背景の市松模様がなんともお正月らしいですね。右上は徐々にグラデーションするように、模様を薄めているのでしょうか? それとも、写真を撮った際の光源の関係でこうなってしまったのでしょうか? いずれにしろ、粋な感じです。
同じく市松模様を、マリアの着物や、やけっぱちの帯の柄として使っているところは工夫されていますね! 全体に統一感が生まれています。
マリアの羽織の梅の柄が、とても細かく書き込まれているのは、いつもどおりの丁寧さです。他にも帯びのバラのワンポイント模様など、ファッションにこだわりを感じます。
梅柄の羽織がとっても素敵です!
mwはやっぱり最後に不適に笑うシーンが好きです。
何回読んでも最後は鳥肌がたちます・・・
不適に見上げた表情が、俯瞰の構図を使うことでアップになっています。一番描きたいところがどこなのかがはっきり分かります。 |
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思わずゾクっとしてしまう結城の表情です。 |
『罪と罰』のコマ(ラスコルニコフが罪を犯す一連のところ)も良いし、『双子の騎士』のコマ(最初のプロローグ、宝塚歌劇の幕開けのようなところ)も良いし、もちろん『ブラック・ジャック』にも良いコマがいっぱいあるしで、とても悩みましたが、『がちゃぼい一代記』より、手塚先生とキャラクター達が一緒に歩いているコマを選びました。
ページを捲った次のコマとの対比も面白いし、手塚キャラが手を繋いで先生と歩いているなんて、本当に素敵なコマだと思います。このコマ、先生の隣にヒゲオヤジがいるのがまた凄く良いなと!手塚先生のマンガ家としての歴史を感じるというか。(惜しむらくは、まだ誕生していない『ブラック・ジャック』勢がいないことくらいです。笑)
『がちゃぼい一代記』には、他にも好きなコマがあったので、周りを埋めてみました。台詞までは書けなかったので、気になる方はぜひ読んでみてください!
初心にかえって模写です。サファイアとヒゲオヤジが難しかったです。
しかし色鉛筆で塗ったのが仇になってしまいました…画像を取り込んでから、埋もれてしまった題字を上書きし、背景を黒で塗りつぶしてみたのですが、逆に浮いてしまいました…白黒のままの方が良かったかな、と限りなく後悔中です。
思い入れのある、印象深い場面を物語風にまとめてくださっています。線が込み合っているところもあまりなく、バランスよく絵が配置されています。
『がちゃぼい一代記』の最後に登場する「未完」というのは、この作品を語る上でははずせないところですよね! 確かに先生の物語はまだまだ「未完」ですよ!!
ロゴにかかった黒背景が、絵をぎゅっと引き締めています。よいチョイスだと思いますよ!
先生とキャラたちの並ぶこのコマ、私も大好きです!
手塚作品の中で一番好きな『ブラック・ジャック』から挙げようと思います。
どのエピソードを見ても名言やドラマチックなシーンが溢れていて、なかなか一つのコマを選ぶのは難しいので、BJ先生の表情という点に絞って考えてみました。
私が全話の中で一番好きなのは「地下水道」の扉絵に描かれているBJ先生です。
鋭い眼光、凛々しい眉、キリリと引き締まった口元。全てを見通し立ち向かっていく意志の強さを感じさせる表情です。でもそれが決して冷酷なものではない。まさにBJ先生の内面を見事に表していると思います。
お友達のEDGEさんが、その先生をひょうたん人形に再現してくださいました。
皆さまにも是非ご覧いただきたいと思い、投稿させていただきます♪
こだわりのブラック・ジャックの顔を教えていただきありがとうございます。おっしゃるとおり、BJは同じ角度の顔でも、絵やコマによって少しずつ微妙に違うんですよね。そういう生々しさが原画の魅力だと思いますが、ぼくのようにタッチを引き継いで描く仕事をする人間からすると、どの場面のBJの顔が正解なんだろう、と迷うことも多々あります。ファンの方によっても、「これぞBJ」という顔が違うかも知れませんね。
ひょうたん細工のBJ、少し前まで投稿でいただいていたあのEDGEさんの作ということですが、まるで平面のキャンパスに描いたように、バランスが良く見えます。写真もばっちり、べストな角度から撮られていますね。
「ブラック・ジャック」はいいコマが多すぎて、1つに絞れず悩んでしまいますね……
お気に入りの気になるシーンを投稿します!
タイトルは『シャミー1000』でお気に入りはシャミー1000のセリフ「ノー?」です。
四村の問いに対する返事なのですが、コレが最近読んだ文庫全集では「ノー」になっているのです!!
自分が最初に読んだ講談社の全集とコンビニの本では、「ノー?」であったのに?!
