安楽死の必要性と正しさを信念とする医師。呼吸中枢をマヒさせる超音波の装置や、薬物を使用する。その信念は、軍医時代「戦場で手足をもがれ胸や腹をつぶされてそれでもまだ死ねないでいる悲惨なけが人をゴマンと見たんだ」と語る凄惨な体験から来ている。ブラック・ジャックと相反するキャラクターでありながら、医学の限界、医師が果たすべき役割といった、手塚治虫が伝えたかった永遠の命題を際立たせる最も重要なキャラクターの一人。
1974年ブラック・ジャック /恐怖菌(原題:死に神の化身)
1975年ブラック・ジャック /ふたりの黒い医者
1975年ブラック・ジャック /弁があった!
1976年ブラック・ジャック /浦島太郎
1976年ブラック・ジャック /最後に残る者
1976年ブラック・ジャック /99.9パーセントの水(原題:限りなく透明に近い水)
1977年ブラック・ジャック /死への一時間
1977年ブラック・ジャック /小うるさい自殺者
1978年ブラック・ジャック /人生という名のSL