最後はきみだ!

1963年

日本の小さな村が、突然独裁国家の海兵隊によって占領。戦争がはじまるのを知らせるために村を脱走した3人の少年は、執拗な追撃をかわし山を越えようとするのですが…。

マンガ「最後はきみだ!」より

マンガ「最後はきみだ!」より

【解説】

日本の片隅の小さな村が、ある日突然ミグルシャ国の軍隊によって占領されてしまった。

士官の話では明日から日本とミグルシャ国との間で戦争が始まるという。

その危機を知らせるために3人の少年が密かに村を脱出した。

しかしすぐに気付かれてしまい3人に追っ手が迫る。

やがて命がけの逃走の中で3人の間にも仲間割れが起き始めた。

 

雑誌『別冊少年サンデー』1963年正月号に掲載された読み切り作品。

ミグルシャ国というのは、この作品と同時期に手塚が『週刊少年サンデー』本誌に連載していた『白いパイロット』に出てくる独裁国家の名前である。