今月号のテーマは、
「手塚治虫の作品で一番最初に感銘を受けた作品」
11月3日といえば、手塚先生の誕生日!今年もお祝いのお便りが届いたので、合わせてご紹介します!
3日からはじまる手塚治虫文化祭〜キチムシ’16〜も2回目の開催ということで、さらなる盛り上がりが期待できそうです。楽しみですね〜!
今月号から、コメンテーターに虫ん坊編集者・カニミソが登場。3人体制でコメントしていきます!
皆さんの投稿からインスピレーションを受けて、コメンテーター・西田もイラストを描きますよ!
西田正義
手塚プロダクション アニメーター
『ブラック・ジャックFINAL』(2011/OVA)で総監督、脚本、絵コンテを担当。
過去の虫ん坊インタビュー記事はコチラ↓
★2011年6月号 特集1:出崎統さん追悼 『ブラック・ジャック』カルテ11・12スタッフが出崎統を語る
★虫ん坊 2011年11月号 特集1:「ブラック・ジャック FINAL」、12月16日発売!!
前回の投稿コメントはこちら!
★虫ん坊 2016年8月号 投稿コーナー
●手掛けた主な作品
『青いブリンク』(1989)/動画
『マグマ大使』(1993)/原画
『火の鳥』(2004)/キャラクターデザイン・絵コンテ・演出・作画監督
『ブラック・ジャック FINAL (OVA)』(2011)/総監督 脚本
テレビシリーズ『ブラック・ジャック』(2004-2006/)脚本・演出・作画監督
先生は、漫画家なので、漫画限定で言うと、チャンピオン連載のブラック・ジャックの『木の芽』です。これはかなりショッキングでした。が、今は台詞の書き換え云々の少々な問題作なので、今回はそれではなく、次にショックを受けたマガジンの
三つ目がとおる、琵琶湖編です。この琵琶湖編も写楽君が血だらけだったり、子どもが人形に変わったり、とホラー感満載でしたが(わたしは最初、手塚先生をホラー漫画家だと思っていた)、この天人鳥の場面が怖すぎて、和登さんよりも絶叫でした。という、なつかしの衝撃場面を思い出したので、描いてみました。
先月号でルーズソックスという語を、かなり久々に聞いたので(今年の秋冬は、またひそかにブームになるとかならないとか…。)、和登さんに履いてもらいました。
このシーンの緊迫感も出てますし、何より和登さんがかわいく描けていますね。これは人面鳥だっけ?あ、天人鳥ですね。これも非常に威圧的に描かれています。久々に読み返したくなりました。
連載当時、まだ海外旅行もそんなにメジャーなものではなかったから、この『三つ目がとおる』を通して旅行気分に浸っていた読者も少なくないと思いますけど、どうでしょうか。
手塚治虫先生は、自分の得た知識を娯楽として漫画で発信できる人ですから、難しいことでも映画のような描写とストーリー展開で伝えてくれる。そういう面白さが読者に愛されるのだろうなと思います。
ところでルーズソックスは今の時代もメジャーなの?
調べたところ、20年ぶりに北国で再びルーズソックスブームがきているらしいですよ!
和登さんは、よくお似合いです!
手塚治虫生誕88周年おめでとうございます。
今まで私が何度も描いたイラストをいつも掲載いただき、ありがとうございます。
これからも、『火の鳥』太陽編の21世紀の物語をアニメで見たいという祈りを込めて、イラストを描こうと思っています。天国にいる手塚治虫先生もきっとそれを願っています。『火の鳥』太陽編21世紀の話のアニメ化を企画してください!お願いします!
この犬上とマリモはお互い別々の方向を向いていますが、全体を見ると木が相合傘のようになっていて、ベストレイアウトですね!
社内で『火の鳥』の映像化を企画しているという話はあがっていますよ。我々も『火の鳥』の映像化を願っておりますということで僕も描いてみました!
いやぁしかし、毎回切手を貼って送ってくれているなんて、本当にありがたいですね。
『太陽編』再び映像化ですか!?
続報を待ちましょう〜!
この「白い彗星」ってなんなの??
