虫ん坊 2010年1月号 トップ特集1特集2オススメデゴンス!コラム投稿編集後記
投稿:虫ん坊読者の広場

 虫ん坊9月号に投稿、ありがとうございました!
 今月もたくさんいただきましたが、お題「ちょっとドキドキした手塚大人漫画」へのご応募もあり、バラエティ豊かな作品がそろいました! 今月も、イラストの投稿には元・手塚治虫アシスタント、のむらがコメントをさせていただきます。

 今回投稿いただいた方には、写真の手塚グッズをお送りします。

今月号のプレゼントは!

投稿たくさんありがとう!




ちょっとドキドキした手塚大人漫画


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより 【投稿者】 三汐 さん

ばるぼらは女神である。彼女が求めるのは、人の才能なのである。才能というと別漫画を思い出させるが、ばるぼらはその人間に擬態する=才能を取り込む、訳ではなく、ただ才能を開花させようとする人間が大好物なのである。だから人間が芸術に盲目的に打ち込んでいる時には、その人間を結果的に助ける事=現実的な雑事から解放する、という様な事をやらかす。入れ込んだ人間が才能を花開かせると、彼女は小汚いフーテンから美しい女に変貌する。これは、芸術家=作家の美倉、の作り出す芸術という栄養をせっせとばるぼらに送り続けた結果なのだろう。だから、美倉が芸術を忘れ現実的になると、ばるぼらは元の姿に戻るのだ。(ちょっとこの辺は漫画の神様の描写の行を彷彿とさせる)ゆえに、彼女が見放したから才能が無くなるのではなく、実は才能が枯渇して来たから見放されるのだと思う。神とはそもそも人間に永遠=後世に残る芸術、を与える代償としてその後の個人としての幸せを奪うのである。これは、月の女神がエンディミオンを愛した時、彼に永遠(の美)を約束する代償として、永遠の眠りに就かせた、と言うのと同じ図式だ。神話の類いを例に取るまでもなく、現代でもオリンピック選手に金メダルの代償として寿命を縮めても構わないか?との質問に、大多数がOKするのを見ても人間とは永遠=栄光、を手に入れる為には、破滅も厭わない生き物なのだと改めて考えさせられる。ゆえに彼女=女神、に対する人間の信仰はこれからも決して衰える事は無いに違いない。しかし、現実的に考えると単に彼女は天才気質を持つ者達に共通する、ある種の反応を引き出す行動様式を無意識に取っていただけなのかも知れない。だから、天才には彼女は手放せない存在であるが、凡人にとっては彼女はただのやさぐれたフーテン女で厄介者でしかないのである、とも言える。彼女にとっては才能のある人間から才能を引き出す、のが彼女の才能なのであろう。と解釈すると、彼女はやはりその存在意義からしても芸術の女神そのものなのである。

のむら

 幾何学模様を上手く組み合わせ、ばるぼららしいデカダンなデザイン処理がされています。ラフレシアの花が強烈ですね! 画面を区切っている丸い模様の配色や、背後の格子模様も効果的ですが、画面奥の蜘蛛の巣がまたばるぼららしくてよいです。

編集  ステキ&セクシーなイラストと考察をセットでご投稿、ありがとうございました!
 

【投稿者】 三汐 さん


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより 【投稿者】 狐屋 さん

【投稿者】 狐屋 さん

 初めまして。残暑お見舞い申し上げます。
ちょっとどきどきした手塚大人漫画と言えば、もう『MW』以外に思い付かずに描いてみました。
作中で何人もの人を手玉に取っていく結城さんは主役ながらも完全なヒールなのに、とても魅力的で堪りません。
賀来神父に時々漏らす我が儘とか本音とかがまた可愛いんですよね。…と、思ってます。
あと巴の可愛さはガチ。

ところでイラストの投稿規定にも特に見当たらないのですが、半裸は大丈夫なんでしょうか…?


