1970年
謎の画家・ドオベルマンが憑かれたように描くのは、ある星の誕生から、やがて生まれた文明が戦争によって一瞬で消え去り、そして破滅していく盛衰の歴史でした。
マンガ「ドオベルマン」より
手塚治虫が新宿の街角で出会った謎の外国人画家・ドオベルマン。
彼は安アパートの一室で何者かの啓示を受けたようにひたすら絵を描き続ける。
その絵を並べてみると、やがて遠い星の盛衰の歴史が見えてきた。
長い歴史の中で培われた文明も戦争によって一瞬で消えてしまう。
その恐怖を早回しで描いたホラー・ショート・ストーリー。