1975年
南の島で絵を描いていた画家が核実験の放射能を浴びて瀕死の重傷を負う。手術によって蘇り、核兵器の恐怖を告発しようと絵を描き続けますが…。
マンガ ブラック・ジャック「絵が死んでいる!」より
南の島で絵を描いていた画家のゴ・ギャンはK国の核実験の放射能を浴びて瀕死の重傷を負う。
ゴ・ギャンは核兵器の残酷さを告発するために絵を描くことを決意し、ブラック・ジャックに自分が絵を描き上げるまで生き延びられるよう手術をして欲しいと依頼する。
画家ゴ・ギャンのモデルとなっているのは19世紀フランスの画家ポール・ゴーギャンだろう。
文明社会に絶望したゴーギャンは楽園を求めて南太平洋の島タヒチへ渡った。
だがそこもまた楽園ではなく、ゴーギャンは貧困と病気に悩まされることになったのだった。