のむら

 結城の筋肉の凹凸や、布のしわなどがよく描けています。背景も雰囲気に合っていて、かつ面白い表現ですね。黒一色の巴は、描きにくいと思いますが、ちゃんと鼻のあたりにハイライトが入っていたり、と立体感を表現しています。この振り返ったポーズ、犬がよくやりますよね。  惜しいところは、ロゴが絵のシャープな雰囲気とあっていないところでしょうか。絵と同じテイストで、ちょっと凝ったロゴを描いてみてもよいとおもいます!


編集

 やっぱりセクシーな「MW」の結城美智夫。これもドキドキ大人漫画ですね!
投稿の内容については、「利用規約」の禁止事項をご参考にしていただければと思います。このポーズぐらいなら大丈夫ですよ。


初投稿! ありがとうございます


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 がんば・ねっと さん

【投稿者】 がんば・ねっと さん

虫ん坊投稿は初めてです。

イラストの投稿は3作目、BJ、百鬼丸ときて、次に何を投稿しようかと考えてました・・・・
手塚先生自体が1キャラクタの様なものですので先生を描いてみました。
(下書きの方がもっと似てたかなぁ・・・^〜^;、でも、結構時間を費やしてしまいましたのでとりあえず投稿します)

他のキャラクタは、先生のバックをどうしよかと悩んでいた時何気なく左肩にBJを何気なく描いたところから、じゃぁ先生のキャラクタで埋めてしまえと言う事で色々と追加しました。
各キャラクタは手元に資料が無いので、殆ど思いつきです、イメージが違ったらごめんなさい(結構適当なもので・・・)。

◆画材の紹介など◆
用紙 :A5サイズの使用済みコピー用紙の裏【エコでしょ?】
鉛筆 :MITSUBISHI-Hi−uni
消しゴム:TOMBOW-MONO 【100円ショップ】
ペン入れ:ZEBRA-筆ペン「細字」 【100円ショップ】
MITSUBISHI-PIN(0.1mm)【100円ショップ】
着色 :色鉛筆 【100円ショップ】
カラーサインペン 【100円ショップ】
※殆どたまたま家にあったものですね。
以前使っていた画材をどこかにしまい忘れてしまいましたので・・・・

所要時間:約4時間半 【構図を考える事も含みます】

では、また。


のむら

 もう一枚の我王の絵もそうですが、相当イラストを描きなれた方とお見受けします! 線にためらいがなく、とっても上手いですね! 筆を用いた柔らかな線ですが、筆のさばき方が巧みです。  キャラクターたちが先生を取り囲んでいますが、よく眺めてみるとところどころに遊び心が入っているのもうれしいですね。ブッダの頭から兎の耳が生えていたり、鼻だけを出しているお茶の水博士、などなど…… 思わずじっくり見てみたくなります。

編集

  虫ん坊への初投稿、ありがとうございます!


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 がんば・ねっと さん

【投稿者】 がんば・ねっと さん

今回の投稿は、『火の鳥 〜鳳凰編、乱世(上)編〜』 から、我王です。

『火の鳥』は、ついにシリーズとしての完結はなされませんでしたが、1作1作面白いですよね。
その中で私が特に好きなのは『鳳凰編』。

我王が悟りを開いていく姿は秀逸。
その後、『乱世編』に天狗として登場した時には、鳥肌が立ちました。

その時(かなり前ですけど)思い浮かべた構図が今回の作品。


のむら

 少年期から老年までの我王の描きわけが見事です。火の鳥の周りの効果線や、影を表す斜線などもためらいなく引けています。劇画タッチが我王の性格や物語とよく合っていますね。構図もよいです。

編集

 すごく渋い我王です!


グッズ制作


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより 【投稿者】 美乙 さん

【投稿者】 美乙 さん

 さいほう趣味なので、初めてマスコット作ってみました!作るのに結構時間かかった上にうろ覚えで作ったので少し顔が違いますが、なんとか仕上がりました!

編集

 フェルトのマスコット、かわいい! 小学校のころに手芸クラブに入っていたことを思い出しました。そのころはフェルトでマスコットを作って、友達とプレゼントしあったり、自分のランドセルにつけたりするのが流行っていましたが、いまでもそんなことをしてるんでしょうか!?
美乙さんは、この写楽のマスコット、どんなふうに使っていますか? また何か手塚キャラを作ったら、教えてくださいね!