シャ●の「赤い彗星」的な……?
画面いっぱいのドアップで、ボッコの可愛さが存分に出ていますね!耳や尻尾を大きく描くのもキャラクターを可愛くみせる要素のひとつですから、僕はフルポーズで描いてみました。
ポージングが可愛らしいボッコ隊長です。コレは松谷中学さんも喜んでいただけるのでは!!
白い惑星号の話は、『鉄腕アトム』アニメ第一作、第二作の両方で放送されており、人気の高いエピソードですね。
光子ちゃんの表情やポーズが溌剌としていて、とっても可愛らしいです!僕も手塚先生の丸みを帯びたタッチを真似て、描いてみましたよ〜!
白い惑星号のメカ部分が見えるデザイン、かっこいいですよね!
プ〇モ魔神フォーム、強そう!
よく見ると、この大きな手塚先生は、先生型のマークが集まってできているんですね!細かい!ピクトグラムを用いた表現、とても面白いと思います。
僕なりの先生愛をこんな感じで表現してみました。我々も、盛大に祝いたいと思います!
この先生、フィギュアにしたら可愛いと思います!
生誕88周年限定ペン置きフィギュアで出したら売れるかも!?
Dear Osamu Tezuka-sensei,
We are so excited, because we will celebrate the your birthday on 3rd November. Now we are preparing for this special day.
We love you so much, because you taught us the endless love, beauty and a joy of life. Your valuable works like Astro Boy and Black Jack are make us happy.
We wanted to be your "students", but we can't. Because a bad event happened in 9th February 1989. But we understood that: if we can learn your love and peaceful style, we became your students. So you are like our teacher.
I drew a picture for your birthday. Finally, I shared it with you and my Tezuka fan friends. I'm in the picture too. Because I wanted to join your birthday party. I hope you love this drawing. Happy birthday to you! (^o^)
With all my love,
A your fan and "student" from Turkey
訳:
親愛なる手塚治虫先生
私たちは、とてもエキサイトしています。なぜなら、私たちは11月3日生まれのあなたを祝うからです。今、私たちは、この特別な日のために準備をしています。
私たちは、あなたをとても愛しています。あなたは永遠の愛と生きることの素晴らしさを教えてくれたからです。
『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック』のような貴重な作品は、私たちを幸せにしてくれます。
私たちは、あなたの "生徒"になりたかったのですが、なることができません。ショックな出来事が1989年2月9日に起こってしまったせいです。
しかし、あなたが漫画に描いた愛と平和を学ぶことができたら、私たちはあなたの生徒になれるということがわかっています。だから、あなたは私たちの先生のようなものです。
私はあなたの誕生日のために絵を描きました。
最後に、私はあなたと手塚ファンの友人にそれを共有しました。私はあなたの誕生日パーティーに参加したかったので、自分もこの絵に描きました。
このイラストを気に入ってくれることを願います。 お誕生日おめでとう!(^ O^)
すべての私の愛と、
トルコのファンそして"生徒"より
海を渡って手塚作品が愛されているなんて、素晴らしいことではないですか!手塚愛が溢れていて、みんなで楽しくお祝いしている雰囲気がこちらにまで伝わってきます。
この絵をまんま描くととんでもなく時間がかかるので、この前の段階はこんな感じかな、と想像して描いてみました。仕事中の先生のところにまずアトムがやってきて、そしてみんなが一斉に登場してサプライズパーティーをしたのではないでしょうか!
写楽、メルモ、ピノコのパリピ感がいいですね!
一緒に混ざってお祝いしたいです!
先生が持っている熱い血潮みたいなものがこの絵の中に表現されていますよね。ちょっとアメコミな雰囲気も出しつつ、キャラの衣装もそれぞれ凝ったデザインで、見ごたえもあります。最強の布陣で突撃、そんな勢いがある作品です! 集合絵は難しいのに、レイアウトもバッチリです。
アメコミ風ということで、こんな感じに仕上げてみましたよ。
ちゃんとこの衣装を着ていますね!
