3月5日（金）からヒューリックホール東京（東京・有楽町）での公演が満を持して開幕した舞台「陽だまりの樹」。公演の直前に行われた取材会見の様子をレポートします。
菅田琳寧さん（7 MEN 侍／ジャニーズJr.） （手塚良庵役）
主演をつとめる7 MEN 侍／ジャニーズJr.の菅田琳寧さんはこの舞台が初主演。手塚良庵役を演じます。
「ぼくはまだ、芝居が未熟な中、演出の樫田さん初め、キャストの皆さんに助けてもらい、今日ここまで来ることができました。本番ももうあと二時間後に迎えますので、座長として堂々とステージに立ちたいと思います」
と意気込みを語りました。
舞台経験はジャニーズの作品のみだったという菅田さんは、他のメンバーが外の舞台に出て活躍していることにも刺激を受けており、いつか自分も、という思いがあったそうですが、初のジャニーズ以外の公演がまさかの座長、ということで、緊張もあったそうだ。菅田さんはジャニーズに入って１０年という節目の年。意気込みも強く、稽古中は台本がメモでいっぱいになるほど、演技に打ち込んだそう。
良庵は町医者で殺陣のシーンはなく、得意のアクロバットは封印するかわりに、三味線や踊りを見せるシーンも。舞台上では、役の「ちゃらんぽらんで女好き」とは正反対の真面目な人柄だという菅田さんの存在感のある良庵が見られます！
早乙女友貴さん （伊武谷万二郎役）
もう一人の主人公とも言える伊武谷万二郎役は、早乙女友貴さん。殺陣や日舞を得意とする早乙女さんの殺陣シーンも見どころの一つです。
「普段よりは物量は少なめの殺陣ですので、楽ではあります」
とコメントされていましたが、武士らしい立居振る舞いが印象的な万二郎です。
主演の菅田さんの印象を聞かれて、「ものすごく真面目な方。稽古後にも演出の樫田さんをつかまえて、わからないところは素直に聞きにいっていました」とコメントしました。
日比美思さん （おせき役）
この二人が思いを寄せるおせき役の日比美思さんは、時代劇にいつかでたい、と思っていたそう。
「小さい頃母と見ていた「水戸黄門」の影響で、いつか時代劇に出たいとおもって、ピアスを開けないでいた念願が叶いました」とのこと。
『陽だまりの樹』については、「原作の伊武谷万二郎も手塚良庵もとても魅力的なキャラクターで、（菅田さんと早乙女さん）お二人が演じられることによってさらに魅力的になっています。お二人の魅力も堪能していただけたら」とおっしゃっていました。
ダンカンさん （勝 海舟役）
開国の立役者の一人ともなった勝海舟役を演じるダンカンさんも、菅田さんの真面目ぶりには太鼓判を押します。「あまり真面目すぎても良くないよ。たけし軍団で修行ですね」と笑いを誘っていました。勝海舟、原作では戦うイメージはあまりないですが、本舞台では殺陣も三味線も披露されます。腐敗した幕府や奥医師たちの様子をよく知る人物として、権力側と良庵や万二郎らの若者たちとの橋渡し役として、大活躍します。
阿達慶さん（ジャニーズJr.） （太田東斎役）
ジャニーズJr.の阿達慶さんは、良庵の後輩医師・太田東斎役で舞台初出演。「緊張していますか？」という記者の質問に「最初に比べたら落ち着いてきましたが、まだちょっと緊張しています。はじめは声があまり出なかったので、声を出すようにしました。また、セリフを話していない時も見られているので、その間の演技などには気をつけています」。ジャニーズの中でも入所して日が浅い立場は、「見習い医師」という本作とも重なって、通じる部分が多かったそうです。
太田将煕さん （伊東玄晃役）
蘭方医・手塚一門の「兄弟子」にあたる伊東玄晃役の太田将煕さんは、阿達さんの影なる努力を役柄同様、見守られていたそう。
「毎日稽古前に滑舌や発声の練習をしていて、発声練習用の表が台本に貼ってあるんです。菅田さんも真面目な方だ、というお話がさっきありましたけど、阿達くんもとても真面目。本番間近にはいつの間にか声もしっかり出ていて。この座組みと、樫田さんの厳しい演出で、時にはきついこともあったと思うんですが、本当に頑張っていて、兄弟子としても純粋に感動していました」と、暖かいエールを送っていました。
舞台「陽だまりの樹」の東京公演（ヒューリックホール東京）は3月14日まで！ その後、3月27日より大阪公演も予定しております！ チケット一般販売中。
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