そのほか、イラストありがとうございます!


お手紙による投稿【投稿者】 あや さん

 

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 吉田拓郎2代目 さん

ブラック・ジャックの4コマをかいてみました。つまらなくてすいません(>_<)

 

三つ目がとおるの写楽を福君のイメージで描きました。三つ目がとおるを実写化してみたら面白い作品になるのでは?。一度も実写にはなってないと思うので。例えばキャストは、写楽役が福君で和登さんはAKBの誰かでどうでしょう。

【投稿者】 あや さん

 

【投稿者】 吉田拓郎2代目 さん

 夏にふさわしいネタですね! 季節のネタは読者も共感でき、よいと思います。4コマとも構図をあまり変えずに分かりやすく描かれていますが、3コマ目で視点を少し引いてB・Jの全身を見せたり、次の4コマ目ではアップにして表情を表現したり、と同じタイプの構図の中でも、工夫をされていますね。漫画表現の基本がちゃんと実践されている作品です。

編集  最後のコマの恥らうB・Jがかわいいです。
 
のむら

 なんともいえない愛嬌のある写楽です。とぼけた、ユニークな絵柄には好感が持てますね! 「三つ目がとおる」が実写化したら、という絵のテーマも面白いですね。

編集  三つ目がとおるの実写化、見てみたいですね!

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 ゆいウラン さん

 

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 美乙 さん

こんにちは!!
久しぶりの投稿です^^

ヒョウタンツギにいろいろな手塚キャラのコスプレをさせてみました!

 

本当はもっと夜のロマンチックな絵にしたかったのですが、画力が足りなくて駄目でした><でも今回はそういうのを意識したわけではなく、立派な乙女に成長したどろろを描きたかったんです!絵の内容的には・・・どろろの住むとある村で花火大会があるのですが、
どろろは一緒に見る人がいなくて寂しいんです。相変わらず百鬼丸(の帰り)を待っていた的な絵です(笑)きっと彼は戻ってくるはずだよ!
頑張れどろろ!って生き生きと頑張る彼女を応援している私でした!

【投稿者】  ゆいウラン さん

 

【投稿者】 美乙 さん

 ありそうでなかった!? 手塚ヒーローのヒョウタンツギ化作品! ヒョウタンツギというキャラクターの性質上、各ヒーロー・ヒロインたちを極度に単純化して表現していますが、手塚ヒーローの特徴を上手くつかんで、一目見て「あのキャラだな」と分かるように描いています。それぞれに、タイトルとキャラクター名を添えてくれていますが、それもいらないくらいですね。
背景をうすく色で塗っていますが、この色の並び方もいい感じです。

編集  いろいろなヒョウタンツギ! キャラクター選定にもこだわりをかんじます! !
 
のむら

 ステキな娘に育ったどろろ、という設定でしょうか、眼を閉じさせることで、切ない心情を表現しています。雰囲気が出ていますね。
また、背景右側が開いているところが、さびしさなどを上手く表現していると思います。背景には、特に何か具体物が書かれているわけではありませんが、色を難色も重ね塗りすることで、深みを出しています。
赤いハートがとても目立ちますね。この絵のテーマなのでしょうか?

編集  物語のラストで百鬼丸と別れたどろろの、その後という感じでしょうか??

いろんなキャラクターに投稿、ありがとうございました!


TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】?零 さん

 

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 三汐 さん

映画がきれいすぎた・・・見てないけど。
予告だけでもすごかったですb

 

アニメだとこんなんだったかな?と。
テヅカノカゲキダン(手塚歌劇団)みたいなイメージですね。変装サファイアの髪は原作通りに亜麻色にしてみますた。(アニメは金髪)昭和のお姫様シールを真似して描いてた頃のドレスがこんな感じでした。

【投稿者】?零 さん

 

【投稿者】 三汐 さん

 背景を黒にしたことで、よい雰囲気がでたブッダの横顔です。グラデーションのところ、もっと幅を広く取って、徐々に背景の黒に溶け込んでいく感じに表現してもよかったと思います。光の当て方を凝ってみると、よりよい絵になると思います。

編集  映画、ぜひDVDが出たら見てみてくださいね〜!
 
