2026/07/17

8月12日 NHK総合で放送予定の特集ドラマ『手塚治虫の戦争』のメインビジュアルが発表されました。
メインビジュアルは、手塚治虫の元アシスタントでマンガ家の三浦みつるさんがネームを作成、作画をつのがいさんが担当し、ドラマ本編のシーンをもとに構想されました。
三浦みつるさんはドラマ本編の漫画考証、つのがいさんは漫画指導も担当します。
原作マンガはこちら!
『紙の砦』
『ゴッドファーザーの息子』
三浦みつるさん
メインビジュアル・漫画考証
プロフィール
1954年 横浜市生まれ。1972年 週刊少年ジャンプにてデビュー。手塚治虫のアシスタントを経て、少年マガジン等にて連載開始。代表作「The♡かぼちゃワイン」が1982年TVアニメ化。本作品で第7回講談社漫画賞 少年部門受賞。他に「コンビにまりあ」(2001年TVドラマ化)「ココナッツAVE.」「レンズマン」他多数。現在は絵本・イラスト等を創作中。
(公社)日本漫画家協会 常務理事 (一社)マンガジャパン 監事
コメント
「手塚先生の原稿が燃えている......!!」
今回このキービジュアルのために、台本から1シーンを抜粋して新たに3ページのラフネーム(鉛筆書きの下絵)を作り、つのがい先生にペン入れをしていただいたドラマオリジナルの原稿です。魂を込めて命懸けで描いた漫画が、夢や希望とともに戦禍によって踏みにじられ打ち砕かれる悲惨な戦争。それでも描き続ける鉄郎少年の漫画は、自分自身や周囲の人たちの生きる支えとなります。このドラマから手塚先生の平和を願うメッセージをぜひ受け取ってほしいと思います。

つのがいさん
メインビジュアル・漫画指導
プロフィール
漫画家・イラストレーター。
静岡県浜松市出身、東京都在住。現地を行き来しながらグアムをテーマに南国や夏に関する作品を描く。CDジャケットやアーティストのグッズ、イベントアートなどさまざまな場面で活躍。フリーの作家活動と並行して、手塚プロダクション公式イラストレーターの一人としても活動している。2023年には約2か月におよぶグアムでの単独ロングラン個展ツアーを開催した。
コメント
このたびメインビジュアルの制作に携わらせていただくにあたり、手塚治虫先生の原作を読み返しました。何度も読んできた作品でしたが、戦争という時代の無慈悲さや、それでも命を見つめ続けるまなざしが改めて胸に迫り、手塚先生の作品の奥深さをあらためて実感しました。
また撮影現場を見学させていただいた際には、スタッフ・キャストの皆さんが細部までこだわり、一つひとつのシーンを丁寧につくり上げていく姿がとても印象的でした。作品への真摯な思いが詰まったこのドラマが、多くの方に手塚先生の平和への願いや、戦争を生きた人々の思いを届けてくれることを願っています。

そして、ドラマ本編を彩る音楽は、原 摩利彦さんがてがけます。
原 摩利彦さん
音楽
プロフィール
京都大学教育学部卒業。静けさの中の強さを軸に、ピアノを中心とした室内楽やフィールドレコーディング、電子音を用いた音響作品を制作。アーティストグループ「ダムタイプ」への参加をはじめ、野田秀樹、名和晃平、森山未來らの舞台作品、映画『国宝』『流浪の月』、羽生結弦『Prequel : Before the WHITE』など多岐にわたり音楽を手がける。NHKではドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』、『日曜美術館』テーマ曲(坂本美雨と共作)を担当。第49回日本アカデミー賞最優秀音楽賞・主題歌賞W受賞、日本レコード大賞特別賞など受賞歴多数。
コメント
あのような巨匠でもスランプがあったことが驚きました。本当に自分が描きたいものとは何かを考え、心の奥の方にしまっておいた思い出に目を向け直すことで不調の時期を乗り越えられたことに心を動かされます。 殴られたり、自由を奪われたりした戦時中の不条理を、ペンで漫画を描くことで作品へと昇華した手塚治虫。その姿を想像しながら、尊敬の気持ちを込め、そして手塚作品に見られる遊び心も忘れないように音楽を書きました。
あらすじ(場面写真初公開)
1973年、東京。漫画の神様・手塚治虫(高良健吾)は、会社の倒産と少年誌の連載打ち切りによって一転、どん底へと転落する。多額の借金と世間の「終わった」という評価に追い詰められ、創作への自信すら失いかけていた。そんな手塚の脳裏によみがえるのは、戦時中――漫画を描くことすら許されなかった少年時代の姿だった。


1945年、大阪。中学生の大寒おおさむ鉄郎てつろう(原田琥之佑)は、軍事訓練と統制に縛られた日常の中で、ただ一人、漫画を描くことに心を燃やしていた。教師や同級生から「非国民」と蔑まれ、原稿を奪われてもなお、鉄郎の手が止まることはない。"漫画家になる"という夢に向かってまっすぐに生きる鉄郎。ふとしたきっかけで彼の漫画に触れた同級生・明石健司(久野渚夏)や女学生・岡本京子(野内まる)との出会いは、鉄郎の日常に小さな変化をもたらしていく。仲間との青春の日々の中、近づく戦火の足音は、かけがえのない日常をゆっくりと浸食していく――。


過去の記憶に触れながらも、それを描くべきか迷い続ける、手塚。戦争を描くことの意味、そして今の自分に何が描けるのか。交錯する二つの時代の中で、手塚の本能が目を覚ます。


放送予定
NHK総合 2026/08/12 22:00-11:13
NHKEテレ 2026/08/30 15:30-16:43(再放送)
※NHK ONEでも同時・見逃し配信あり


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