このセリフ、ギモン形に対してギモン形で答えるトコロが、なんともオシャレキャットでソーキュート(ハート)とずっとずっとおもっていたのですだ。
でも、本当のところ雑誌では原稿ではどうなのでしょうか??
ギモンにギモンで返答はマチガイであって、修正がされたのでしょうか。
男女の仲同様に永遠のナゾです。
資料室に確認したところ、シャミー1000のセリフの「ノー?」には雑誌掲載時には「?」マークが無かったそうです。文庫版が正しい、ということになりますね。男女の仲のように(?)ナゾのままにしておいたほうが良かったかも…?
シャミー1000やバギなど、どのキャラクターもキメポーズをとっていて、とてもきれいにまとまっています。背景の兎とネコの繰り返し模様も可愛くて、なおかつキャラクターを邪魔しないさりげなさでよいですね。
三人のキャラクターが今は平面上に並んでいますが、これを三次元的に奥行きをつけて配置すると、さらに面白くなったと思います。三次元的な配置にすると、身体の重なる部分が出来て、ポーズにさらに工夫が加わり、思わぬ面白い動きが出てくるようになります。今度ぜひ、挑戦してみてください!
解き明かさないナゾも少しはあったほうが、意味深長にみえていいのかも?!
『鳥人大系』ってどうでしょう
夜11時ぐらいからの15分のアニメをテレビでやって
劇場版として総集編をまとめて放映して
鳥脚タイツをみんなで履いた『バレエ鳥人大系』で世界を廻る!
ってどうでしょう
バレエで『鳥人大系』とは!? いったいどんな設定になるのでしょうか? 面白いアイディアですね! 個性的でインパクト満点な舞台になることは間違いなさそうです。
キャラクターは物語の最後に出てくる「ゴキブリ族」ですが、足一本一本の表情、身体の描き込みに一工夫があり、配色もオリジナルで考えれていて、1体でも見ごたえのある作品になっています。
衣装もストーリーも、見ごたえのあるバレエになりそうですね!
「僕の名は昭。ビッグXとは、人間を大きくする機械(?)である。僕は正義の為に、ビッグXで戦うのだ!」
虫ん坊投稿は初となります。
今日からだと1月号以降からの転載になってしまうんですかね・・・?
好きな手塚キャラという事で、「ビッグX」の朝雲昭(ビッグX)です。
本当ならヒロインのニーナ・ベルトンが好きなんですがそれはまた今度。
ビッグXの原作は話がいろいろ無理矢理感があったり等、手塚マンガとしてはあまりいい評価を受けていないそうですが、私は好きです。
ビッグXは原作も全部読みましたし(未収録の話は除く)アニメ版も1話以外はすべて視聴しました。
ビッグXはストーリーよりもアクションを重視した作品なのかもしれませんね(手塚先生が気に入らなかったのもそのせい?)。
そういえば、手塚先生は東京ムービーが製作したアニメ版ビッグXをどう思っていらっしゃったのでしょうかね・・・?
大胆な線運びと、線を重ね描きすることによって、キャラクターに力強さと個性が現されています。線は大胆でありながら、色塗りはグラデーションをたくさん使って、やわらかめの表現にしています。そうすることで絵のテイストにバランスが生まれていますね。
背景が黒ですが、これはもう少し弱まっても良いように思います。
ビッグXというキャラクターのチョイスもうれしいですね。ありがとうございます。
初投稿ありがとうございます! はにかんだようなニーナの表情が魅力的です。
ラブラブな雰囲気を目指したそうですが、まさにそんな感じですね! ピンクを基調としたラブリーな背景がまず1点、効果を与えています。細かいレースのような柄を、上手くピンクでぼかしています。
また、キャラクターのポーズや構図も、いかにもラブラブです。ピノコをBJの背後において、腕を取らせています。2人の関係性が良く分かります。
初投稿ありがとうございます! 愛情あふれるイラストです!
オサムシ!浦沢!!清志郎!!!
