1955/06 『少女の友』(実業之日本社) 掲載
嵐の夜に、ニューヨークのとある美術館にすばらしい乙女の石像が届けられました。石像はスコットランドの森にある古い池から引き揚げられたものです。石像はその夜、生きかえって美少女・パパイヤとなり、ブルックリンに住むトリス・エスミランを訪ねて行ってしまいます。
いっぽうパパイヤを探しているという謎の老婆が美術館に訪ねてきます。老婆はパパイヤを捕まえて、再び石にしてやる、と言い残し、嵐の中に出て行きました。
第1回のみ描かれたまま、掲載誌『少女の友』が休刊となったため、未完となってしまった作品です。