5月…色々な記念日がある中から、私が愛する土方歳三の誕生日(天保6年5月5日)を選びました。
土方さん、誕生日おめでとう!!
手塚先生の『新選組』では、主人公・深草丘十郎に「あなたを軽蔑するっ」とまで言わせた土方さん。
他の作者が書く土方さんは、冷酷な部分よりも、格好良い部分の方が際立っているのですが(私はそう思っています)、手塚先生の描かれた土方さんは、まさに「鬼の副長」。
「モテた」という史実通り、まつげが長く、美形キャラには描かれているのですが、その分言動に凄味があるというか…
土方さんのことが大好きな私としては、「手塚先生やりすぎでは…」とも思うのですが、新選組好きの友達には、この作品を薦めることもしばしばです。綺麗な面だけ知っているのもどうなのかなぁ、という意味で。
手塚先生の原作に似せつつ、というのがとても難しかったです。今回は筆で描いたような線を目指してみました。
人物を斜めに配置することで、とても迫力のある構図になっています。新選組独特の袖の模様を画面の隅に見切れるように配置することで、模様のインパクトが強くなっています。視線は、刀を構えた手元に落としてもよかったと思います。
凛とした表情がすごくかっこいいです!
4月17日は出崎監督さんの御命日ですね。BJファンの1人として簡単にですが先生を描いたので上げさせて頂きます。
アニメ版の先生は何だか可愛いのに対し、OVA版の先生は艶っぽい感じでとても好きです。4月はOVAを見直す月にしたいと思います
硬質な質感と、立体感から、ロボットのような感じもする、ブラック・ジャックですね。機械のように正確な腕前、というところでしょうか。 |
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愁いを帯びたようなBJの表情が素敵です! |
季節だいぶ過ぎましたけど…
BJ以外にもコート着て似合いそうなのは彼だと思って!
ロックです!
視線がやや斜め上で、何か物思いにふけっているのか、はたまた企んでいるのか、キャラクターらしい雰囲気のあるポーズです。コートやズボンなどの布の質感が描き分けられていて、存在感があります。襟元に青を入れて浮き立たせている感じがとてもよいので、他のところにも取り入れてみても良かったと思います。
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ロックのコート姿、確かにすごく似合っていますね! |
大人な作品ということで…。ちょっと暗い作風ですよねー。
なんともシュールな感じの、不思議な絵です。『奇子』の作品世界の印象を1枚で描き表した、という感じですね。中央のヌードで立っている奇子のさびしげな背中と、周囲に描かれている幼い奇子の表情が、作品がかもし出す不安・絶望感をよく表しています。
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土蔵ですごした奇子の孤独感が伝わってくるイラストです。 |
今回はお花見をしているカラフルなヒョウタンツギたちを描きました。
5色のヒョウタンツギが画面にひしめいていますね! 桜の花びらが描かれている空よりも、ヒョウタンツギたちを描いた面積のほうが圧倒的に広い! 画面のほぼ3分の2がヒョウタンツギ! という元気の良い作品です! 描きたい! という衝動のままに描かれているところがすごくいいですし、いつか大作に挑戦してほしいですね!
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ぎゅぎゅっと画面いっぱいのヒョウタンツギで迫力満点! |
7回目の投稿です。
今回は三つ目がとおるの主人公、写楽くんを描いてみました(^^)
背景のばんそうこう模様のぼかしがいいですね! どういう手法で描いたのか、ぜひ教えてください! ばんそうこうのふちのところがいい具合にぼやけていて、背景の色の濃淡も微妙に違うのが味わいになっています。
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写楽の表情がひょうきんでかわいい! |
誕生日おめでとう!!
アトム大好きvv
遅刻常習犯ですみません、、!
ファン魂を疑われますね……
だって、春休みの宿題と進級テストで忙しかったから、、(´・ω・`)
でもほんとに大好きですから!!
目のラインや瞳に模様が描かれているのが面白いです。口の表情も絶妙ですね。表現したいものがよく分かる絵です。
アトムのトレードマークである角がほとんど見えないぐらいの顔のアップで、とても大胆な構図ですね。色の表現もこっていて、先ほど言った目の表現のほかにも、頭のところのハイライトをヨゴレふうにぼかしたり、いろいろな工夫が見られます。
大好きだ、という想いがイラストからたくさん伝わってきています!
こんにちは。いつも有難うございます!
今回は「新・聊斎志異 叩建異譚」の胡玉さんです。途中でインクが滲んでしまい、背景を失敗した箇所が有りますが、ご了承頂けますと幸いです。手塚先生の作品では比較的新しい方ですが、マイナーですね…。胡玉さんの来世での幸せを願ってます。
幽霊?妖怪?お化け? の娘・胡玉の妖艶なかんじがよく表現された作品です。背景の竹も、中国の怪談の雰囲気をかもし出していますね! ちょっと、背景になにか具体的なものを描き込むだけで、ぐっと作品が具体的になりますね。背景のぼかしもひんやりとした怪談らしさ? を盛り上げていますし、インク使いも良い感じです! インクで色を塗った作品はもしかしたら初投稿でしょうか? うれしいです!
