【展示概要】
本展では台湾と日本が辿ってきた近現代史を紐解きながら、時代的、政治的な要因がマンガ文化に与えた影響と、それに抗い表現を切り開いてきたマンガ家・編集者たちを紹介します。
台湾のマンガ史に大きな足跡を残した編集者蔡焜霖(サイ・コンリン)の生涯を描いた「來自清水的孩子(日本語版:台湾の少年(岩波書店))」(游珮芸(ユウ・ハイウン)、周見信(シュウ・ケンシン)、慢工文化刊)と、日本のマンガ家である手塚治虫の生涯を描いた「手塚治虫物語」(伴俊男+手塚プロダクション)の二つのマンガ作品を主軸に、雑誌や単行本など時代を映す多様な資料を組み合わせることで、それぞれのマンガ文化の歴史的な歩みを展覧いたします。
そして、違う道を辿りながらも、何度となく思いがけない巡り合わせをしてきた、台湾と日本の知られざる文化交流の歴史を再発見します。
♦会期
2025年5月24日(土)~6月24日(火)
♦会場
京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー1・2・3・4
♦開館時間
午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
♦京都国際マンガミュージアム公式サイト