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1985年
マンガ「1985への出発」より
【解説】 終戦直後の1945年、戦災孤児のカズオ、キミコ、テツの3人は不思議な占い師の力で40年後の1985年へとやってくる。するとそこには、戦争兵器のおもちゃを売って大成功している大人になった3人がいた。戦争を憎み進駐軍の兵士たちを敵視して生きてきた彼らにとってそれは衝撃的な光景だった。 戦後40年となる1985年、雑誌『月刊少年ジャンプ』7月号に掲載された読み切り作品。
1945年-
GHQの設置にともない、戦後の日本には連合国軍の兵士(おもに米兵)が多数進駐するようになった。実質は占領軍だが、占領というイメージをやわらげるため、政府もマスコミも彼らを進駐軍と呼称した。
終戦直後の日本は外地からの復員・引揚げで人口が増加したが、旧植民地からの輸入ができなくなったうえ、天候不順による大凶作もあって、戦時中以上に食糧不足が深刻化。国民はどん底の生活を強いられた。
非合法に物品を売買する市場のこと。終戦直後の日本では、焼け野原になった駅前などにバラック建ての闇市が次々と誕生。物資も食糧も極度に不足していたため、法外な高値がつけられても、飛ぶように売れた。
1975年
1975年1月、『紙の砦』第2部として『週刊少年キング』に発表された読み切り作品。やっと戦争が終わったものの、今度は絶望…
1947年頃
浮浪児——それは悲惨とか憐憫(れんびん)の情などを通り越して、グロテスクで、奇妙な小妖怪のように見えた。終戦後二年もする…