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ストーリー・解説

『漫画読売』(読売新聞社)1956年3月5日 掲載

「ある人口が多すぎる国があった。人間がガムシャラに勇ましいほか何一つ取柄のないこの国の政府は、海外派兵を商売することを計画した」という書き出しで始まる風刺漫画。この国の男性はみな徴兵制のもと兵隊にとられ、「1級品」から「級外品」までに分けられて諸外国に貸し出されるという悪夢のようなことになってしまいます。
 まさにディストピア、という世界観ですが、この国がそんな非人道的な国策を始めた「原因」を知ると、ちょっとぞっとしてしまいます。


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