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妖しくもかわいらしい胡玉です。 |
最後の虫ん坊投稿からいったい何年が経ったのでしょうか……
先程偶然ラジオを聞いていたら、NACK5でアトムの話題が出てきました!!アトム、お誕生日おめでとう!
それがきっかけでこちらも覗いてみたところ、OAV版B・Jがテレビ放映されることも知り!プレゼント応募は残念ながら締め切られてしまっていましたが、録画は忘れずにしなくては…!
でもこれもラジオを流していなかったら知らなかったこと。この偶然に感謝です!!
久しぶりの投稿、また公式サイトにいらしてくださり、ありがとうございます! 今後もずっと公式サイトでは手塚治虫関連情報を流していきますので、また気になったらチェックしてみて下さいね!
久しぶりのご訪問ありがとうございます。 応募は残念でしたが、放映には間に合ってよかったです!
「紙の砦」 手塚治虫と通年動員〜大阪石綿を共に
2014年4月6日、豊中福祉会館で行なわれた、金津博直さんの講演会に参加してまいりました。講師の金津博直さんは、北野中学3・4年が手塚先生と同じクラス。自伝マンガ『紙の砦』で描かれた大阪石綿への勤労動員を共にされた方です。
1941年4月、手塚治虫は大阪府立北野中学に入学。在学中は美術班と地歴班に所属。「手塚君の美術の成績は、優良可の三段階評価の欄に秀がついていたほど絵が上手かった」そうです。しかし、そんな北野中学にも次第に戦争の影が。黒い学生服は国防服に。ただ、正面に六稜の星がついた黒い制帽と白いゲートルだけはそのままだったそうです。
戦況は次第に厳しくなり、昭和19年の9月より、中津の大阪石綿に勤労動員へ行くことになりました。食事は非常に粗末で、「こんなもん喰えるかい!」と叫ぶほどひどかった豆ご飯は、ご飯の中に大豆が入っているのではなく、大豆の中にご飯が入っていたそうです(笑)。(「大石社の追憶」のイラスト参照)
『紙の砦』に描かれているように、木銃で藁人形を突き刺す銃剣術の授業もありました。これは配属将校が来る日は必ずあったとのこと。
動員中も手塚治虫は漫画を描くことをやめず、休憩中倉庫でこっそり描いていました。その漫画は仲間の間でまわし読み。また、多くの人に漫画を見てもらうためにトイレに漫画を貼ったエピソードも本当のことだったそうです。ただ、これはごく短い間ですぐにやめてしまったとのこと。しかし、『紙の砦』の中に描かれている火の見櫓にのぼって敵機の見張りをさせられたエピソード。これは誇張されたフィクションなんだとか。
昭和20年3月、ほとんど授業が行なわれていない状態だった北野中学を、59期のみ一年早く卒業することとなりました。「送別記念に」と手塚治虫が同級生皆に似顔絵を描いて贈ったそうで、それが今、金津先生の手元にある「大石社の追憶」です。裏にびっしりと寄せ書きをしたのは北野の仲間たち。その友情の証を金津さんは、卒業後もいつも鞄に入れて持ち歩き、そのため奇跡的に焼失を免れました。なぜならその後、金津さんの自宅は空襲で焼けてしまったからです。
卒業後、教職の道を歩んだ金津さんは、大森俊祐さんと知り合いました。大森俊祐さんは池田附属小学校で手塚先生と同級生で、「手塚君の話題で盛り上がった」とのこと。
時は流れ、1988年10月31日。豊中市立第三中学校で手塚先生の講演会が行われました。これは当時校長先生をされていた大森俊祐さんの依頼によるもの。この時、手塚先生は校長室で、生徒たちのためにボールペンでキャラクター画を描きました。
「豊中三中の皆さんへ」と題された絵に描かれたのはアトム、レオ、パンジャ、B・J、サファイア、ユニコ、ヒゲオヤジ、写楽、ヒョウタンツギ。この絵を描きながら手塚先生は、「今まで一筆でマルが描けたのに一度に描けない。マルがマルにならない。」ともどかしそうに言っていたそうです。講演の中で「とにかく命を大事にしましょう」と語り「僕はまだまだこれから漫画を描き続ける」と意気込んでいた手塚先生—。しかし、この日が、金津さんが手塚先生に会った最後になりました。
詳細なレポートありがとうございます! 中学生時代の手塚治虫の描いた「こんなもん食えるかい!」の絵、貴重ですね! 苦しい中にも笑いを忘れないところが、いかにも手塚治虫らしいです。
貴重なお話のレポート、ありがとうございます!
次回6月号のテーマは、梅雨の季節…ということで、「雨と手塚キャラ」! 雨をテーマにしたイラストや文章をお送りください。作品の感想文などでもOK。お待ちしています。
あなたの大好きなキャラクターを投稿してみよう!
メールや投稿ページからの投稿の場合、虫ん坊コーナーへの投稿だということが分かるように、「【虫ん坊投稿】」などの文字を件名に入れてね!
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株式会社手塚プロダクション TezukaOsamu.net 投稿係
6月号掲載は、2014年5月15日(木)までにいただいたものとさせていただきます。6月号以降にも、いただいた投稿を掲載していきます。