1976年
太平洋戦争末期、戦死したと思われた大尉はジャングルの中で奇跡的に生き延び、無人となった村でひっそりと暮らす若い男女に出会う。彼らの不思議な交流を描く短編作品です。
マンガ メタモルフォーゼ「大将軍森へ行く」より
太平洋戦争末期、ベトナム上空で日本軍機が撃墜され、同機に乗っていた南方軍総司令部の雨月(うげつ)大将は戦死したものと思われた。
ところが大将は奇跡的に生き延びてジャングルをさまよっていた。
やがて大将は無人となった村でひっそりと暮らす現地人の若い男女に出会う。
ふたりが大将の前に姿を現わすのは夜だけで昼になると忽然と姿を消してしまうのだった。
メタモルフォーゼ(変身)をテーマとした連作シリーズの1編で、雑誌『月刊少年マガジン』1976年8月号に掲載された。