びました。
『超時空要塞マクロス』はテレビ放送後、その人気を受けアニメ業界初の完全新作による劇場用アニメーション『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(1984年)を制作、大ヒットとなりました。以後「マクロス」シリーズとして継続し、劇場用アニメ、オリジナルビデオアニメ、テレビアニメシリーズと発表の場を変え、変化と普遍性を備えながら、2022年10月【テレビ放送40周年】を迎えます。
本展覧会は、『超時空要塞マクロス』のメインメカニックである宇宙戦艦「SDF-1マクロス」の自動変形を組み込んだロボット【SELF-TRANSFORMING SDF-1】のメイン展示をはじめ、「マクロス」シリーズの設定資料やイラスト、歴代VFの立体展示などを行います。
「マクロス」シリーズ40周年を振り返ると共に、今後の新たな展開に想いを馳せてください。
【会 期】:2022年7月1日(金)~2022年10月24日(月)
【開館時間】:9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
【休 館 日】:毎週水曜(ただし、7月20日、27日・8月中の水曜日は開館)
URL:https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、来館の皆様にはマスク着用等のご協力をお願いしております。ご来館の際は予め当館ホームページをご確認ください。
■【SELF-TRANSFORMING SDF-1】 変形!マクロスロボ!
直径約700mmの完全新規制作のマクロス艦の自動変形ロボットを展示。
アスラテック株式会社のロボット制御システム「V-Sido(ブシドー)」を用いる事によって、自動変形が可能になったマクロス艦本体と、変形に合せた演出映像も交えた空間演出が行われます。
SDF-1 マクロスは全長約1200m。
航行時の要塞艦から戦闘体形の強攻型へトランスフォーメーション(変形)を行う事が出来る巨大宇宙戦艦。
■SDF-1マクロス超時空図説
設定資料を中心に、SDF-1マクロス艦の性能や武装、機能などの解説展示を行います。
マクロス艦をデザインした、スタジオぬえのメカデザイナー宮武一貴のマクロス艦についての
インタビュー映像も上映。
■「マクロス」シリーズ作品紹介
「マクロス」シリーズの各タイトルを各種設定や、イラスト等で紹介します。
■可変戦闘機VF(ヴァリアヴルファイター)について
「マクロス」シリーズに登場する可変戦闘機VFの一部を、1/60スケールの立体製品を使用して展示を行います。
ミュージアムショップでは、『マクロス放送40周年記念 超時空要塞マクロス展』のコラボビジュアルを施したグッズを販売します。
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