もちろんですよ!きっとこういうポーズで向かっていくんでしょうねということで描いてみました。
音速天使ミッコたんもでしたが、タイトルロゴも凝っていますよね〜!
happy birthday, 手塚先生! )- (´・ω・)っ由
ハロウィンのテイストを取り入れ、それぞれの悪役を登場させているところがまた素敵ですよね。自分の中で世界観がしっかりと確立されていて、表現も制限せず、伸び伸びと描かれている印象です。お若いのに、センスが光っています!
ホープさんの作品から、想像を膨らませて描いてみましたよ!
こういう祝い方もアリ!?ロックと手塚先生が並ぶと、『バンパイヤ』を思い出しますね。
みんな凶器を持っていて、一体どんな祝い方をするのでしょうか…!
こんにちは。いつも有難うございます!
また大変嬉しいコメントに感謝感激でございます(^^)!
今回は、もしマリアちゃんと和登さんが制服を交換して着てみたら…という絵を以前から描いてみたかったので、やっと描いた次第です♪
色塗りに失敗してスカートのプリーツの線が潰れてしまったり、新しくしたばかりのスマホに使い慣れず、うまく写真が撮れなかったりと多々見苦しい点がございますが、ご了承下さいませ(^_^;)。
手塚先生の描かれる短髪美少女は特に良いですね(*^^*)〜!
絵柄が『うる星やつら』の世代の感じがしますね。色の塗り方や輪郭の描き方など…。
『やけっぱちのマリア』の設定ってダッチワイフに乗り移るんでしたよね。いや〜なまなましい設定だね…。
小学生の読者がよんだら、まず、ダッチワイフって何?ってとこからはじまりそう。
当時はそのあまりにカゲキな内容に、“悪書”としてPTAの親御さんたちから非難轟々だったみたいね。
それはそうと、マリアと和登さんのそれぞれの特徴を捉えられています。ピンクの色遣いも鮮やかでムラなく塗れているところに未来さんの技量を感じますね! というわけで僕が描いた2人はこんな感じです!
西田さんが描いた和登さん、OLみたいですね。
色気が出てていいでしょ!
日本発狂の、松本くるみを書きました。
日本発狂は世界が三種類ある、という設定が斬新で面白かったです。終わり方もとても綺麗で読みやすかったです。
幽霊のくるみに一目ぼれしたイッチは、その後幽霊たちの三つ巴戦争にまきこまれてしまうんですよね。
ブルー系を基調とした色彩でまとめてあり、くるみの儚げで美しい幽霊少女の姿が描けています。 ところで、僕が描いたやつを「新座の西田さん」名義でまとめてひろばに投稿してよ!
それは考えておきます!!
12月号のコメンテーターはアニメーター・小林準治です!
「手塚キャラと過ごすクリスマスや年末」
小林「2016年も残すところ1ヶ月になりましたね。手塚キャラ達は、クリスマスと年末をどう過ごすのでしょうか。想像して描いてみてください。」
★「コメンテーターに質問」へのお便りもお待ちしています!★
ヒーロー・ヒロインに限らず、大好きなロボット、動物、宇宙人、不思議生物、むしろ無機物…何でもかんでも、あなたの大好きなキャラクター、作品などなどの絵や評論、ナゾトキ、アツイ語りなどなんでも大募集です。
イラストじゃなくてももちろんOK!!
メールや投稿ページからの投稿の場合、虫ん坊コーナーへの投稿だということが分かるように、「【虫ん坊投稿】」などの文字を件名に入れてね!
また、投稿していただいた方には、編集部からプレゼント送付のご案内などをメールでお送りします。迷惑メール対策などで、ドメイン指定受信をされているかたは、@tezuka.co.jp からのメールを受け取れるように、お使いのメールツールを設定しておいてくださいね。
メールはこちらから、
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郵送で、
〒169-8575
東京都新宿区高田馬場4-32-11
株式会社手塚プロダクション TezukaOsamu.net 投稿係
※作品の裏側などに、ご連絡先メールアドレス・お電話番号を書いてください
12月号掲載は、2016年11月15日(火)までにいただいたものとさせていただきます。12月号以降にも、いただいた投稿を掲載していきます。