京都の駅ビルの中にあった手塚治虫ワールド(2011年1月16日閉館)の中に300インチシアターという劇場があり、そこで上映されていたオリジナル短編アニメ。手塚漫画の代表作の、そのエッセンスを詰め込んだアニメーション作品と、京都にまつわる歴史的なエピソードを紹介するアニメーションとの二本立てという形で上映され、その二本を火の鳥がストーリー・テラーとなってつないで行く、という構成です。 手塚治虫アニメシアターのオリジナルアニメ第4段。シアターオープン1周年を記念して手塚治虫先生が残したメッセージ「ガラスの地球を救え」をモチーフに、ユニコが大活躍するオリジナルストーリーです。 天界からこぼれ落ちたユニコーンの子供、ユニコ。北風とともに旅する途中で、言葉をしゃべる木の少年、翼と出会います。地球は、人間が資源を使い果たし、自然を破壊したために、人間はもちろん、生き物の住めない荒れ果てた星になってしまいました。ユニコと翼は、地球を生き物の住める星に戻す方法を探すために、一緒に旅へ出ます。苦しい旅の果てにであったスフィンクスと時の妖精。彼らの力をかりて過去の地球へ行き、間違った道へ進もうとする人間達を救うことにしました。でも、過去へ戻れる時間は、たった5分。そんなわずかな時間で、地球の未来を変えることが出来るのでしょうか。ユニコと翼の大活躍が始まります。もう一度、地球を緑あふれる世界に戻すために…。
(C)手塚プロダクション
手塚プロダクション/2000年7月20日/15分
ユニコ:矢島昌子
翼:高戸靖広
スフィンクス:麻上洋子
時の精:熊谷ニーナ
女神:篠原恵美
水の精:笠原留美
欲魂:銀河万丈
西の風:熊谷ニーナ
脚本:森田真由美
監督・演出:西田正義
作画監督:西田正義
原画:西田正義、吉村昌輝、三浦 厚也、片山 みゆき、細居 美恵子、岩佐 裕子、清水 健一、古瀬 昇
動画チェック:岡村 隆、田中 嘉
動画:北京写楽美術芸術品有限公司、畑 明日香、山口史生、中川航、金明珍、吉田綾、高柳富子、高森久美子、楊佩純、吉川友美子
美術:柴田正人、岩崎清宏、菅野孝信、長嶋哲彦、大橋則子、松本浩樹
背景:稲田香織、酒井良美、松崎みどり
色彩設定:小針裕子
仕上検査:小針裕子、岡野強、斎藤京子
仕上:北京写楽美術芸術品有限公司
デジタル・プロセッサー:川添恵、油谷有美、吉田めぐみ
特殊効果:榊原豊彦
タイトル・リスワーク:マキプロ
音楽制作:COMPANY AZA
作曲:小六禮次郎
音響制作:アーツプロ
選曲:合田豊
録音スタジオ:タバック
編集:森田編集室
ビデオ編集:スタジオ・トゥインクルランド
現像:イマジカ
撮影:高橋プロダクション
プロデューサー:久保田稔、宇田川純男
制作担当:柳澤光子
制作進行:小口幸弘