手塚治虫が生み出した「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」をはじめとする数々の名作は、今もなお多くの人々に愛され、日本のアニメーション文化を世界へと広げてきました。
それら作品のアニメ制作の過程において発生した制作資料(中間生成物)である絵コンテ、キャラクター設定、美術設定などは、単なる制作記録ではなく、日本のアニメーション文化の歩みや創作の精神を今に伝える大切な文化遺産です。しかしながら紙に鉛筆で描かれているものも多いため、劣化・酸化は年々進行していきます。

『ジャングル大帝』(1965) #2「砂漠の嵐」

『鉄腕アトム』(1980)#20「十字架島のプーク」
そこで手塚プロダクションでは、作品とともに創作の想いや歴史も守り続けることを使命とし、令和4年度より文化庁文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業の補助金を得て、資料のデジタルアーカイブ化を進めています。
その結果、令和8年3月現在13万枚を超える資料のデジタル化が完了しています。

『ブラック・ジャック』(2004)#43「ちぢむ!」

『鉄腕アトム』(1963) キャラクター設定
この取り組みは、過去の名作を守るだけでなく、未来のクリエイターや子どもたちが日本のアニメーションの歴史に触れ、新たな創作へとつなげていくための架け橋となるものと考えます。
手塚プロダクションは、作品を生み出す企業であると同時に、日本のメディア芸術文化を未来へとつなぐ「文化の担い手」として、これからも創作と保存の両面から社会に貢献してまいります。
デジタル化リストは下記からご覧いただけます↓
文化庁メディア芸術アーカイブ 虫プロ作品デジタル化リスト.pdf
文化庁メディア芸術アーカイブ 手塚プロ作品デジタル化リスト.pdf
なお、学術研究や教育目的などで、実物資料及びデジタル化リスト(Excel、CSVデータ)の閲覧をご希望の方は、手塚プロダクションHPお問合せフォームより「アニメアーカイブ宛」と明記の上ご連絡ください。
お問い合わせ後、閲覧の目的や内容について確認させていただいた上で、資料の閲覧についてご案内いたします。
―お問い合わせ先―
文化芸術振興費補助金 メディア芸術アーカイブ推進支援事業
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