のむら

 幾何学的な模様の花は、既存の素材でしょうか? ご自分の絵と、素材を上手く合わせて、画面を構成されています。キャラクターの背後を飾ることで、絵に厚みがでていますね。ロゴも手塚先生風に描けています。

編集  二人のサファイアの描き分けが細かいです!

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 猛爆 さん

 

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 かうかう さん

with roses...

 

少年BJ先生と少女ピノコが出会ったら。BJ先生はアニメを参考にしてます^^

【投稿者】 猛爆 さん

 

【投稿者】 かうかう さん

 キャラクターの配置がとてもよいです。眼の位置を画面の3分の1のところに置く、というのは、絵や写真を撮るときのよい構図の一つですが、この絵はまさにそのベストバランスをとっています。光源もちゃんと考えられています。バラを画面に上手く配置することで、画面にさびしいところはなくなりますし、花びらの舞う動きで画面に躍動感も出ています。

編集  なんだかおしゃれなイラストです!
 
のむら

 物語を感じさせる作品です。二人の背景に草花を効果的に配して、構図のバランスをとっています。優しい雰囲気にもなりますね。前の作品の花もそうですが、草花の描写も細かくて凝っています。

編集  優しいお兄ちゃん風のB・Jもいいですね!

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 かうかう さん

 

TezukaOsamu.netの投稿コーナーより【投稿者】 三汐 さん

ここ最近ますます暑くなってきましたね。
仕事で夏休み時期はせわしなく働いているのですが、そんな願望が出たのか、野原でのんびりごろごろ現実逃避してるイラストです^^;
これからますます暑くなりますが、皆様ご自愛くださいませ。

 

昔は夏になると再放送してましたね、海のトリトン。
なので、夏になると『トリトンの夏、が来た』と思うのです。

【投稿者】 かうかう さん

 

【投稿者】 三汐 さん

 線に強弱がきちんとついていますね。でこぼこした紙を使っていて、描き難いかな、と思いますが、きちんと滑らかな線が描けています。もう一つご紹介した絵もそうですが、どちらの作品にも物語がありますね。
水彩で描かれていて、ところどころを滲ませていますが、ひろい部分が単調にならないように滲み手法を使って変化をつけているのがよいと思います。

編集  野原に行きたくなるイラストです!
 
のむら

 青空が印象的なトリトンの絵です。さわやかで眼の表情が印象的です。他の三汐さんの投稿「リボンの騎士」や「ばるぼら」の絵に比べると、画面がすこしさびしい気がしますね。こちらも何かデザインをほどこしてみてもよかったかも知れません。ロゴもオーソドックスなものですが、手塚先生風だとよかったかもしれませんね。 。

編集  夏の青空にぴったりのキャラクターです!


10月号 投稿コーナー予告!

 テーマ投稿 読書の秋に読みたい、手塚漫画

読書の秋、暑さも和らぎ、すごしやすい秋の一日に読みたい手塚漫画について、投稿してください! イラストでも文章でもOKです。


 その他手塚キャラクターのイラスト募集!

大人気の『リボンの騎士』や『ブラック・ジャック』他、あなたの大好きなキャラクターを投稿してみよう!
もちろん、マイナーな作品でもOKです!


 新企画! アナタの町の手塚キャラ・・・

飯能市のアトム像、宝塚市の記念館前の火の鳥のみならず、案外いろいろなところに点在している手塚キャラクター。町で見かけた手塚キャラを写真にとって送ってみよう!

撮影場所を市町村単位で書いて送ってくれるとなおGOODですが、プライバシーにかかわる場合は伏せてもオッケーデス。画像の質は特に問いません。気軽に撮って送ってね。




そのほか、自由な題材での投稿も随時、応募しております! ふるってご応募ください!
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9月号掲載は、2011年9月15日(木)までにいただいたものとさせていただきます。10月号以降にも、いただいた投稿を掲載していきます。


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