事故死した天馬飛雄少年の父。つまりロボット少年アトムの創造者。天才科学者といえばエクセントリックな人物と相場は決まっていますが、彼ほど「狂気」に近い天才ぶりを発揮する科学者も手塚ワールドには他にいません。アトムを創造する天才ぶりを示しながら、しかしそのアトムがロボットゆえに成長しないことにハタと気づき、アトムを見世物に売り飛ばしたりしてしまうのだから驚きです。そんな「父なるものの狂気」を当たり役として、以降も「恐ろしいお父さん」を演じ続けました。
1951年アトム大使
1956年鉄腕アトム /ロボット爆弾
1959年鉄腕アトム /エジプト陰謀団の秘密
1964年鉄腕アトム /地上最大のロボット
1964年鉄腕アトム /タイムマシン
1966年鉄腕アトム /アトム復活
1966年鉄腕アトム /メラニン一族
1966年鉄腕アトム /ミーバ
1967年アトム今昔物語
1973年ブラック・ジャック /ミユキとベン (医者)
1973年ミクロイドS(ミクロイドZ) (閣僚)
1974年ブラック・ジャック /目撃者 (医者)
1975年鉄腕アトム /アトム誕生
1975年ブラック・ジャック /針 (医師)
1975年ブラック・ジャック /報復 (神父)
1976年ブラック・ジャック /きみのミスだ! (医師)
1976年ブラック・ジャック /金!金!金! (医師)
1977年ブラック・ジャック /おとうと (英一)
1979年ブラック・ジャック /身代わり (副院長)
1981年七色いんこ /電話 (淑子の父)
1986年アトムキャット