シリーズ
新・聊斎志異 シリーズ
1971,1987
手塚治虫が家の前でタバコを振舞いながら聞き取った怪談を集めた......というスタイルの怪談短編集です。
あるマンガ家から聞いた話----、第2次大戦中、間島と丸橋、ふたりの画学生は芸術と、ヒロイン・由紀を巡っての恋のライバルでもあった。日本が戦争にのめり込んでいくある日、戦意を高揚させる絵を描いてほしい、と言われた間島はそれをきっぱり断るが...（「女郎蜘蛛」）
解説
「女郎蜘蛛」 1971/01/17 『週刊少年キング』（少年画報社）
「お常」 1971/05/23 『週刊少年キング』（少年画報社）
「叩建異譚」1987/02/24〜1987/03/10 『コミックバーガー』（スコラ）
「聊斎志異」とは中国・清代の作家・蒲松齢（1640年〜1715年）が民間伝承に取材してまとめた怪異小説集です。それにあやかったタイトルどおり、手塚治虫が実話を取材した体でまとめられた怪談色が強い短編シリーズです。
『コミックバーガー』で連載された「叩建異譚」のみ、中国・山東省沂水が舞台となっており、作中で「清軍との戦」が登場する清朝成立前後をほうふつとさせる時代設定になっています。
収録作品
