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ストーリー・解説

1970/11/15 『赤旗』日曜版(日本共産党) 掲載

小人の国に流れ着いた、ややもっさりとした風貌のガリバーは、軍隊につかまって王の前に引き出され、「この国に忠誠をつくすなら船や車をうんとつくれ」と命じられます。「お安いご用で」と請け負ったガリバー、巨体を駆使して大働きしますが、そこには深刻な問題が…。
誰もが知っているスウィフトの「ガリヴァー旅行記」自体も、当時の社会の痛烈な風刺が込められていますが、この作品はさらにそのパロディ。当時の日本では、1960年代から環境汚染が社会問題化していました。それに対して、1970年11月、当時の内閣は臨時国会を召集、公害対策の法案をいくつも可決、成立させます。この作品はそういった社会の潮流を皮肉った「時事マンガ」です。


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