11月16日、宝塚ホテルまで手塚眞氏と浦沢直樹氏のトークショーを聞きに行って来た。
場内はほぼ満員に近かった。
冒頭の宝塚市長挨拶によると、当初定員300名でそれ以上は抽選としていたが実際には500の申し込みがあり、急遽宴会場を変更して、申し込んだ人全員を受け入れる事にしたとか。
T.レックス「20世紀少年」がガンガン鳴り響く中、浦沢氏と手塚眞氏が登場。
手塚先生のトンデモエピソードや、浦沢の手塚治虫大リスペクトエピソードが次々と披露された。
ファクシミリがまだない時代に、国際電話かけて口頭で原稿指示を出したエピソードは『ブラック・ジャック創作秘話』で既に知っていたが、原稿がどうしても間に合わなくて飛行機を待たせ、結構な損害賠償を手塚プロが支払ったとか、写植屋さんでスタンバってる編集に電話でネームを伝えながら、手元は全く別の漫画を描いていたとか、黒澤明が「影武者」の後で企画していた「赤き死の仮面」について、手塚先生にスタッフとして参加してほしいとのオファーがあった、なんて初耳エピソードも聞けて、それだけでも今日参加した甲斐があったってもんよ。
一方、浦沢氏の子ども時代のエピソード。
中学の頃に『火の鳥』「黎明編」「未来編」「鳳凰編」を一気に読んで、「凄い話を描く人がいあるな〜」と、昼下がりから日が暮れるまで縁側でボケーッと恍惚状態に陥ってしまった、という話に、とてつもなく共感。
思い出すな〜。浦メもこれらを読んだ時には、それまで「なんとなく難しそう」という根拠なき理由で読まずにいた、我がの愚かしさを激しく後悔したもんだ。
その浦沢の発言
「(火の鳥を読んで)漫画家ひしめく群雄割拠の中で手塚はレースをしていたのではなく、レースを既に遥か向こうまでブッちぎってしまっていた、と理解した」
にも、正に我が意を得たり!
そうだよな、やっぱり手塚先生はワンオブゼムなんかじゃねえよな。
対談の後半は、手塚眞氏が選んだ音楽を流し、それを浦沢が聴いて、受けたインスピレーションで即興で漫画を描く!というライヴ・ドローイングが行われた。
先ず1曲目はレノンの「イマジン」。
浦沢氏は「いきなりこれできたか〜」と嬉しそうに笑いながらも実に素早く、サササーッと漫画を描いた。その様子が大スクリーンで映し出される。場内に静かなドヨメキ。
お馴染みのメロデーに乗って描き出されたのは、少し宙に浮くキリストのようなレノンをセンターに、それを左右に分かれて寝転がって肩肘ついて笑顔で眺める若者二人。背景にはUFO。
う〜ん、さすがだ。場内拍手万雷。
続いては、なにやら勇壮さと悲壮感が相混じったストリングス主体のなかなかにイイBGMが流れ出した。
それを聴いて浦沢が早速描いたのは、浜辺で風に飛ばされないように帽子を押さえて微笑む少女。その頭上にはプテラノドン。
成る程、これがこの曲を聴いて浦沢が受け取ったイマジネーションか。音楽を聴きながら浦沢が少女を描き出した時には、なんだか往年のフランス映画のような印象を受けたわい。そこにプテラノドンというあたりが、浦沢らしい♪
因みにこの曲は「ジャングル大帝」の劇伴のひとつで、「砂漠の嵐」という。作曲は勿論、冨田勲。いい曲だ。
それにしても、「さすがはプロ」と言うと怒られそうだが、それでも舌を巻かざるを得ない。
「さすがはプロやな〜」
大満足のうちに御披楽喜。
マイミクのマッキーさんやヘリトンボさんらと歓談しつつ、記念館へ。
今やっている企画展「忌野清志郎〜ユーモアの系譜」を見た。
浦メは清志郎は聴いた事がないし興味もないが、噂どおりその油絵は上手い。
清志郎が描いたブラック・ジャックも、人柄を反映してるというか、なんとも優しげなB・Jであった。
清志郎の年譜を見ていると、最後の死去のところが「虹を越えて銀河の彼方へ」となっていた。
この年譜を作った人は、なかなか洒落てやがんな。
そして手塚先生の年譜にこそ、この表現が相応しいと思ったね。
充実した、「いい手塚な一日」であった。
浦沢直樹先生と手塚眞のトークショーの感想をありがとうございます! 当日はライブペインティングがあったそうですね! 浦沢直樹先生はかなりの手塚ファン、ということなので、手塚ファンにも浦沢直樹ファンにはたまらないイベントだったと思います。
レポートありがとうございます! 浦沢直樹先生など、手塚ファンの方のエピソードも興味深いものばかりで聞きごたえがあります。
某アイドルグループの総選挙、じゃないですけど、あなた一押しの手塚ヒロインをアピールしてください! 推薦理由・好きなところ・好きなセリフなどなども教えてね!
みなさんの投稿をお待ちしています!
あなたの大好きなキャラクターを投稿してみよう!
メールや投稿ページからの投稿の場合、虫ん坊コーナーへの投稿だということが分かるように、「【虫ん坊投稿】」などの文字を件名に入れてね!
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2月号掲載は、2015年1月15日(木)までにいただいたものとさせていただきます。2月号以降にも、いただいた投稿を掲載していきます。