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ストーリー・解説

「虹のとりで」は、昭和31年から「なかよし」に連載された少女漫画です。手塚治虫には「珍アラビアンナイト」(昭和26年)という作品がありますが、この「虹のとりで」も、同様にアラビアンナイトの世界を下敷きにした物語です。
盗賊団の首領を父に持つ少女ミミは、黒ずくめの怪盗「黒ねこ」として、バグダッドの町を騒がせていましたが、盗賊業を嫌う母親の説得で改心します。そんな時、父親とバグダッドのズロロ大臣が組んで、隣国の王子の暗殺しようとしている事を知り、それを阻止しようと奮闘するのでした。
空飛ぶ木馬やじゅうたん、つぼの魔神、一つ目の巨人など、アラビアンナイトからの引用が随所に見受けられ、まさに古き良きファンタジーの世界。隣国の王子とのラブロマンスなどは、好評を得た「リボンの騎士」からもヒット要素を取り入れようとしたのでしょう。それにしても、自己流に消化しているとはいえ、十分な資料の無い時代によくもここまで異国の風物を描けたものだと、あらためて驚かされます。
レギュラー・スターでは、探偵役が多いヒゲオヤジが珍しく刑事役で登場するほか、「珍アラビアンナイト」で主役級の活躍をみせたラムネ&カルピスが、ミミを助けてまたまた大活躍(と、おなじみのドジっぷり)を見せてくれます。

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  • 虹のとりで

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