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ストーリー

独り者の人形師・ゼペットじいさんはある夜、木彫りの男の子の人形を彫り上げます。名前はピノキオ。その日は願い星が高く輝く夜で、ゼペットは星に、「どんな子供でもいいから、子供がほしい」と祈ります。  人が良く、日ごろからいろいろな人を幸せにしてきたゼペットに、星の妖精は願いを聞き入れ、木彫りの人形のピノキオに命を与えます。ところがこの命はあくまで仮のもので、ピノキオが「ほんとうの良心」を手に入れられるまでは人間のこどもにはなれません。  命を授かったピノキオのためにゼペットは教科書を買い与え、学校へ行かせることにします。家を出たピノキオを、狐と猫の二人づれの悪人が狙います。一人でに歩く木彫りの人形は珍しい、と、人形劇団に売りつけようとたくらむのでした。

解説

初出:1952年6月5日 東光堂 発行 ディズニーのアニメーション映画が著名な「ピノキオ」ですが、原作は19世紀中盤に活躍したイタリアの作家カルロ・コッローディによる『ピノッキオの冒険』です。 ディズニーの影響が色濃く見られる作品ですが、手塚治虫らしいオリジナリティあふれる脚色もまた随所にみられる初期の名作です。


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